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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2013/11/17


 カジノ解禁をめざす超党派の連盟が、実施法案の骨子をまとめた。

 国がカジノ管理委員会を設けて免許制にするとか、査察官を置いて逮捕特権を与えるとか、現金やチップを使わない制度の導入とか…項目は膨大である。暴力団の介入や治安の悪化、資金洗浄などの懸念を子細に検討したのだろうが、やることは高がサイコロやトランプなのに、ほんまご苦労はんなことである。

 最後の1行が笑える。「賭博依存症対策の機関創設」だって。競馬やパチンコがはびこってるなか、今ごろ何なのだ。カジノ依存症になる人は、もうとっくに賭博依存症になっている人である。

 そもそも、そこは何をしてくれるのだ? 坊さんや牧師さんが説教してくれるのか、それとも強制収容してベッドに縛りつけてくれるのか?

 ボクが毎年出稼ぎに行く本場マカオでは、あちこちで質屋さんが終夜営業していて、弾切れした人が身ぐるみ脱げば、いつでも換金できるようになっていて恐ろしい。

 骨子に抜けてるのは、近隣に換金施設を作らないことと、張れる上限金の設定である。依存症患者のボクに、先に相談するのが筋というものだ。
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2013/11/10

 水曜日、OBCドラマティック競馬司会者のN村寿一氏と大物釣りで串本に遠征した。

 朝にボクが1キロを超える船頭さんもビックリの超デカ伊勢エビ(正真正銘。ブラックタイガーではない)を釣り上げ、あせったN村氏は終盤、得体の知れぬ巨大魚を掛けて大格闘だ。「気合じゃあ~」というボクの、アニマル浜口流サポートも空しく、30分後、ブチッという鈍い音ともに痛恨の糸切れである。

 我々は引きの強さや特徴から魚種を推測できるが、おそらく80センチ超えのコロダイという大物だろうと結論づけた。ちなみにエサは、今、話題騒然のバナメイエビだ。

 傷心のN村氏は帰路4時間、運転するボクの横で延々ぼやき続けた。悔しさの実感が湧く明日ぐらいがストレスのピークだろうから、競馬中継がうまく進行するのか、とても心配である。

 行きは先週の馬券話で延々ボヤき、帰りは大物逃がし話でまた延々ボヤく。かくも趣味と名のつくものは、ストレス発散どころか、逆に溜め込むものなのであり、そう考えると、WIN5でやられ続けてボヤくのもまた一興かな、と。何だか気が楽になってきたゾ。
2013/11/03

 近年は企業の謝罪会見大流行だが、阪神阪急ホテルズの最初の会見を見たとき、「これは火に油だわ」と直感した。「偽装ではなく誤表示」などと言葉の問題にこだわって突っ張る戦略はとても痛々しく、助言してさしあげたいほどだったが、間に合わなかった。案の定、炎上。あの社長はエビやネギの問題でなく、危機管理能力という意味で、辞めて正解である。

 プロ野球の加藤コミッショナーは「大失態ではあるが不祥事ではない」と、こちらも言葉にこだわって失脚なされた。これは大変な名言であり、ボクなら加藤氏に流行語大賞を差し上げる。

 人は皆、チョンボをするのだ。そして、そのこと自体の認識度と謝罪時の態度や表情など、対応力そのもので真価が決まる。つまりチョンボしたときこそが、災いを福として昇華させるチャンスでもあるのだ。  ボクんことは弱小企業だが、このたび「危機管理部」を創設した。泣いたりシュンとしたり、謝るのが実にうまい弟子がいて、そいつが部長である。大企業もすぐマネするように。

 「紙面予想、当たらんっ」というクレームも、そちらで受け付けます。
2013/10/27


 今年は台風、台風でイヤになる。今は趣味の釣りが最高のシーズンなのに、波と風でまったく行けずじまいだ。

 道悪競馬も、どうも好かん。どのレースも穴をあける馬はコレとコレ…みたいに決まっているのに、それが芝では「終わってみれば重巧者」的な、「そんなの聞いてませんっ」的な、変テコな穴馬が割り込んできて、人の真剣馬券をボロボロにしよるのである。

