忍者ブログ
.
競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 今どきの若いモンの流行には嘆かわしいものが多々あって、そこがオッサンだと言われれば、その通りである。ただ、こちとら格好いいオッサンだと思っているので、自分の趣味や行動に何を言われようが、微動だにせん。だから、彼らの流行にも口は出さないのだ。

 しかし、これだけは言うぞ。バイト先の飲食店で冷蔵庫の中に入った写真をネットを通じて見てもらうのが流行とは、嘆かわしいにも程がある。非常識なわりに軟弱で、つまらん写真ばかり。つまり、見せ場ナシだ。どうせ入るんなら、アナコンダの檻にでも潜入して格闘してみろ。若いんなら、もっと決死の思いでやれと言いたい。

 堂々とUPしたいのなら、一番のオススメは、払い戻しの高額窓口で帯封を受け取っている瞬間をパチリと撮った写真である。格好いいじゃないか。ボクは必ずすいている平日に行き、秘書に撮ってもらっていて、結構笑える(警備員さんにも一緒に写ってもらいたいが、よく断られる)。

 2億円の札束でピラミッドを作り、その上でガッツポーズする写真をUPしてやるので、若者どもよ、待っとけ。いつになるか約束できんけど。
PR
 今年も高校野球で泣きっ放しだ。もらい泣きというのはどう考えても得であり、もらえる物はもらわな損である。

 もらい泣き希望者にコツを伝授だ。全試合録画し、早送りしてポイントを整理。どこがどうなればというドラマを手早く構築し、最終回だけ真剣に見る(同じ要領で競馬は全レース3~4角中間まで早送りし、前にいる3頭の馬番をメモ。直線だけ真剣に見る)。

 今大会では浦和学院の小島投手が9回2死で降板させられて泣き崩れる姿を見て、思い切りもらい泣き。8回に無死満塁のピンチから、3者連続三振。ここで精根尽き、9回に足がつったのだ。しかし彼は、降板を命じる監督に向けて首を横に振り、「絶対替わりません」とアピール。続投してヒットを打たれ再び命じられるが、口を真一文字に結び、またまた首を横に振ったのである。

 こんな格好いい若者を息子にほしいのだ。目上の指令に毅然と首を横に振れる若者が、今どき、どれだけいるだろう。

 乗り替りを命じられた若手騎手よ、一度、首を横に振ってみろ。そのぐらいの根性で、おっちゃんが買うたってる穴馬をちゃんと持ってきてみ。
 当欄に示した通りにWIN5を買っているのかという質問を受けるが、ほとんどの場合、買っているのである。そしたら相当負けてますやんという声が聞こえてきそうだが、ご心配なく。えげつないほど負けている。もう、イジメだ。

 これほどまでにイジメられたのは、中学時代に立入禁止の穴場で釣りをしていて、3人組のオッサンに「お前らここは立入禁止じゃ出ていけっ」と脅されて追い出され、3人だけで釣りを楽しまれて以来の経験である。

 先週の3発目(札幌日経オープン)は無茶苦茶になると確信して全馬買ったところ、首尾よく単52倍のセイカプレストが勝って、満貫のイシャテン。なのに4発目で3番人気のメイショウナルトを外して終了である。

 何がツラいって最初はこの馬に◎だったのだ。それが原稿を出す直前に魔が差し、何だかんだ言うても夏はエクスペディションだわな…と書き換えて地獄に滑落。ラスト5発目は当たったが人気馬だったので、クソ、100万ぐらいのを獲りそこねたと悔やんでたら、800万てっ。死にますわ、ほんま。

  もう、とことん行ったるわいっ。暑いし。
 今週、阿倍野の夏祭りで、当たりクジのないくじ引きで客から金をだまし取ったとして、夜店の露天商が逮捕された。

 クジは60番から100番までが当たりで、それ以下はハズレ。プレステなどの人気ゲーム機が当たるとうたっていたが、実際には59番までのクジしか入れていなかったのだ。1回300円のクジに1万円以上突っ込んでハズし続けたマジメな客がいて、不審に思って警察に駆け込んだらしい。

