今週はパ・リーグのクライマックスシリーズもよかったが、何と言っても最高の「出し物」は亀田父子の謝罪会見であった。
何が驚いたって、おやじがあれで42歳だったことだ。マジかよ。われわれはしょせん、ほ乳類であり。生殖能力さえあれば誰だって親になれる。この恐ろしい事実に、今さらながら戦慄(せんりつ)を覚えて目まいがするのである。
渋谷の高校生を調査したら、7割が性体験を済ませているらしい。何でも低年齢化なのだ。親にすれば、怖くてうかうか子どもも育てられん。
競馬法まで改正され、今や学生でも馬券が買える。売り上げも売り上げだし、近い将来、16歳でも買える時代が来るんじゃないか?13歳でも親同伴なら買えたりして。19歳で馬券売り場で補導されたボクの立場がないではないか。
言うとくが、早く買わせたら足を洗いよるのも早いよ。何十年もダラダラ買ってるお人よしなんて、そうはいないぞ。いるのはいるけど。
月曜(8日)の京都最終レースは弱い500万下の6ハロン戦に18頭立て。どう考えても100万馬券になるレースであった。自信など全然ないくせに、「100万馬券になる」という理由だけで参戦するのは、どう考えてもアホである。ところが、アホなのよね、ボクって。
穴馬3頭を選んで3連単の192点張り。100万狙いのわりに少ないが、何せ、自信がないのだ。結果は3・17・15番人気の順に入ってハズレ、実に407万馬券である。2着馬は絶対に買えん。
ボクの場合、100万馬券を狙ったレースは、だいたい100万馬券になるのである。予想はさえているのだ。ちょっと馬を間違えるだけである。それでも100万の出現が予想できるんなら、全部買っても損しないじゃないかと、いつも後で気づくのだ。あのレースでも48万9600円使って全部買っても、350万儲かる。
そう説明し、明日、48万貸してくれと嫁サンに頼んでみたいと思う。殺されるの覚悟で。
2007/10/08
相撲界がゴタゴタ続きで傍目には面白い。どの問題にも理事長はおとがめなしに近いようで、ここが特殊である。
以前、客を減らさないよう、力士のケガ予防として土俵下にフカフカマットを敷けばどうですかと北の湖理事長あてに手紙を書いたが、返事も来ないのだ(懲りずに今度は大鵬親方に送りつけてやるぞ)。
幼いころから相撲だけやってきた人が理事長をやることに、そもそも無理があると思う。病院がよく破綻(はたん)するのとおんなじ理屈なのだ。院長が経営までやるからである。医者のくせに。
天下り役人に経営させてもどもならんことに、競馬会だって21世紀になって気づいた。法人の経営とは、まさに経営のプロがやるから何とかなるのである。
放送作家のくせに事務所を法人にして経営に乗り出し、会社の運営計画と自分の馬券収支をリンクさせて火の車を走らせているボクが言うんだから、もう間違いございません。
L&Gが出資法違反容疑で捜索を受けている。会員5万人にはちょっと驚くのだ。
中高年の主婦が中心らしいが、ちょっとだけ考えたらどうかと思う。年利36%が配当できるということは、当然それ以上の原資があるということである。となると闇の悪徳商法か詐欺のどっちかしかないのだ。
それにしても敵ながらアッパレなのが「円天」である。100万円出せば100万円天もらえるんだと。当たり前だけど。で、主婦の話によると、現金がなくても円天で商品がいくらでも買えるのが魅力だと言うのだ。
どこが魅力やねんと思うが、確かにこれは魅力である。カジノへ行き、現金をチップに換えるとこの気持ちが分かる。現金だと怖くて賭けられないのに、おはじきのようなプラスチックだと、なんぼでも賭けてしまうのである。円天が、このチップの発想から誕生したのは間違いない。
馬券も円天で買えるようにすれば、売り上げは飛躍的に伸びる。
今週の火曜から水曜にかけ、徳島の浜で大物コロダイ狙いの夜釣りを決行。一晩中、100メートルブン投げ続けて5尾確保した。
前日まで札幌にいたのに、しかも馬券ボロボロだったのに、往復600キロを1人で運転と、案外、元気だ。
真夜中、広大な浜辺で中秋の名月をうっとり眺めていると、見回りの警官に住所と名前を聴かれる。何か悪いことでもしたのかと思ったら(心当たりは一杯あるけど)、万が一、波にさらわれた時に備えてだと。ゲンの悪いこと言うなよ。大阪からと聞いて仰天しよった。ほっといてよ。まともじゃないんだから。
遊びほうけて大阪に帰り、ふとわれに返るとわが阪神が大連敗し、時津風親方が弟子をビール瓶で殴っていた。
「歩くスポーツ新聞」の異名を持つボクとしては、秋は大変忙しい時期である。世の中には楽しいスポーツがなんぼでもあるのだ。「競馬さえなかったら・・・」。そう叫び続けて30年経過。