 展開推理も難解で、ベチョタレ馬場だから前で決まると思ったら、騎手もそう思っていて皆で競り、挙げ句、えげつない追い込みが決まったり、ベチョタレで引っ掛かって3000は保つまいと思ったらエピファネイアが圧勝したり、残るならネコタイショウだと思って軸にしてやったらバンデのほうだったり…。ともかく、裏目、裏目のオンパレなのである。

 ドーム球場があるんだから、ドーム競馬場も早く着工するべきだろう。いつ何どきも、「良」。素晴らしいではないか。

 ごっつい屋根が必要だろうが、その気になればやれるはずである。ボクらぐらいのベテラン馬券師は皆、鉄柱の2~3本分ぐらいはすでに寄贈してるはずなんだし。
 弟子を集めて緊急会議を開き、皆で断虎会を結成した。かと言って、今さら別の球団を応援できるわけもなし、結論として、来年は野球を一切見ないことにしたのだ。

 大昔、野球を知らない母が、幼いボクにYGマ―ク入りの野球帽を買ってくれた時、今は亡き父はそれを破り捨て、母を激しく叱責。以来、父に虎党養成ギプスを装着されたボクは、人生の大半を虎に燃焼させてきたわけである。思えば、気が遠くなるほどの時間だ。

 YTVの「週刊トラトラタイガース」や、MBS優勝特番の構成担当に任命してもらったりと、いい思いをしたこともあるにはある。だからこそ歯を食いしばり、ここまできたわけだ。  それが、何であそこでボイヤーやねんっ。能見やろっ。第3戦のチケットを手にワクワクしていた子供たちを裏切る采配と勝負弱さに、さすがに愛想が尽きたのである。

 今、心地よい解放感に浸るボク。空いた時間を来年は有効に使うぞと嫁ハンに宣言したら、「はいはい、一応、聞いておきます」だって。

 憎い、恋しい。憎い、恋しい…巡り巡って虎と馬。略して、ボクのトラウマである。
 プロ野球はクライマックスシリーズに突入。執筆中の今は結果が分からないが、我がタイガースが日本一にならないと、彼が悲しむ。

 彼とは、桧山進次郎。本当にお疲れさま、そして、ありがとうと言いたい。引退試合では巨人相手に勝てて最高だった。矢野の時なんて、藤川がKY村田(当時、横浜)にホームランを浴びて逆転負け。そして敵陣を代表して矢野に花束を渡したのが当の村田という、コントみたいなセレモニーをやって失笑させてくれたが、今回は引き締まってよかった。

 ともかく桧山のどこに惚れるって、22年間も虎一筋で来たことである。入団後はチームがずっと低迷。ボクが構成していた「週刊トラトラタイガース」に出てくれた時、ゲストが届ける今週のキーワードとして、ボク発案の「三十路」を採用してくれたのでよく覚えているが、彼が選手として脂が乗り切る30歳を迎えた頃は、まさに暗黒時代であった。それをまあ、よく耐えてくれて…。意味を考えると、国民栄誉賞に該当する。

 「一筋」って、ほんと格好いいのだ。ボクもWIN5一筋。破産するまで頑張るのである。
 家に帰ると恐ろしいハガキが届いていて、永年の馬友で、ボクと一緒に競馬番組に出ていた内藤裕敬から、「嫁をもらいました」という仰天報告である。54歳。何だかんだと屁理屈をこねて独身を貫いていた男が、ついに屈服しよったわけだ。

 彼は演出家で、南河内万歳一座の座長だが、新婦は一座の看板女優だ。美人で、彼よりはるかに年下。どう考えても犯罪である。「俺は劇団員に絶対に手を出さない主義だ」という宣言を何度も聞かされたが、やはりウソであった。もう自宅で同棲を始めたというが、あんな保育園の園舎みたいなチープなマンションに女優を連れ込んで、大丈夫なのか。