 しかしこれ、夜店の露店に限った話じゃないかも知れんぞ。WIN5だって、2億当てた人が実在するのか、その証拠がないのだ。当てた本人が名乗り出ないので、「何でこんな馬買えるねん」という問いにも、誰も答えてくれない。胴元が密室で「3人当てたことにして1億ほどキャリーオーバーさせとけば、来週は客が増えるやろ」などと仕込んでいないとも限らん。いや、仕込んでるに違いないのだ。そしてボクみたいな優柔不断でお人好しで、負けず嫌いのええ格好しいの、意志が弱くておだてにも弱い連中をダマくらかしているのだ…などと考える、こんなネガティヴ人間に成り下がってしまうほど当たらんぞ、WIN5!
 英王室の王子誕生、おめでとう。と、ひとまずお祝いを述べておき、とにかくこの国には驚く。王子の名前まで賭けの対象とは。ジョージに決まったが、それが1番人気だったのがまたすごい。

 しかしこれは、公正な賭けとは言えない。発表前に王室に近い者が友人に漏らし、友人がボロ儲けして漏洩者にキックバックすることも可能だからである。お国柄が大らかだからこその賭けであり、性別当ても同様だ。それなら、体重を賭けてほしかった。選択肢が多いし、結果3800グラムはかなり大きな子で、大穴馬券になったに違いないのだ。

 「まだマシ」がキーワードだった今回の参院選は、押し出された人気馬がそのまま勝って馬券にならなかったろうが、AKBの総選挙は8連単などで賭けても面白いだろう。賭けとなると目の色変わるオヤジたちも参加し、情報欲しさに若者との交流が増えるからである。逆に、週明けごとの株価当てなどもいい賭けだろう。若者が経済に興味を持つからだ。

 賭事をマイナスにばかり捉える発想は貧困である。国民が何にでも興味を持って考えるイギリスという国は偉いのだ。
 クソ暑いのにエアコンと、ついでにテレビまでぶっ壊れた。修理を依頼すると、部品がないので買い替えなはれと言う。いつもこれである。今は「部品は10年」と覚えてほしいだと。誰が覚えるかぃ。20万のエアコンが10年でぶっ壊れたら、電気代以外に年間2万も払う計算。家電各社の戦略には頭が下がるのだ。

 情けないが、言われるままに電機店へ。値引きしない代わりにポイントカードでサービスするという大型店が増えたが、これは論点のすり替えであり、体よく店に囲い込まれるだけだ。断然、値切れる店に直行である。

 会社の経費で購入するが、残高がこれだけで…と思い切りサバを読んだ予算書を提示すると、敵はひるみよった。何とか予算内に収め、うちでまとめて買ってもらおうと頑張りよるから面白い。4万近く値引きさせたら一緒にいた嫁ハンが感動し、これからは市場の買い物にも毎回ついてこいと言う。誰がやねん。

 「WIN5で2億当てたらお前もセレブ。値切りとおさらばや」とかましたら、「あなたが値切り症やから当たらへんのよ」とのご返答である。う~ん、いつもながら鋭い嫁ハンだ。
 テレビのニュースを見ると、どこもトップニュースが「猛暑」である。酷暑列島とか、連続猛暑日新記録とか、もう分かったと言いたい。暑い時に暑い暑いと言うなよ、暑いから。いっそ黙って滝や氷の映像だけ流しといてほしい気分だ。

 うちの事務所は「あ~暑いわぁ」と言った瞬間に罰金5千円である。クリエイターたる者、分かりきったこと、当たり前のことを言うべきではない。ボクは厳しいのだ。

 しかし、これだけ言っても熱中症で倒れる人が多いのには驚く。体育の授業中に生徒22人が倒れた中学校のニュースが報じられたが、指導教員は前に出ろ。体罰与えてやるから。他人様の子どもを預かる人間は、しっかりするべきである。

 うちの嫁ハンはヨガ教室の先生をしているが、昨日なんか途中で4回休み、生徒さんに強制的にお茶を飲ませたそうだ。4回目なんか「先生、もうお腹タプタプでヨガできません」という声も挙がったが、心を鬼にして飲ませたらしい(拷問に近いものがあるが…)。

