お笑いコンビ・オセロの中島が女霊能師に洗脳されてえらいことになっているようだ。家賃を滞納したり、見舞いに訪れた松竹の幹部の胸倉をつかんでツバを吐きかけたりと、まるで別人。マインドコントロールとは、まさに恐ろしいものだ。
かく言うボクも、番組の打ち合わせで催眠術師を訪ね、術をかけられた経験がある。「案外、素直ですねえ」などと言われて恥ずかしい思いをしたわけだが、いっそのこと中島を洗脳したこの霊能師に、マインドコントロールしてもらいたいと思うのである。
「あなたは競馬が大嫌いになります。馬を見るのも嫌になり、馬券売場に行くと吐き気をもよおします。『地獄の沙汰も3連単』などとワケの分からないことを言ってると、本当に地獄へ落ちるでしょう。WIN5も今すぐ足を洗いましょう。4つしか当たりません。そして家族を大事にし、四半世紀の負け分を、マジメにコツコツ働いて取り戻すのです」
な~んて、洗脳してくれないもんかね。焼肉ぐらいおごるから。
14日に新装・中京競馬場で試乗会があり、騎乗後、多くの騎手が「競馬がおもしろくなる」という感想を述べている。宣伝の意味もあるとは思うが、それはウソではないだろう。だが「競馬がおもしろい」と「馬券がおもしろい」は別モノである。
以前の中京でのボクの馬券方針は、「強い馬」ではなく「器用な馬」を探すことであった。小回りのトリッキーだからこそ台頭する穴馬と、だからこそ沈んでしまう人気馬を探すことが無上の喜びだったわけで、それこそが「ローカル色」という名の輝かしい色だったと思う。
直線の延長や拡幅がポテンシャルの高い馬に味方するのは改装前後の新潟で立証済みであり、レ―ティング通りの決着なら予想なんていらない。何もかもがそうならないことを祈るのみだが、図面を見る限り、芝の6F戦とマイル戦はスタートして程なくコーナーを迎えるので、荒れてくれるとは思う。あとは、きつい最後の坂での逆転劇が楽しみである。と、まあどっちゃにしろ買うんだけど。
分かった、今頃。WIN5を1個だけ外すという中途半端な結果が続いている理由は、中途半端な点数を購入しているからである。
そこで最近は、思い切り多点張りする日と、その10分の1ぐらいで我慢する日を隔週で分けているのだ。名づけて「大潮・小潮作戦」。実際に大潮と小潮がほぼ2週スパンで巡ってくることから命名したのである。
先々週は大潮デーで、いつもの3人チームで960点張りし、別個に月イチ参戦の8人チームを立ち上げてそこで810点張りし、いつもの弟子チームで360点張りの計2130点買い、一発目のレースを全チームで外して倒れた。アホだ。
経験された方も多いと思うが、この馬券は一発目で外すとあとが退屈で仕方ない。そこで「地獄の沙汰も3連単」ということわざを信じ、残りのレースで3連単を買って惨敗、傷口を広げて重傷を負うわけである。
今週は大潮デー。覚悟はできている。一発目で外しても、別の馬券を買い足さないという覚悟である。こんなネガティヴ人間に誰がした。
事務所に古いテレビやパソコンの山ができていたので、弟子にそこらへ適当に捨ててこいと言ったら、不法投棄になりますとぬかしよった。まったく、今どきの若者には冒険心やチャレンジ精神のかけらもないのだ。アカン。
昨日、廃品回収の車が前を通ったので、合図して来てもらった。テレビ2台とパソコンで9千円頂きますだと。高あ~。
オヤジの胸ポケットにさっと5千円札を突っ込み、これで手ぇ打ってくれと頼んだら、何ぼ何でも7千円はおくんなはれ赤字でんがなと言う。
赤字が何や。このご時勢、お互い働けるだけでも幸せやとか何とか屁理屈を並べて強引に5500円で決着させ、オヤジが台車を取りにいったスキに秘書に命じ、パソコンのモニターに、今まで隠していた本体をテープで貼りつけさせて知らん顔してたら、オヤジめ気づきよった。まったく、惜しいのだ。
最近、自分のセコさに吐きそうになる。何もかも馬券のせいだ。シルクフォーチュン、届くか、ほんま。ボクも人生、追い込みに賭けるぞ。