 というわけで、これを読んだ彼から抗議が来るとは思うが、これはハガキが届かなかったファンや業界諸氏への暗号文でもある。30日から大阪で始まる内藤演出の「満月」に足を運び、ぜひ、冷やかしてやってほしい。本当におめでとう。

 ちなみに、彼の予想は年に1~2度炸裂する。先週、ヒットザターゲットを当てよったので当分無理だとは思うが、WIN5で先に億をゲットされぬよう、ボクも気合いを入れ直すのだ。
 体操界に新星が飛び出した。17歳で「後方伸身宙返り4回ひねり」という床の大技を決め、史上最年少で代表に選ばれた白井健三選手である。

 テレビで見たが、その華麗さに魅せられる。試しに布団の上でやってみたが、1回転が精一杯であった。しかも、手を着かずに着地することはほぼ不可能である。

 それにしても、その新技の命名が「シライ」てどうなの、それ? シライ・スクリューとかシライ・レボリューションとか、一工夫あってもよかろうに。こういった歴史に刻まれるものはプロのプランナーなどを集めてじっくり決めるべきで、ボクらだって番組タイトルを決める際は、白髪が増えたりするものだ。

 というわけで競馬界も「兵庫特別」みたいな何の魅力も工夫もない命名が残っているものの、最近は「アイビス・サマ―ダッシュ」的なシュッとしたものが増えたのも事実で、いいことだ。

 馬名もしかり。ネーミングは世間の注目、ひいては購買意欲面でまさに命であり、関わる人たちは頭の中が真っ白になるまで悩むべきである。それと的中率に何の関係もないことがツラいと言えばツラいんだけど。
 楽天がリーグ制覇。素直に喜びたい。10年前、我が阪神に火をつけた星野さんはやはり名将であり、間違いなく「持っている」と思う。しかし、一番感心するのは、彼が「粋である」ことだ。殊勲のマー君を胴上げ投手にすべく、わざわざ抑えに持ってくる粋な計らいには、感動すら覚える。

 同様に、巨人の原監督も、齢を重ねて粋になった。胴上げ前の最終回、優勝に貢献した山口、マシソン、西村の豪華リレ―で1人1殺。ファンの心を掌握しており、敵ながらアッパレである。

 粋は、意気、活きに通じる。わが国に今、一番足りないものがこれである。みのもんたが女子アナのお尻をちょいと叩いた程度でマスコミが騒ぎ立て、スケルトンの若手選手たちが宴席でお触りゲームしていたのを黙認したという理由で越選手(部長)が処分され…。若いもんが楽しんでるなあと、ニコニコ笑って見てたら処分かよ?

 シャレのわからん堅物が増え、聖人君子養成所と化しつつある「無粋」な国、日本。そんな中で不良中年・北野義則、ムチャクチャな馬券をゆわして暴れまくり、この国を立て直す所存である。空振り続きだけど。
 台風で中止になった月曜分の代替開催は23日になるものと勝手に決めていたら、翌火曜日にこっそり行われていて、気づいた時にはもう夜であった。何か得したような、妙な気分である。

 何らかの事情で、予想した馬券を買えなかったり、〆切に間に合わなかったレースが外れると、やったと思ったりする。「買えないツキ」を得たのだ。今週はこれを活かすチャンスである。

 その火曜日も含め、ここんとこのWIN5、当欄で3日続けて4発当てているのだ。15戦、12勝3敗。相撲なら優勝争いである。しかし本当に不思議だが、5発連続では当たらんのだ。ひょっとしたら、初めから4発しか当たらん仕組みになっているイカサマ賭博なのかも知れんぞ。まあ、それでも続けるけど。

 というわけで、嵐山の渡月橋が波をかぶるなんて、誰が予測できよう。遊覧船で楽しもうと思っていた宿泊客も、まさか旅館の部屋に船が横付けされるとは思わなかっただろう。「人間の想定」なんて、たかが知れていると痛感させられる。

 気を引き締めて想定外の穴馬を当て、2億獲りたいと思う。この想定自体が甘いんだけど。
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