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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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 弟子を集めて緊急会議を開き、皆で断虎会を結成した。かと言って、今さら別の球団を応援できるわけもなし、結論として、来年は野球を一切見ないことにしたのだ。

 大昔、野球を知らない母が、幼いボクにYGマ―ク入りの野球帽を買ってくれた時、今は亡き父はそれを破り捨て、母を激しく叱責。以来、父に虎党養成ギプスを装着されたボクは、人生の大半を虎に燃焼させてきたわけである。思えば、気が遠くなるほどの時間だ。

 YTVの「週刊トラトラタイガース」や、MBS優勝特番の構成担当に任命してもらったりと、いい思いをしたこともあるにはある。だからこそ歯を食いしばり、ここまできたわけだ。  それが、何であそこでボイヤーやねんっ。能見やろっ。第3戦のチケットを手にワクワクしていた子供たちを裏切る采配と勝負弱さに、さすがに愛想が尽きたのである。

 今、心地よい解放感に浸るボク。空いた時間を来年は有効に使うぞと嫁ハンに宣言したら、「はいはい、一応、聞いておきます」だって。

 憎い、恋しい。憎い、恋しい…巡り巡って虎と馬。略して、ボクのトラウマである。
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 プロ野球はクライマックスシリーズに突入。執筆中の今は結果が分からないが、我がタイガースが日本一にならないと、彼が悲しむ。

 彼とは、桧山進次郎。本当にお疲れさま、そして、ありがとうと言いたい。引退試合では巨人相手に勝てて最高だった。矢野の時なんて、藤川がKY村田(当時、横浜)にホームランを浴びて逆転負け。そして敵陣を代表して矢野に花束を渡したのが当の村田という、コントみたいなセレモニーをやって失笑させてくれたが、今回は引き締まってよかった。

 ともかく桧山のどこに惚れるって、22年間も虎一筋で来たことである。入団後はチームがずっと低迷。ボクが構成していた「週刊トラトラタイガース」に出てくれた時、ゲストが届ける今週のキーワードとして、ボク発案の「三十路」を採用してくれたのでよく覚えているが、彼が選手として脂が乗り切る30歳を迎えた頃は、まさに暗黒時代であった。それをまあ、よく耐えてくれて…。意味を考えると、国民栄誉賞に該当する。

 「一筋」って、ほんと格好いいのだ。ボクもWIN5一筋。破産するまで頑張るのである。
 家に帰ると恐ろしいハガキが届いていて、永年の馬友で、ボクと一緒に競馬番組に出ていた内藤裕敬から、「嫁をもらいました」という仰天報告である。54歳。何だかんだと屁理屈をこねて独身を貫いていた男が、ついに屈服しよったわけだ。

 彼は演出家で、南河内万歳一座の座長だが、新婦は一座の看板女優だ。美人で、彼よりはるかに年下。どう考えても犯罪である。「俺は劇団員に絶対に手を出さない主義だ」という宣言を何度も聞かされたが、やはりウソであった。もう自宅で同棲を始めたというが、あんな保育園の園舎みたいなチープなマンションに女優を連れ込んで、大丈夫なのか。

 というわけで、これを読んだ彼から抗議が来るとは思うが、これはハガキが届かなかったファンや業界諸氏への暗号文でもある。30日から大阪で始まる内藤演出の「満月」に足を運び、ぜひ、冷やかしてやってほしい。本当におめでとう。

 ちなみに、彼の予想は年に1~2度炸裂する。先週、ヒットザターゲットを当てよったので当分無理だとは思うが、WIN5で先に億をゲットされぬよう、ボクも気合いを入れ直すのだ。
 体操界に新星が飛び出した。17歳で「後方伸身宙返り4回ひねり」という床の大技を決め、史上最年少で代表に選ばれた白井健三選手である。