2007/09/22
父親が16歳の娘に斧で惨殺された事件は、どう考えてもショックである。
うちの娘は毎年、中学の文化祭で演劇台本を担当しとるのだが、よりによって今回、父親が斧で惨殺されるシーンがあり(そのまんまだ)、先生から書き直しを命じられて困っていた。考えたのは娘の方が先なのに、とんだトバッチリである(鎌で殺すことにしたらしい。あんまり変わらんけど)。
事件の何がショックかって、娘が、父親の女性関係に怒りを爆発させたことである。嫁サンばっかり警戒してたら、伏兵がいたわけだ。これはボクも気を引き締めねばならんゾ・・・て何でやねん。
脚本をひらめいてしまった。父親が惨殺され、金を奪われるという強盗殺人事件が発生。実は父親の馬券のあまりの勝負弱さに怒りを爆発させた娘の犯行で、奪った金で百万馬券を炸裂させ、母親を不幸から救って無罪になるというストーリーである。我が家の未来だったりして。
競馬が中止になったかと思うと、今週は3日連続開催だ。JRAの逆襲が始まった。
さて、穴党の多くは「敵は本命党だ」と思い込んでいるフシがある。間違いである。
あるレースで、穴候補がABCDEFと6頭いたとする。穴党という生き物は、本命決着ならあきらめるが、穴決着で外したときに立ち直れない。従ってABCで決まった場合、DEFを中心に狙った穴党は、敗者ということになる。穴党の敵は穴党なのだ。
そこで敗者に成り下がったグループは次のレースで汚名返上を誓う。しかし次のレースには、さっきABCで炸裂(さくれつ)させた勝者たちが参戦しているとは限らない。つまりレース数が多いほど、穴党同士のガチンコ対決が減っていくのである。
そこで提案。3日開催の3日目は、1クラ限定発売とする。1クラしかないんだから、全国の馬券士がガチンコ対決できるのである。燃えるのである。何より、負けても1クラ分で済むなんて最高!
安部さん辞任。非常事態だ。誰がどんな行動に出るのか、我々は次の選挙のために監視しておく必要がある。
政治家という生き物は、たかが県民や府民に選ばれたくせに「国民に選ばれた」などとウソをついて威張っている。その意味で、民意を反映すべく国民投票を提案した安部さんが退くのは、実に惜しいのだ。
光市母子殺人事件差し戻し審の弁護団に対し、懲戒処分を請求しましょうとテレビで呼びかけた橋下弁護士は鋭い。請求は数千件に上った。これぞ民意である。
大相撲の北の湖理事長は、杉山元NHKアナの言論を封じるため取材証を取り上げ、抗議の電話が殺到したため翌日に返却した。これも民意の勝利だ。
我々は、民意を行動で示す義務がある。皆が一致団結して単複だけを買い続ければ、馬券の控除率は自動的に20%に下がる。皆さん、今週はそれでいきましょう!
さあ、ボクもサンスポで呼びかけたゾ。全然無視されたりして。
マスコミはいい気になって大臣の足を引っ張りすぎである。しまいに誰もいなくなったらどうする?みんなやってるんだから。何らかの不正をしてきたから(?)大臣になれたんだから。
安部さんを倒したところで、じゃあ誰がやるのだ?まさか麻生さんにやれと言うんじゃないでしょうね。
JRAはよくやった。初めて生え抜き理事長を誕生させた。天下り自体が立派な汚職であり、そこから抜け出せたことは大変な進歩である。もっと胸を張りなはれ。競馬がなくなって困るのは農水省なんだから。
これを機に天下りの有馬頼寧さんをたたえた「有馬記念」なんてアホな名称も廃止だ。「グランプリ」でいい。一般企業では会社に貢献した人をたたえはしても、よもや商品名にはしないのである。早く一般の感覚に目覚めてもらいたいものだ。
競馬法ももっと改正して、テラ銭を5%ぐらいにしなはれ。どうせ負けてあげるんだから。
競馬法が改正され、来年から100円元返しがほぼ消滅するらしい。そんな馬券を買わないボクには、何の恩恵もない改革である。
大本命で確実に10円儲かるんなら、知恵はないが金ならあるという大口顧客は増える。ドル箱改正に沸く主催者には気ィ悪いが、そんな客を増やして何になる?
そういう馬券を買う人は、100万を110万にして9戦連続で勝ち続けて手堅く90万稼ぎ、10戦目で外してまるまる100万持って行かれ、トータルで10万負けて何のこっちゃ分からんと言って退場する運命にある。
ならばいっそのこと、還元率とオッズを連動させ、「90円」という払い戻しが出るようにするべきだ。100万突っ込んで的中させた人が、当てているのに元返しどころか10万損するという痛快なシステムである。何の工夫もない当たり前の馬券を買った罰だ。
競馬は金のない人が儲かるシステムにするべきである。金持ちは乗馬でもしときなさい。