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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2006/05/27

 「クラシックパーク」という番組で、オークス予想の際、ある1頭の馬の取り捨てについてパネリスト4人でかなりの論争になった。「他人の予想にケチをつけてよい」という珍しい番組で、この馬こそがキモになりそうだからと、真剣に討議したわけである。

 1着まであると言い切ったのは須田鷹雄と水上学の関東組、切り捨てたのは内藤裕敬とボクの関西組だ。

 その馬とは、アサヒライジング。これがまた中途半端に3着に来よった。まさにキモだったわけで、目線だけなら鋭い番組である。

 結局ボクは、本紙日曜版で1、2着馬を▲○と予想しておきながら、意地になってアサヒライジングを無印にし、3連単を外した。

 先週の当欄で書いたように、「当落線上」に位置する馬は、依然として軸馬である。ダービー予想の際は全馬に対し、絶対要る馬に○、要らない馬に×、迷った馬に△をつけてほしい。△から入れば馬券は獲れるのだ。○ばっかりで決まって外したりして。
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2006/05/20

 サッカーW杯の代表について、巻か久保かの23番目のイスに関してマスコミはごちゃごちゃ言い過ぎである。決めるのはマスコミでも評論家でもない。監督なのだ。

 それに、ジーコだって神である。どこかに自分の味を出したい。周囲の予想通りに選んでいては神の存在価値が下がるのだ。ヒネリを入れるのは当然である。サプライズとか書く前に、そこを読めなかったことを反省するべきだ。

 さて、この「当落線上」というコンセプトは、競馬で最も大事なアイテムである。思い返してほしい。例えば軸馬から5点張りし、最後に切った6番目の馬が来てしまって馬券が外れることが何べんあるか。この失敗は、5番目と6番目、つまり当落の判定を間違えたことが原因なのだ。

 そう。競馬とは「当落線上で切ったほうの馬が来てしまう」仕組みになっているのである。そういうゲームなんだから仕方ない。

 今日から、最後に切った馬を軸馬にスゲ替えよう! また裏目に出たりして。

2006/05/13

 内田裕也が銀座場外で54万スラれたらしい。6日の2Rで稼いだ金だそうだ。11月に空き巣にあったばかりなのに、何とも不運な裕也である。

 それにしてもガッツのあるスリなのだ。あの強面の内田裕也を標的にするとは。裕也本人が一番そう思っているだろう。こうなったらその見上げた根性に敬意を表し、犯人に銀座でおごってもらって手打ちにするしかなかろう。

 また裕也も、次の日のNHKマイルCでほとんど回収したというから凄いもんだ。アブク銭を狙って、働いて稼いだ全うな金まで奪われるのが普通なのに、奪われたアブク銭をまたアブク銭で取り返すという芸当など、並みの人間にはできない。幾つになってもやることが恰好よすぎるのだ。

 JRAも、もっと警備の強化を図ってほしい。配置もしっかりと考えてもらいたい。エスカレーターの下で「危険ですから手すりをお持ち下さい」などと言ってる警備員は要らん。ぶつかりそうで危険なのはお前なのだ。以上。よろしくっ。

2006/05/06

 下鴨神社の神事、流鏑馬(やぶさめ)を見に行った。えげつない人だったが、無理して馬群に。立ち見は無料だが、パイプ椅子をキープしないと前列で見られない。1脚2000円は暴利だが、馬券で負けたつもりで払う。

 この料金から分かるように極めて興行的で、パンフを大声で売る若者の声もうるさい。なのに段取りだけ古式ゆかしく、いにしえのテンポで行われる。どっちかにすべきである。

 2時間半待たされ、やっと馬たちが登場。見て分かるがサラブレッドだ。サンデーの子もいますと神社側が説明したのには笑った。

 射手は弓と矢で両手がふさがっており、アブミだけで走らせる。「インヨー」という掛け声(陰陽の意)とともに猛ダッシュをかけて見事に的を射る。この迫力だけは見応え十分だ。

 矢で割られた的は縁起物で、1枚3000円でおすそ分けしますと言う(ただのベニヤ板なんだけど)。どんな縁起物を買っても馬券が当たったためしがなく、それは買わなかった。

2006/04/29

 「夢駆ける馬ドリーマー」の試写を見た。翻訳に携わった平尾圭吾氏より、「北野さんは絶対来るように」との厳命を受け、怖いから東京まで行って見たのである。

 骨折し、競走馬としても繁殖馬としても使えなくなった牝馬ソーニャドールを、調教師父娘が再起させるという実話の映画化。

 単純に、感動した。全編競馬であり、競馬を知ってる人のほうが圧倒的に得である。「シービスケット」は編集が最悪で映画としては駄作だったが、こっちは問題なかった。フサイチペガサスやジャイアンツコーズウェイといった米国で繁養中の種牡馬も実名で登場する。レースのシーンも迫力満点で、あのカメラワークは本物の競馬中継も「頂く」べきだろう。

 収穫は、金を賭けない競馬ってこんなに感動できるものかという発見である。「金賭ける人」にとって「夢駆ける馬」はまぶしすぎるのだ。近日公開されるので、馬券依存症の方はぜひどうぞ。普通は治ります。ボクは無理だったけど。
2006/04/22

