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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2013/02/02

 今週は、世紀の発見をした小保方晴子女史の話題で持ち切りである。発見の中身については何となくしか分からんが、世間的には、彼女の容姿のほうに興味が行くのが自然というものだろう。

 30歳も童顔の部類で、オシャレで清楚な才女。おばあちゃんにもらったかっぽう着で実験するというのがまた可愛いし、泣かせる。こんなところまで発想がいいわけだ。

 彼女が「温泉が好き」と言っただけで、その入浴姿を想像する程度の細胞しか持ち合わせていないボクら中年オヤジは、この万能細胞とやらをとことん応援するぞ。

 というわけで、スターを輩出した理化学研究所とは対照的に、影が薄いのがJRAの競走馬研究所である。多角的に研究はされているが、馬券に直結する成果など聞いたことがない。連闘させると馬はなぜ変わるのかなどと、直接、質問したこともあるが、回答には何の説得力もなかった。

 なぜ2走目のポカがあるの? なぜ調教と本番は直結しないの? なぜルメールは何でも持ってくるの? 早く科学的に解明してよと言いたい。

 ただの八つ当たりだろと言われれば、まあ、そうなんだけど。
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2014/01/26

 楽天マー君の行き先がヤンキースに決まったようだ。何だ、結局そうなるのかと、ガックリである。どこへ行こうとマー君を応援する気持ちは変わらないが、できれば田舎のオンボロチームが彼を得て、一気に浮上するサマが見たかった。金がモノを言うスポーツはつまらない。

 推定年俸、7年で161億円。年収に換算すると、約23億円である。年収460万の平均的サラリーマンがこの額を稼ぐには、500年かかる。日々精進して健康に気を配り、欲を捨て煩悩を捨て、仙人の暮らしを真似たとしても、そこまで生きることは到底、不可能である。

 WIN5で最高額を当てるとは、言わば変化球を織り交ぜてストライクゾーンを広く使い、ド真ん中(馬券の中心となる人気馬)を避けて大波乱馬券を炸裂させることを意味する。しかし、この高度かつ緻密な「技術報酬」2億円を、彼はほぼ1カ月で稼ぐのだ。投球術と予想術をハカリに掛けたとて何の意味もないが、これほど落差があるのは納得いかぬ。

 ま、ごちゃごちゃ比較するヒマがあれば、まず当ててみろという話なんだけど。
2014/01/19

 やっぱり間違いは潔く訂正するべきである。JRA賞の話だ。

 昨年の年度代表馬は、海外を含むGⅠ4勝のロードカナロアである。2位のオルフェーブルに140票の大差。となると最優秀4歳以上牡馬も同馬になるはずだが、何とオルフェのほうだった。ほぼ100人の記者が、4歳以上牡馬部門でオルフェに乗り換えている。

 1年を代表する活躍をしたのは昨年5歳のロードだが、4歳以上でもっとも優秀なのはロードじゃないというわけだ。これはもう日本語の間違いであり、どんな解釈も通用しない。関係者に質問したが、明確な回答は得られなかった。

 当たり前だが、代表馬が古馬だった時、4歳以上牡馬が別の馬になった例は過去に1度もない。前例のないことをするなとは言わない。しかし、「迷った時は山分け」という悪しき前例は、今後の言い訳になる。「歴史のページ作り」という重責を担う280人の委員は、説明できる投票をするべきである。

 ついでに、3冠の勝ち馬も天皇賞馬もJCホースも不在のグランプリなど、もういらん。堂々と出て圧勝したオルフェには特別賞がふさわしい。
2014/01/12

 忘れもしない16年前の春。ボクはあるラジオ番組にゲスト出演した。皐月賞予想。パーソナリティが、早速、展開予想から始めよかと言った。


「まず、大外引いたサニ―ブライアンが玉砕覚悟で逃げよるわなあ。こいつがバテたとこに…」

 悪いけど、いきなりボクが割り込んだ。

「いや、それがバテませんねん。そのままっ。」
 
「んな、アホなっ。話、進まへんがなっ」

 鋭く突っ込まれたが、その予想が当たる。11番人気サニーブライアンの逃げ切り勝ちだ。これに驚いた彼は、ボクの大穴予想に耳を傾けてくれるようになる。再びゲストに呼んでもらい、今度はサシで単勝当て対決だ。もう、ムチャクチャな馬を出し合い、互いに突っ込み合いながらゲラゲラ笑った。公共電波の私物化もいいとこである。