飲食店や化粧品などの口コミサイトで「やらせ」が続々発覚していて、嘆かわしい。
やらせ投稿を売り込む業者、それに乗って安易に発注する店やメーカー、安い小遣い銭に釣られてウソを書き込む投稿者、だまされて購入する消費者、そして、やらせが行われることを承知で開設したサイト運営者。悪い順に並べ替えよと言われれば実に難題であり、どれにもなりたくない。
「口コミ」は造語だが、口による伝達のことである。当たり前だ。ネットに投稿された時点で「口コミサイト」自体がすでにウソなのだ。利用者はしっかりしよう。
人間は、匿名であれば人が変わるのだ。真実を書くのなら、本名を名乗り、顔写真入りで投稿しろと言いたい。農家のじいさんが顔写真入りで自作の米を売るのは、自信と責任感があるからだ。見習うべきである。
ボクのコラムだってそうだ。永年、本名を名乗り、堂々と顔写真も出し続けているじゃないか。ハズしてもハズしても。刺殺される恐怖に脅えながらも…。
WIN5があまりに当たらないため、最近はやや汚い手を使っているのだ。荒れそうな1クラを選んでそこだけ全部の馬を買い、そのレースをフリーパスして、実質WIN4にするという戦法である。
ただ、それでは見ていて面白くないので無理にジョーカー馬を設定し、その1頭だけ買わないのだ。他は全部買ってるのに、そいつが来た時だけ外れるというスリルを残しているわけである。
先週はこのフリーパスカードをラストの日経新春杯で使用。ハンデ頭で断然人気を背負う祐一の馬をジョーカー馬に設定し、他の11頭を全部買う作戦に出た。
4つ当ててリーチをかけたのに、結果はご存知の通りである。配当が安いからいいものの、ほんま、よりによってだ。
ブチ切れて最終Rに突っ込むと、362倍つく馬単が2着3着だ。邪魔したのは、またもや祐一の馬である。人気馬を確実に持ってきて、彼も立派になった。ただ、空気は読め。それで初めて、本物の大人なのだよ。以上、馬券オヤジからのアドバイスを終わる。
小沢一郎が言うにはあの土地代の4億はタンス預金だったそうである。
絶対、ウソや。それが一番、安全なんだそうだ。ウソ言うなよ。ボクも自分の部屋に40万隠しているが、それでも怖いのに。特に嫁ハンに発見されたらおしまいなのだ。
判決がどうこうより、自宅に4億置いて平気な人が庶民のために政治をやること自体が、既に有罪であることに気づくべきである。このウソをつき通すのは相当しんどいと思うよ。
腹立つのでボクもWIN5で2億を2回当て、試しに4億を自力で保管してやろうと思う。
まずは、釣り道具用のひきだしに1億詰める。車のスペアタイヤを外して、そこにも1億だ。この2ヶ所は、嫁ハンが絶対に触らないので安全である。あとはマットレスの綿を1億と差し替え、残りの1億はそのへんに積んでおく。どうせ翌週に使うからだ。万馬券に1億突っ込むと、どれだけオッズが下がるか試してやるのである。
土地を買った小沢一郎を見習うべきかも。賀正。本年もあまり意識せず、さらっと読み流して下さい。
有馬記念ではエイシンフラッシュとオルフェーブルの馬単で大勝負。その順番なら100万、逆なら7万で、7万のほうをもらい、あまりの落差に倒れた。
年末は「ドラマティック競馬」の司会者N村さんと串本まで遠征して正月用のブリ釣りに。足もとで1メートルのブリが見えていたのに、釣れたのは7センチのアジだけである。あまりの落差に海に落ちそうだった。
何より昨年最大の「落差」は、WIN5で1億6千万かゼロかを経験して血を吐いたことだ。
地獄ばかり味わった1年が終わったが、年が明けて思うことは、「天国か地獄か」が決まる時こそが最高の瞬間であり、今年はそれが味わえる機会を多く作ってやろうということである。人生、楽しまな損なのだ。
そんなスリルを自分で仕立てられる遊び、それこそが競馬である。先の有馬記念の配分だって、わざとそう仕掛けたものだ。今年は何もかも一発大物狙いでいく。皆さんも地獄へご一緒に。