 ボク思うんだけど、何でプロ野球は土日ともデーゲームやるかね。阪神戦が見たいのに平日は夜に仕事があったりして無理な場合があるし、やっと土日に見ようと思えば競馬と重なるし。どっちを見るかといえば、金賭けてる競馬のほう見ますわな、普通(野球に賭けてる人は別として)。

 こう考えると、球場の空席を埋めるのは簡単だ。昼間に競馬場に行った人を、そのままナイターに誘導すればいいのである。移動時間を含めてちょうどいい。競馬と野球の豪華スポーツ観戦2本立てができるのにもったいないのだ。野球を見る人が競馬を見るとは限らんけど、競馬を見る人は野球も見るのである。

 サッカーや相撲だって同じだ。6時から始めてくれれば、馬ファンも行くのに。

 各スポーツ界は自分のことだけ考えず、こういった「横」の広がりを発想するべきだと思う。

 ただ、競馬で負けた人はどこも行きませんよ。やる気も金もないしね。永遠に行けなかったりして。
2006/04/15

 テレビで振り込め詐欺の録音テープが紹介されていて、その迫真の演技に驚いた。詐欺師は警官役、示談を勧める弁護士役、被害者の身内役、泣くだけの主人役と実に4人だ。ちょっとした劇団だ。そこまでパワーがあるんなら4人でちゃんと事業やったほうが儲かったと思うんだけど。

 ボクは事故っても痴漢で逮捕されても電話口で泣かないと宣言しているので、嫁サンがダマされることはないだろう。もしダマされるとしたら…。

 日曜の午後、刑事を名乗る男から電話があり「ご主人が、馬券が外れまくった腹いせに当たり馬券を偽造して逮捕されました。JRAは面倒なので告訴せず賠償で済ませたいと言っています。今からお宅にお伺いする弁護士に示談金200万渡してください。支払われない場合は刑務所行きです」と言ってきた場合だ。

 それでもわが家は安心である。嫁サンはたとえダマされたとしても、金を払わないと思われるからだ。それもちょっと寂しいけど。
2006/04/08

 先週の日曜は産経大阪杯の予想イベントに招かれたため、阪神競馬場へ。

 どしゃ降りだった。スーツを着て行ったのにべちょべちょ。センターステージに屋根がなく、職員に傘をさしてもらっての出演である。表彰式では美女たちが傘をさしてくる光景を目にするが、今回は普通の男性職員だ。この待遇の差は何よ。

 案の定、集まった客は数えるほど。と言うより、数えてやったら16人だった。大競馬場の、しかも日曜の昼休みにあの北野義則が出ているのに、まったくの人気薄である。

 ムカムカしたので5Rの穴馬を推奨し、「今すぐ買いに行かないと間に合いませんよ」と言ってやったら客がさらに減って面白かった。その馬が3着で、大阪杯で推奨したスズカマンボも3着。何もかも中途半端なイベントを終え、最終レースまで馬券買いまくってボウズ食らってオケラ。

 こんなことなら出演料を迂回させず、直接JRAに振り込んでもらったほうが早かったような気がする。

2006/04/02

 今週はロト6のキャリーオーバー額が膨らみ、当選金が4億円だったので仲間と共同買いした。200点張りしたが、カスリもせん。

 ムカッ腹が立つのは、先日、韓国で強盗が当選したことだ。カフェで従業員に暴行して2万4000円を奪ったチンケな野郎に、1億6800万円当たったのである。

 男はそのまま逃亡生活に入り、当選金で家や外車を買い、女を囲って店を経営し、最後に逮捕された。

 ここで考察すべき重大な問題がある。博打とは、悪人が儲けるということだ。

 考えてもみてほしい。悪人は桁違いに決断力に秀でているのだ。だから、迷わず悪事を働くことができるわけである。その点、善人は決断できずに思いとどまる。だから善人なのだ。

 つまり、「決断」が求められる博打とは、そもそも悪人のために設(しつら)えられた遊戯なのである。なのに善人は、決断力の乏しさから、そこから足を洗えない。

 中途半端な善人からさっさと脱却して、競馬で勝と。

2006/03/25

 今、「遺言」が熱い。

 遺言騒動は、言わば伝統である。中身はどうあれ、遺留分といって親族に最低限の取り分が法で保証されてはいるが、どっちゃにしろ人間のエゴが垣間見えるのでドラマのネタには欠かせないし、何と言ってもコントが書きやすい(ボクも遺言コントは山ほど書いた)。

 京都の老舗・一澤帆布店の遺言騒動は、申しわけないけど傍目には面白い。遺言によって不利を被った側が、それをバネにどう生きるべきかを問う人間ドラマが、古都を舞台に繰り広げられているわけだ。

 死亡した元担当患者の遺言で多額の遺産を相続した慶応大学病院の医者も話題になっている。信託者は女で、医者は男。こっちの場合、顛末はどうでもよい。知りたいのは、女が医者に全財産を与えようと決意した経緯だ。献身的な治療に感激したのかも知れんが、それは医者として当たり前である。何かあるのだ。

 馬券貧乏のボクにも、遺言で遺産をくれる人はおらんじゃろかと。おるかぃ。

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