 彼こそが、やしきたかじん。何でもとことん面白がる豪傑だった。

 彼に頼まれ、「たかじんのイギリス競馬紀行」という特番の企画書を書いたが、日の目を見ないまま、彼は逝ってしまった。無念である。心からご冥福をお祈りするとともに、彼に学び、「豪快に」WIN5を炸裂させて墓前に報告したい。
2014/01/05

賀正。

 ほんま、イヤになる。何がてアンタ、去年の収支を計算したら、プラスなのだ。ただ、WIN5の投資分を除けばの話である。負債額はオゾましくて書けない。2億獲って笑い話にするけどっ。

 というわけで、今年は厳しくいくぞ。厳しくで思い出したが、最近の調査で、体罰をして処分を受けた公立小中高校の教員が1年で2253人と過去最多とか。もはや処分だけでは解決しないと気づいた教育委員会は、アメリカの手法をまねて「6秒ルール」を導入するらしい。生徒にカッとなっても反射的にしばかず、6秒待つんだと。6秒は怒りの衝動が収まる時間の目安だそうで、その間に、必要な怒りとそうでない怒りとの線引きをして体罰を防ぐとか。

 ほんまでっかいな? カッとなった瞬間に「いや、6秒、6秒」などと自分に言い聞かせ、競馬で言えば1/2F分もの長い間、我慢できるのか?

 ならば、頂きである。WIN5の1発目でやられてもカッとせず、6秒だけ我慢して冷却だ。熱くなって2発目のレースに3連単を買い足す愚行も、これで回避である。やや手遅れ気味ではあるが、今年から採用っ。

2013/12/22

 新聞の記事を読んでバカ笑いすることなんてまずないわけだが、これには参った。ネルソン・マンデラ元南ア大統領の追悼式で、手話担当者が各国要人の演説をデタラメ通訳していたことが話題になったが、今週、専門家の解読によって明かされたその中身が、大傑作だったのである。

 「さあ、パーティーを始めようぜ。大きな魚、小さな魚、段ボール箱!確かに演説は退屈だ。でも大丈夫。もうすぐキスがやってくるから」

 オバマ大統領の演説ビデオがあれば、合わせて読んでみてほしい。死ぬほど笑えるから。

 今年最高の珍ニュースであり、彼には流行語大賞ほか、今年のすべての賞を与えたい気分だ(と言いつつも、あまりに不謹慎な原稿なので、マンデラ氏の功績を2時間で学べる名作映画として、デンマークの巨匠ビレ・アウグスト監督の「マンデラの名もなき看守」をオススメしておく)。

 というわけで、今年も総決算の有馬記念。1年の負債がいくらあろうとも、関係ない。ここ一発で逆転可能だ。ガッツリ儲けて、クリスマス。大きな魚を釣り上げて、さあ、パーティーを始めようぜ。
2013/12/15


 このWIN5という馬券は、4つしか当たらないように巧みに仕組まれているのだ。

 先週の当欄でも颯爽とリーチをかけ、最後の1頭ハーブスターが首の上げ下げの末、ハナ差負けである。勝ったところで低配当だろうからいいようなものの、直前の尾張Sでは、下は17番人気までの13頭を買い目に入れていて、ここで超穴馬が引っ掛けていたらと思うとゾッとする。

 穴馬を拾えずに負けた場合は自分が悪いが、穴馬を当てて人気馬が撃沈した場合は、怒りの持って行き場がない。ストレスのかかる馬券である。

 安息日というのは宗教によっていろんな解釈があるが、ともかくゆっくりする日という意味であろう。週に1度、あえてそんな日を設けた先人に感心するが、こう毎週毎週、安息日にストレスを溜めては身がもたん。神さんに逆らった生き方は不本意なのである。

