昔からちょこちょこ頼まれるんだが、かつて肝臓病の特集番組で「肝臓病の肝を冷やす実態!」と書いてやったら、新聞を見た人に「これ書いたの、お前だろ」と当てられて、とてもうれしかった。
新聞を読まない若者も含め、ラ・テ欄だけは誰もが目を通す欄である。そこに自分の色を出せたなんて、光栄なのだ。
ラ・テ欄は、新聞によってほぼ4パターンの字数制限がある(統一しろよと思う)。同じ中身を4パターン書き分けなければならないのと、視聴率に大きく反映するのでち密な計算と分析が必要な仕事である。皆、悪戦苦闘しており、やっつけで出してしまうような担当者はいない。
もともとボクは、こういうち密な仕事が嫌いではなく、よって、出馬表を隅々まで読むのにも苦にならない。
予想が当たらんのは考えすぎるからで、雑だからじゃないのだ。結果はおんなじだけど。
くだらん記事が新聞の1面を飾った時、日本て、何て平和でのんきな国なのかとあきれる時があるが、今週のカーネルおじさん発見のニュースだけは正真正銘、1面にふさわしい大ニュースである。
24年前のあの晩・・・。あれはボクが広告代理店の新入社員1年目の年だった。同期らと夜通し飲み歩き、朝方に電車のホームでゲロを吐いて出社すると、どの部署でも朝から酒盛り状態。六甲おろしが3番まで歌えたボクに「北野、歌えっ」と上司の命令が下る。乾杯して得意先のメーカーに出向いたら、そこでも皆ベロベロ。仕事になるわけがない。夜は会社で社長主催の祝宴があり、すごいごちそう食った。
ええ時代でしたなぁ、皆さん。カーネル発見を機に景気回復してえな。特にボクは、あのバブル時代にペーペーだったので、社長をやってる今こそ、湯水のごとく金を使ってみたいのだ。
馬券も100万単位で豪快に突っ込んでみたいものである。同じ負けるにしても。
大阪は振り込みになる。難儀なのだ、これって。嫁サンが引き出してそのまま家の金になるか、そのまま嫁サンの金になるかのどっちかだからである。
「俺の分くれ」「何に使うん?」「馬券に」言えるはずがない。市町村によって手渡しと振り込みがあるのは、どう考えても不公平である。
仕事柄、すぐに物語を考えてしまう。
子供の給付金をネコババして離婚を言い渡される夫の話。施設の子供数人を養子に迎えたが、それが給付金目当てだとバレて詐欺で捕まる夫婦の話。妻は夫の、夫は妻のプレゼントを買って愛を確かめ合う夫婦の話。給付金で相手7頭の3連単1頭軸マルチ126点を買うつもりが、600円不足で切った6点の中に1000万馬券があって心臓マヒで死ぬ男の話。4話のオムニバスだ。
4話目は実話になりそうなので、皆さん、ご注意を。
鹿児島県阿久根市の竹原市長がブログでおもろいことをやっている。それが「不人気市議投票」というもの。市議たちの怒りを買って全会一致で不信任決議案を可決されたが、市民には絶大な人気である。
このアイデアは最高であり、今後は衆参議員選挙も「辞めさせたい議員」に投票するスタイルに変えたらどうか。現実に最高裁の判事はずっとこの不人気投票なんだから、議員だってやれるはずである。過去に投票で辞めさせられた判事はいないが、各自の経歴や判決事例は選挙前に新聞に掲載されるので、ボクはちゃんと熟読のうえ投票している。「そんなの分からない」という人は怠慢である。
不人気投票制度になると、われわれは見張る。政治家は頑張るしかなく、日本は絶対によくなる。
競馬も同様に、「来る馬」じゃなくて「来ない馬」に投票する馬券があってもいいと思う。「ぶっ飛ぶ人気馬」が穴馬になる馬券だ。それでも負けるとは思うけど。
あの中川の酩酊会見には参った。恥もいいとこで、日本って、この大事なポストにこんな中途半端なオヤジしかいないのかよと思われたのは、やっぱりケタクソ悪い。いっそ加藤茶のコントのように「オ、オェ~」とゲロを吐き散らして笑わせてほしかった。
ブッシュの親父のほうなんか、大統領として来日した夜の晩さん会で、宮沢総理と乾杯するなりゲロを吐いて倒れよった。どんだけ失礼やねん。やっぱりあちらは豪快であり、スケールの違いを痛感するのだ。
ボクはあんまり飲まないので、自分が何を言うか分からなくなるまで飲む奴の気が知れん。なかには記憶を失う奴もいるのだ。ええ大人が。
金がないので今週は競馬休むと宣言しておきながら、気がついたら場外で仁王立ちしてせっせとマークカードを塗りたくり、やられて熱くなって自分が今どれだけ突っ込んでるのか分からなくなる競馬オヤジと変わらんじゃないか。あ、それ自分のことか。
大阪市水道局の職員が、勤務中にケータイで舟券の結果を照合したことで処分が検討されてるそうだ。舟券は昼休みに電投で購入し、3時に休憩室で結果をチェックしたんだそうで、これが「公務員の服務専念義務違反にあたる」んだそうである。何がアカンの?