 テレビで見たが、その華麗さに魅せられる。試しに布団の上でやってみたが、1回転が精一杯であった。しかも、手を着かずに着地することはほぼ不可能である。

 それにしても、その新技の命名が「シライ」てどうなの、それ? シライ・スクリューとかシライ・レボリューションとか、一工夫あってもよかろうに。こういった歴史に刻まれるものはプロのプランナーなどを集めてじっくり決めるべきで、ボクらだって番組タイトルを決める際は、白髪が増えたりするものだ。

 というわけで競馬界も「兵庫特別」みたいな何の魅力も工夫もない命名が残っているものの、最近は「アイビス・サマ―ダッシュ」的なシュッとしたものが増えたのも事実で、いいことだ。

 馬名もしかり。ネーミングは世間の注目、ひいては購買意欲面でまさに命であり、関わる人たちは頭の中が真っ白になるまで悩むべきである。それと的中率に何の関係もないことがツラいと言えばツラいんだけど。
 楽天がリーグ制覇。素直に喜びたい。10年前、我が阪神に火をつけた星野さんはやはり名将であり、間違いなく「持っている」と思う。しかし、一番感心するのは、彼が「粋である」ことだ。殊勲のマー君を胴上げ投手にすべく、わざわざ抑えに持ってくる粋な計らいには、感動すら覚える。

 同様に、巨人の原監督も、齢を重ねて粋になった。胴上げ前の最終回、優勝に貢献した山口、マシソン、西村の豪華リレ―で1人1殺。ファンの心を掌握しており、敵ながらアッパレである。

 粋は、意気、活きに通じる。わが国に今、一番足りないものがこれである。みのもんたが女子アナのお尻をちょいと叩いた程度でマスコミが騒ぎ立て、スケルトンの若手選手たちが宴席でお触りゲームしていたのを黙認したという理由で越選手(部長)が処分され…。若いもんが楽しんでるなあと、ニコニコ笑って見てたら処分かよ?

 シャレのわからん堅物が増え、聖人君子養成所と化しつつある「無粋」な国、日本。そんな中で不良中年・北野義則、ムチャクチャな馬券をゆわして暴れまくり、この国を立て直す所存である。空振り続きだけど。
 台風で中止になった月曜分の代替開催は23日になるものと勝手に決めていたら、翌火曜日にこっそり行われていて、気づいた時にはもう夜であった。何か得したような、妙な気分である。

 何らかの事情で、予想した馬券を買えなかったり、〆切に間に合わなかったレースが外れると、やったと思ったりする。「買えないツキ」を得たのだ。今週はこれを活かすチャンスである。

 その火曜日も含め、ここんとこのWIN5、当欄で3日続けて4発当てているのだ。15戦、12勝3敗。相撲なら優勝争いである。しかし本当に不思議だが、5発連続では当たらんのだ。ひょっとしたら、初めから4発しか当たらん仕組みになっているイカサマ賭博なのかも知れんぞ。まあ、それでも続けるけど。

 というわけで、嵐山の渡月橋が波をかぶるなんて、誰が予測できよう。遊覧船で楽しもうと思っていた宿泊客も、まさか旅館の部屋に船が横付けされるとは思わなかっただろう。「人間の想定」なんて、たかが知れていると痛感させられる。

 気を引き締めて想定外の穴馬を当て、2億獲りたいと思う。この想定自体が甘いんだけど。
車の免許更新のため、講習に出さされた。更新期間内に2度以上違反したバカタレども(2度以上たまたま捕まった勝負弱い者ども)の集まりである。

 2時間もあり、地獄。休憩時間に講師と交通事故の判決について世間話して気安くなり、退場防止の守備固めをしておいて、後半はうたた寝。

 経験ある方も多いと思うが、最後に安全性テストの自己診断をやらされる。○が多いほど、ドライバーとしての適性を欠くというわけだ。

 「ちょっとしたことでイライラする」「カッとなると自分を見失いやすい」「他人の話を聞かない」「人前ではつい見栄を張ってしまう」…。並ぶ項目は、そっくり馬券師診断に使えたりする。