 馬は走り続ける。暑い暑いと言うのは馬に申し訳ない。どうせ倒れるなら熱中症じゃなく、2億当てて倒れよう!
 今週、誕生日を迎え、また一つ齢を重ねてしまった。50を過ぎて決めたテーマは「退行」。もちろん、いい意味でのそれであり、精神的に、そして行動学的に、毎年1歳ずつ若返ることになっているのだ。敢えて若者文化に首を突っ込んだり、アホなことをしたり、体力勝負に出たり…。

 たとえば、服は若者に混じってわざと古着屋で買い、歌番組は全部チェック。ウォーキングの距離を延ばし、趣味の釣りでは、無理に遠い所まで出向いて車をブッ飛ばす(先月も串本に遠征して36時間一睡もせず)。月に2度は図書館にこもって勉強にも精を出し、ついでに、子どもみたいにトカゲを飼っている。

 信念は、くだらん文化には手を出さないこと、流行を避けること、つまり、媚びないことだ。さらに、節約とかケチケチせず豊かに暮らすこと、そして何より、年齢を隠れみのにして逃げないことである。

 一番の自慢は、一貫して「馬券が若い」ことだ。常に無茶苦茶である。よって、本命戦を当てにいくヤワな若者とは話をしない。でもWIN5だけは別。毎回当てにいき、そして外し続けているのだ。どもならん。
 梅田の地下にあるふるさと名産店街が、来春に消える見通しである。地下道を所有する大阪市が出て行かせる方針だそうで、とても残念だ。全国の名産が一ヵ所で買えるのは魅力で、「名物に旨い物なし」と言うが、そんなことはない。

 しかし、マズい物も各県に確実にあり、かつて自分が出ていたラジオ番組で、「名産店街で誰が一番マズい物を買うか」を競う企画を実現させたことがある。各自で持ち寄り、生本番中に食べ合ってどれだけ笑えたか。マズい物を見分ける眼を養うのも大事なことだ。

 ここの通称は「アリバイ横丁」。この響きにはそそられる。たとえば熊本名産店で熊本みやげを買えば、九州出張に行っていなくとも、行ったことになるわけである。

 かつて放送作家の大先輩から、「女と箱根に行くが、嫁ハンにはお前と函館競馬に行くと言うたから。ハコ違いやけどよろしく頼む」などという悪質なアリバイ工作を依頼されたことがある。腹立つので週刊Gallop誌の連載で、「北の燕」というタイトルで短編小説のネタにしてやった。

 さあいよいよ夏競馬、通称「アリバイ競馬」のスタートだ。
 ロト6の当選番号をあなただけに教えるという詐欺が横行していて、保証金とかいう名目で、総額2700万だまし取られた人もいるらしい。

 ロトの抽選はネットで生公開されており、かつては弟子と一喜一憂したが、あまりに当たらんのでやめた。ネットを知らなくて、うまい話に乗りやすい金持ちの高齢者という狭い条件でも、クリアする人はいるものだ。

 詐欺映画の名作「スティング」は、競馬実況の時差を利用してだます。大傑作なので、だまされやすい人は必見である。

 先日、ついにうちの母親にも「母さん助けて詐欺」が襲来。まず驚いたのは「義則やけど」と、ボクの名前を名乗りよったことだ。「オレオレ」の時代はとっくに幕を閉じていたのである。

 電話口でゴホゴホ咳き込み、声が違うという母親の指摘に、「喉を痛めてて…」とひるまない。手の込んだ戦略、入念なリサーチ力、演技力、根気…。怒りを通り越して感心したりする。そんな能力を仕事に活かせば普通に儲かるだろうに。

 惜しいのは「WIN5で死ぬほどやられて、ヤバい奴らに追われてる」と言わなかったことだ。一瞬でだませたのに。

<< Previous 1 2 3 4 5 6 Next >>
ベストオブ3連単本?!
2012年、北野義則最新本刊行!

「3連単馬券 買い方の流儀/北野義則」
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
競馬コラムニスト・北野義則
性別:
男性
ブログ内検索
P R
テストタグクラウド
フリーエリア
Copyright (C) 競馬コラムニスト・北野義則 All Rights Reserved.
Template design:Fomalhaut // Powered by NINJA TOOLS
[PR] 忍者ブログ // [PR]