これは新聞記事で読んだんだが、当の記者たちは、こんなの普通にやってることだろう。知ってる範囲で言うと、テレビ界では当たり前のようにやっとります、はい。
そんな一瞬のことをチクる大人がいるのも驚きだが、そんなのにいちいち処分とか言うから、お役所が融通の利かないガチガチ石頭人間の巣窟になるのである。
今年のサラリーマン川柳の入選作に、「社運賭け 社員総出で ジャンボくじ」という傑作があった。最高の社風だ。風通しがよくて笑いがある環境でないと、何の発想も生まれない。
勤務時間中に共同馬券に強制参加させられる、どこかの事務所は行き過ぎだとしても。
オーストラリアで昨年末に低額所得家庭などに給付金(1人6~7万)を配った途端、スロットマシンの売り上げが記録的に伸びたというニュースを読んで笑ってしまった。
あちゃらでは今、「給付金がギャンブル業界を潤わせた」との批判が続出しているらしい。大失敗である。
考えられる理由は2つある。1つは日本同様、額が中途半端であることだ。大きな買い物ができるわけでなし、貯金の足しになるわけでなし。
もう1つは、アブク銭だということだ。天から降ってきた金なんだし、ダメモトで気前よう使てまえという心理である。
国が地球の上にあろうと下にあろうと、人間の考えることはおんなじなのだ。日本も間違いなくそうなる。競馬会には春が訪れるだろう。
うちの事務所では「給付金コロガシ」を予定している。共同馬券を3段階に分けて突っ込み、巨大な給付金に化けさそうという戦略である。早く来い来い、給付金。皆さんもぜひどうぞ。
小室哲哉の初公判で彼の散財リストが明らかになった。アメリカの住宅に6億3000万。バリとオアフの別荘に3億3000万。ベンツ2台に5億。飛行機のファーストクラスを借り切って2000万。大分トリニータのスポンサー料に月額1200万。Xマスの小遣いと称し、TRFのメンツ5人に5000万、globeの2人に1900万などなど。豪快そのものだ。アッパレである。
では彼にならい、ボクも現実的試算に入る。競馬で5000万いわしたとして(現実的かぁ?)、競馬遠征地の函館、そして釣りのホームグラウンドである淡路島の洲本にささやかな別荘を買って2軒で4800万。車はもう要らん。競馬観戦ツアーに小型バスを借り切って20万。スポンサーとして、大相撲で結びの一番に懸賞を出して年間で36万。Xマスの小遣いと称し、嫁と娘と秘書の女の子、計3人に10万。残りの端数は馬券代とする。
うん、なかなか豪快じゃないか。
オバマさんが就任した。素直に期待していい大統領である。
アメリカは、今や地球の環境改善に向け世界を引っ張るゴア氏を落選させ、あのブッシュというドアホを2期続けて選んだ。そんな世紀の大失策を反省しての結果だけに、今度は大丈夫だろう。
黒人初というのも快挙だが、何より彼がすごいのは、年齢がボクと同じ丑年の47歳ということである。正確に言えば、ボクより34日あとに生まれている。かたや大統領、かたやウインズ裏の飲食店で串カツつまんでるオッサンである。ほんま、どないしょうかと思う(安い店見つけた)。しかも世襲のブッシュと違い、努力と勉強で来た人だ。これで奮起せん丑年の男はおかしい。
ボク頑張るね。昨日も嫁サンに、1億円の札の山にひじついてほほ笑む写真を撮ってやると宣言してやったのだ。職種の見当もつかんが、不景気の今こそ力を蓄え、大事業を成功させてやる。
そのために今は資金稼ぎだっ。競馬で。
今週は成人式が行われたが、今年はついに平成生まれが成人に達したんだそうである。ほんま、嫌んなるわ。そら年取りますわな。
去年あたりから「18歳成人説」が唱えられ始め、民法上の成人年齢を引き下げるかどうかでモメてるらしい。ボクは、18とか20とかで大人かどうかを一律で線引きしようという考え方自体が、もはや時代にそぐわないと思う。
現代の若者を総合的に検証しての、ボク個人の考えでは、結婚と選挙権は24か25以上、酒とたばこと車は20以上、少年法の適用は12以下が適当であると思う。出産と子育てに関しては年齢で切るより、資格試験を受けての免許制にすべきだ。
問題は、競馬である。学生時代に場外で補導されたボクが言うのも身勝手だが、貯蓄高や良識を考慮した場合、24ぐらいが妥当であろう。それまでは予想だけして訓練期間にしたほうが、絶対に長持ちするだろうから。もうカスカス状態のボクからの、親身になってのアドバイスでした。