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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2012/05/05

 またダイエットを始めた。秋から女子大で教えることになり、今の体型では女子大生に嫌われるのが目に見えている。いいきっかけができたものだ。

 単独でやると甘えが出る。弟子を誘うと2人が乗ってきた。うちにも、自分に厳しい若者がいることはいるのだ。

 ボクらはいつも、減量レースにする。ゴールは9月だ。直前の駆け込み減量を防ぐため、毎月のミーティング時に計量。減量率をレートに換算して現金で清算するという方式はさすがにやらないが、これだと真剣になれるのがいいのだ。

 弟子たちはジムに通っているが、ボクは食事制限と、サウナスーツを着込んでのウォーキングが基本。ただ、日曜の夕方だけは淀川の堤防をランニングする。馬券で死ぬほどやられた後は、自然と走れてしまうからフシギだ。「あの馬、邪魔しやがってクソッタレがあっ」と、恥ずかしいので小声でつぶやきながら走るのである。ストレス発散と減量を兼ねられるので、超オススメだ。

 毎週、淀川沿いで会いましょう。

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2012/04/28

 4年ぶりに競馬本を出してしまった。最近は大学教授と組んで日本語本を出すなどマジメな生活を送っていたが、逆戻りである。

 たまっていた雑誌の連載原稿をミデアム出版社が1冊にまとめてくれたもので、「3連単馬券買い方の流儀」という長いタイトル。ボクの3連単格闘記で、実際に購入した無茶苦茶な馬券が山盛りである。新ジャンルの競馬コントも満載。相変わらず面白いので、すぐ書店に走るように。

 とは言っても、悪魔の馬券WIN5が売り出されて1年。3連単に回す金はなくなった。当欄でアネモネSの106万馬券も当てたが、本人は買っていないのだ。何をしてるこっちゃ分からん。

 それで今は、WIN5が外れた時点で初めて3連単に切り替えているわけだが、ボクには、WIN5の負け分を別の馬券で取り返そうなどというセコい発想はまったくない。つまり3連単も、当たれば1千万になるように買うのである。

 究極のドキドキ感を味わいたい方はマネしてほしい。寿命も馬券寿命も短くなるけど。

2012/04/21

 先週の日曜は、競馬番組の司会などで活躍する、しましまんず池山の結婚披露宴に出席した。宴は4時半から難波であり、皆で難波場外で皐月賞を見て、十分間に合った。彼の気配りであろうか?

 池山は若く見えるが、46歳である。お相手は美人行政書士で、実に18も年下だ。勝手にせえ。

 新婦の友人が大勢来ていたが、当たり前だが、皆、若い。対する新郎側は、吉本のおっさん、おばはんタレントばっかりだ。結婚式と葬式でいつも顔を合わす、毎度おなじみの面々である。

 実はボク、彼が相手方の父に結婚を申し込みにいく日の直前に、一緒にテレビに出ていた。その番組を録画したDVDを持参して見てもらうという彼を、制止したのだ。それが競馬番組だったからで、お父さんは田舎に住む堅気の人だし、競馬で破談になったら大変だと考えたからである。

 ボクがその立場になったら、門前払いを食らわすか、ぶん殴る。娘の相手に馬券好きは許さんのだ。家族に貧しい思いをさせるのは、お父さん一人で十分でござる。

2012/04/14

 「WIN5が開始1年になるので、達人特集をやるんです」

 週刊Gallopの編集長から電話だ。

「いいですね。おやりになれば」とボク。

「おやりになれば、じゃないでしょう。北野さんに原稿のお願いを…」

「グループ買いで200万を2回当てた程度で達人はないよ。1億獲った人に笑われる。嫌です」

「嫌です、じゃないでしょう。他ではDJの長谷川さんのグループが1千万当てた程度で、北野さんも十分、達人です」

 嫌味かよ。ムカムカしたので、引き受けておいて書かないことにした。

 〆切から8時間過ぎた夜中の2時に、催促メールが来ている。あせっているようだ。で、〆切まる1日経過の木曜夕方、悲痛な電話である。

「スペース、丸空きっ」

「本気にしてたの?」

「それはないでしょっ」

「『北野氏いわく。1億当てて初めて達人。しばし、待たれいっ』なんて墨字ででっかく載せるなんてどう?」

「しばしって、いつ?」

「…」。返答できず、降参して一気に2000字書かされた。

2012/04/07

地震国日本。原発の再稼動に反対である。実はボク、大飯原発の温排水口に通ってイシダイ釣りをしている。廃炉で穴場を失うが、それでも反対だ。

 再稼動派の人たちも、また事故が起きたら、さすがに次は反対に回るだろう。しかし、そうなってから反省してもらっても困る。手遅れであり、日本は終わっている。

 死刑廃止派の人たちだって、もし自分が被害者遺族になったら、極刑を望むはずである。遺族になった経験がない人たちだけが、机上の論理だけで存廃を議論するのは遺族に失礼だ。

 日本人の多くは、「その時」の状況に自分を置き換えるのが実に苦手である。想像力貧困。

 次の大地震でまた原発が事故ったら…。自分の子供が殺人鬼に殺されたら…。WIN5の押さえ対策に3連単を買って、ダブルで外れたら…。競馬会に預けた金はいつか返ってくると信じて突っ込み続けるも、結局返ってこなかったら…。