   北海道で、小学校3校に600万円分の本を寄贈した匿名サンタが出現した。格好いいのだ。ボクだって2億当てたら、30校に6000万分は贈るのになあ。名乗ってしまうとは思うけど。
2013/12/08


 ボクらが子どもの頃は「ひみつのアッコちゃん」というアニメが人気であった。秘密がモチーフなのである。野郎という生き物はベールに包まれた美女にあこがれるものだが、昭和の時代に先鋭的なアニメがあったものだと今ごろ感心する。

 秘密の「密」はその字面が示す通り、「蜜」と通じる。秘密はまさに蜜の味。隠されたら知りたくなるし、知ったら洩らしたくなる。そこに処罰という概念を持ち込むと当然、無茶苦茶になる。あいまいで無意味な法律を作ろうとするそのマヌケ頭を、今すぐ箕面の滝に打たれて冷やしてこいと言いたい。

 石破は「国民の声」と「騒音」を、デモとテロを同等に扱い、この法律が言論弾圧に利用できることを自分で表明した。ブログでは「自分は正しい。それ以外は馬鹿であるという人があまりに多い」とも書いていて、それは自分自身のことだと気づいていない。

 単純な反論も想定できない本物のバカには、競馬、特に短距離戦に大金を突っ込んで学習することを超オススメする。時間をかけて構築した自分の想定が、わずか1分後に覆されるという試練を存分に味わいなさい。
2013/12/01


 週に一日だけ大学で講義しているが、今や生きがいである。提出課題の添削は申請制にしているが、希望者が多く、学生たちの真剣さに背筋が伸びる思いだ。国の将来をマジメに考えたことがない人は、一度、学生と触れ合うといい。ゴロッと考えが変わるから。

 先日なんか、よその大学祭に行った女子学生が夕方のボクの講義に間に合うように、途中で切り上げてきよった。こうなるともう、いとおしい。抱きしめたいほどだが、キャラ的に誤解を生むので我慢だ。

 「視野を広げるために異性を知れ。手始めに大学祭に行きまくって彼氏をゲットせよ」というボクのミッションに従って潜入したその美女によると、男子学生が誰も声をかけてくれず、あきらめて引き上げたと言う。何しとんねん、男どもっ。

 別の学生からは「来週も原稿用紙が要りますか? お金の調整をするので教えて下さい」と言われてショックを受けた。今でもこんな苦学生がいると知り、「630点張りじゃあ」などと吠えている自分が恥ずかしくなったので、これからは控えめにする。そして馬券を当て、彼女に原稿用紙を千枚買ってやるのだ。
2013/11/24

 国民的行事になった新語・流行語大賞のノミネート語が発表された。

 「ヘイトスピーチ」に「追い出し部屋」に「さとり世代」…いやな言葉も並んだが、今年は豊作で迷う。ただ、某コミッショナーの「失態だが不祥事ではない」と、某社長の「偽装ではなく誤表示」が挙がらなかったのは不満。「バナメイエビ」も抜けている。

 林先生の「今でしょ」がイチオシだが、ボクは大学で「今覚えてしまえ」をもっと前から使っていたので、少し悔しい。CMに出るべきであった。

 我々は基本的に気合不足で、今覚えようとしない。たとえば新幹線に乗る時、切符の「16号車10番A」という座席表示を見て上る階段を決め、その付近に立つ。電車が進入するとまた取り出し、「16号車10番A」と暗唱してから乗り込み、車内で座席を探すとき、「え~と、何?…16号車10番A」とまた確認してから座るのだ。最初に覚えてしまえと言いたい。

 「今でしょ」は競馬でもっとも重要な言葉でもある。連闘馬は「今」しか狙えないし、走りどきと人気がミスマッチしている機会は、まさに「今」しかないのだ。皆で気合を入れ直そう!
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