 「おもしろ半分で、つい無茶なことをしてしまう」。これ、何でアカンの? たとえばうちの会社の場合、ボクが馬券の的中自慢をすると、弟子が勝手に高級料理店を予約していたりする。「何すんねん」とは言うが、内心は「おもろっ」とほくそ笑んでいるのだ。

 無茶なことをするからこそ、人生は楽しいのである。でないとWIN5なんてアホなこと、2日も続けてやってられん。
 いつもWIN5戦線をともに戦ってきたK氏が急病で入院。本人から電話があり、退屈でしゃあないし、手術で死んだら永久に会えないので、すぐに来てくれと言う。見舞の催促である。

 早速、不良中年をかき集め、ボク自慢のカジノ道具一式と本物のチップをジュラルミンケースに詰め込んで出動。談話室にマットを広げて開帳しようとしたら本人がビビり出し、ナースステーションが横にあるので無茶だと言う。そんなん知りまへんがな。後で怒られるの、アンタだけや。

 仕方ないので病気の経緯を聞いてあげると、発症から救急車に乗り、検査して転院するまで、立て板に水で話し出す。元気、元気。途中で質問すると、その話は後やがなと怒られる始末だ。話は完全にパッケージされており、どうやら見舞客全員に同じ話をくり返しているようである。

 おもしろくも何ともないのでサンスポを渡し、今週のWIN5で、予想した馬を買い目に加えてあげます。真剣に予想しときなはれと言い残し、さっさと帰ってやった。

 ドカンと当たれば病気も吹っ飛ぶだろうし、彼のためにも頑張りたい。まあ、ダメだろうけど。
 今週はテレビで竜巻や洪水の恐怖映像ばっかり見せられて、そもそも日本列島なんて、人間が住むこと自体、無理なのかも知れんな…などと考えた(手遅れだけど)。

 そんななか、自分はよく無事にここまで生きてきたなあと、妙に感心する。奇跡かもしれんと。皆さんも今生かされていることに感謝し、みみっちい争いごとから手を引くべきであろう。お釈迦さんか、わしは。

 というわけで、大整理ノートを作成した。タイトルは「死ぬまでにしたい10のこと」(同名スペイン映画のパクリ)。今後の目標整理にもなるので、ボク同様、人生の後半に差しかかった方には超オススメである。

 まずは趣味の外国映画鑑賞だが、現時点で8600本制覇。目標の1万本達成まで死ねない。

 本誌の釣り欄でたまに見出しになる50センチ超えのチヌだが、ボクは8匹釣っている。60センチを釣るまで死ねない。

 あとは、娘の結婚相手を拝むまで死ねないとかいろいろあるが、やっぱり一番は、WIN5で最低でも1億ゲットしないと、絶対に死ねない。恥ずかしくて棺桶に入れないのだ。となると、永遠に死ねないのかも。
 勝負弱い人間って、勝負弱いモノに自然と惹かれてしまうものなんだろう。絶対に。でなきゃ、阪神ファンなんてとっくにやめているのだ。

 巨人に3タテ食らわすどころか、逆に食ろてどないすんねんな。麻雀の誘いも断って走って帰宅し、3試合とも6時前からテレビの前にスタンバイして最後の最後まで声張り上げたボクの身にもなれ。ボクの10時間を返せ。青春返せっ。

 というわけで、風呂場で当たり散らして洗面器にヒビ入れて嫁ハンに怒られながら、ああ、巨人ファンなら人生楽しかろう…などと考える。「ここで打て」という時に打ちよるんだから。そらストレスも溜まらんわな。

 昨日もまだ怒りが収まらず、釣竿とリール一式4万円分買ってやったのだ。ザマミロ。買い物でうっぷん晴らす女性の気持ちがよく分かる。店も「ヤケ買いセール」なんてやったら案外、儲かるかもよ。特に競馬やる奴なんて皆、金銭感覚が狂ってるので、馬券で負けたと思えば何だって買いよる気がするけど。「馬券買うつもりでコレ買いましょう」なんてセールの文言、どーです?

 さあ、WIN5もヤケ買いするぜっ。
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