 ボクは想像力十分である。ただ、抑制力がないだけだ。それこそが致命傷なんだけど。

2012/03/31

 センバツ高校野球が大詰めを迎えていておもしろい。毎年いろんなプレーに感動するんだが、今年は一選手の言葉に感動し、思わずメモしてしまった。

 高崎のキャプテン・金子君。高崎高校と言えば中曽根、福田と2人の総理を輩出した群馬一の進学校だが、その金子君いわく「勉強することが野球につながるんです。勉強と野球が一緒になってこそだと思います」。

 言えます、これ? 今どき、まぶしいほどの好青年だ。息子にほしいのである。「勉強なんて、社会で何の役に立つ?」などと、したり顔で開き直ってるヤツに、恥を知れと言いたい。

 かく言うボクも、進学校の出である。同じクラスのO君は、京大に入った。阪大にも2人。ボクはと言えば、阿倍野の雀荘に3年間通い詰めて右人差し指にパイダコを作り、よりによって受験を控えた年に、馬券に染まって転落人生である。何がグリーングラスだ。何がメジロファントムだ。青春返せっ。

 金子君、君が競馬に出会わないことを、陰ながら祈っています。

2012/03/24

 オルフェーヴルの行儀の悪さには驚いた。抜け出して1頭になったら、ゴールだと思ってやめてしまうそうである。そんなの初めて聞いたのだ。

 調教師が謝っていたので今回だけは許すが、そんな馬の調教審査をパスさせた主催者が謝らないのは、非常に気に入らない。パトロールビデオの放映時に、場内放送で謝罪するのが筋であろう。

 昔と違い、今は馬単に3連単、WIN5まであり、1着を当てることが馬券の主流。そもそもWIN5などという悪魔の馬券を企てたのは主催者である。どうにか連を確保したからと許されるはずもなく、今はファンも成熟しており、「馬がすることだから」では済まされない。皐月賞のラガーレグルス事件を思い出し、しっかり再審査してもらいたいものだ。

 以上、1競馬ファンとしてスペースを頂いてるボクは、ファンの怒りの声は絶対に書く。

 ついでに、代表して愚痴も書く。どんだけ難しいねん、WIN5。それと、新装・中京っ。全然代表してなくて、ただの私憤だったりして。

2012/03/17

 羽曳野の中学教師が福井に出張した際、出張の翌日に配布が迫っている通信簿を現地まで持ち込み、こともあろうに競艇場で採点していたというニュースが報じられた。

 成績をつけ間違ったり数字のゴム印を逆向きに押すミスが数ヵ所あったというが(外れ続けて冷静さを失ったのか)、まったく不謹慎な教師であり、生徒らの親は、彼を絶対に許してはならない。

 しかし、ボクは親じゃないから許す。福井まで来た以上、ボートをせずには帰れないその気持ちが、痛いほど分かるからだ。久々の、痛快なバクチ打ちの登場である。通信簿をつけなくてはならない教師としての責任感と、舟券を買わねばならないバクチ打ちとしての義務感。この板ばさみに悩んでの行動であろう。

 ボクだって昔、競馬場で馬券に集中しすぎて幼い娘を迷子にさせたり、場外に急ぐあまり、娘をデパートのペット売場に置き去りにしたことがある(嫁ハンに烈火のごとく怒られた)。

 バクチには愛嬌も必要だ。程度もんだが。

2012/03/10

 あの忌まわしい大震災から、もう1年。被災した人々も少しずつ立ち直っておられる様子が報道され、胸が熱くなる。

 陸前高田で被災した競馬仲間も、半年後に馬券復帰したようだ。たくましい。そうこなくちゃと思う。たとえ負けてもわめき倒して、スカッとできる。競馬の魅力はそこに尽きると言ってよかろう。さあ今週も、わめくだけはわめくぞ。

 今週の週刊Gallop誌では、福島競馬場での修復の様子が紹介されていた。スタンド大修理に、あの芝、ぜんぶ張り替え。大変な苦労であろう。こちとら間接的にどんどん芝代を投入しているので、遠慮せず使ってもらいたい。

 今週は、被災地支援競馬。また義援金の拠出があるらしい。そんなこと言われると、大枚勝負に出てやろうと思うから不思議だ。いっそのこと主催者も、毎週毎週、支援競馬~、支援競馬~と叫び続けたらどうか。ガンガン売れると思うけど。どうせボクみたいなしがないバクチ打ちなんて、こんなことでしか支援できないんだから。

2012/03/03

 政調会長の前原が恥ずかしい。「言うだけ番長」と書いた産経新聞の記者を取材から締め出し、記者クラブの抗議と野党の逆風を受けて、今週、早くも締め出しを撤回しよった。小さい男だなあ。

 それなら「風見鶏」と言われた中曽根なんかどうなる。与謝野なんか、「永田町のユダ」だ。考えたら、えげつないニックネームである。

 そもそも偽メール事件の時、永田議員にゴーサインを出したのは、当時党首だった前原である。永田が腹を切ったのに、彼のほうは、あわや総理になりかけた。恐ろしい話だ。皆でしっかり見張るべきである。

 ボクを見習え、前原。馬連発売時には「ボクの時代が来たっ」などと風呂敷を広げて「北野連」と呼べなどと吠え、3連複で負けようがないなどと大口を叩き、3連単で地獄から這い上がり宣言まで発令し、WIN5で2億当てた時の金の使い方まで書き並べた。

 何一つ達成できなくとも、堂々と無茶予想を続けているではないか。言うだけ番長の「称号」はボクにちょうだい。

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