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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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 テレビのニュースを見ると、どこもトップニュースが「猛暑」である。酷暑列島とか、連続猛暑日新記録とか、もう分かったと言いたい。暑い時に暑い暑いと言うなよ、暑いから。いっそ黙って滝や氷の映像だけ流しといてほしい気分だ。

 うちの事務所は「あ~暑いわぁ」と言った瞬間に罰金5千円である。クリエイターたる者、分かりきったこと、当たり前のことを言うべきではない。ボクは厳しいのだ。

 しかし、これだけ言っても熱中症で倒れる人が多いのには驚く。体育の授業中に生徒22人が倒れた中学校のニュースが報じられたが、指導教員は前に出ろ。体罰与えてやるから。他人様の子どもを預かる人間は、しっかりするべきである。

 うちの嫁ハンはヨガ教室の先生をしているが、昨日なんか途中で4回休み、生徒さんに強制的にお茶を飲ませたそうだ。4回目なんか「先生、もうお腹タプタプでヨガできません」という声も挙がったが、心を鬼にして飲ませたらしい(拷問に近いものがあるが…)。

 馬は走り続ける。暑い暑いと言うのは馬に申し訳ない。どうせ倒れるなら熱中症じゃなく、2億当てて倒れよう!
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 今週、誕生日を迎え、また一つ齢を重ねてしまった。50を過ぎて決めたテーマは「退行」。もちろん、いい意味でのそれであり、精神的に、そして行動学的に、毎年1歳ずつ若返ることになっているのだ。敢えて若者文化に首を突っ込んだり、アホなことをしたり、体力勝負に出たり…。

 たとえば、服は若者に混じってわざと古着屋で買い、歌番組は全部チェック。ウォーキングの距離を延ばし、趣味の釣りでは、無理に遠い所まで出向いて車をブッ飛ばす(先月も串本に遠征して36時間一睡もせず)。月に2度は図書館にこもって勉強にも精を出し、ついでに、子どもみたいにトカゲを飼っている。

 信念は、くだらん文化には手を出さないこと、流行を避けること、つまり、媚びないことだ。さらに、節約とかケチケチせず豊かに暮らすこと、そして何より、年齢を隠れみのにして逃げないことである。

 一番の自慢は、一貫して「馬券が若い」ことだ。常に無茶苦茶である。よって、本命戦を当てにいくヤワな若者とは話をしない。でもWIN5だけは別。毎回当てにいき、そして外し続けているのだ。どもならん。
 梅田の地下にあるふるさと名産店街が、来春に消える見通しである。地下道を所有する大阪市が出て行かせる方針だそうで、とても残念だ。全国の名産が一ヵ所で買えるのは魅力で、「名物に旨い物なし」と言うが、そんなことはない。

 しかし、マズい物も各県に確実にあり、かつて自分が出ていたラジオ番組で、「名産店街で誰が一番マズい物を買うか」を競う企画を実現させたことがある。各自で持ち寄り、生本番中に食べ合ってどれだけ笑えたか。マズい物を見分ける眼を養うのも大事なことだ。

 ここの通称は「アリバイ横丁」。この響きにはそそられる。たとえば熊本名産店で熊本みやげを買えば、九州出張に行っていなくとも、行ったことになるわけである。

 かつて放送作家の大先輩から、「女と箱根に行くが、嫁ハンにはお前と函館競馬に行くと言うたから。ハコ違いやけどよろしく頼む」などという悪質なアリバイ工作を依頼されたことがある。腹立つので週刊Gallop誌の連載で、「北の燕」というタイトルで短編小説のネタにしてやった。

 さあいよいよ夏競馬、通称「アリバイ競馬」のスタートだ。
 ロト6の当選番号をあなただけに教えるという詐欺が横行していて、保証金とかいう名目で、総額2700万だまし取られた人もいるらしい。

 ロトの抽選はネットで生公開されており、かつては弟子と一喜一憂したが、あまりに当たらんのでやめた。ネットを知らなくて、うまい話に乗りやすい金持ちの高齢者という狭い条件でも、クリアする人はいるものだ。

 詐欺映画の名作「スティング」は、競馬実況の時差を利用してだます。大傑作なので、だまされやすい人は必見である。

 先日、ついにうちの母親にも「母さん助けて詐欺」が襲来。まず驚いたのは「義則やけど」と、ボクの名前を名乗りよったことだ。「オレオレ」の時代はとっくに幕を閉じていたのである。

 電話口でゴホゴホ咳き込み、声が違うという母親の指摘に、「喉を痛めてて…」とひるまない。手の込んだ戦略、入念なリサーチ力、演技力、根気…。怒りを通り越して感心したりする。そんな能力を仕事に活かせば普通に儲かるだろうに。

 惜しいのは「WIN5で死ぬほどやられて、ヤバい奴らに追われてる」と言わなかったことだ。一瞬でだませたのに。

2013/06/16

 プロ野球で使用するボールを勝手に機構側が差し替えていた問題で、騒ぎになっている。驚いたのは、ちょっとイジっただけであれだけ飛びが変わるということだ。何だか過去のホームラン記録とか、どうでもいいように思えてきたぞ。

 競馬で言えば、ダートコースの砂を、競馬会が勝手にシベリア産のものに差し替えていたようなものだ。伝えてもらったところでどうにもならんが(コサック走法とか練習させればいいかも)。

 論点は勝手にやったことで、事前に相談もしてくれないとなれば、現場は当然、気ぃ悪い。

 間違いなく、機構側の「上から目線」に要因があり、選手が働くからこそ自分たちがボロ儲けできているのに、人間とは哀れな生き物で、取りまとめるうち、利益は自分たちの手柄で、選手は駒であると錯覚するのだ。こういった例は多く、スポーツ選手とその連盟、作家と著作権協会などの関係などが挙げられる。

 何事も関係者を一堂に集め、相談してから決めるべきである。そしたら、WIN5のような、絶対に4つしか当らないファン泣かせの馬券もできなかっただろうに。ほんま…、つらすぎる。
2013/06/09

 安田記念で一喜一憂しているスキに、日ハムの大谷投手がプロ初勝利を挙げていた。150キロを軽く超える豪速球、打者としても規定打数に達していないものの、3割前後をマーク。「メジャーに挑戦なんてアホぬかせ」と思ったものだが満更でもなく、むしろ、日本にいてくれてありがとうと言いたい。

 手元に2万人が回答したアンケートがあるが、「投手に専念を」が約42%、「打者に専念を」が約18%、「二刀流を続けて」が約33%であった。

 ボクは「二刀流を続けて」どころか「続けろ」と命令する。何かと夢のないご時勢、こんなええ話があるか? そもそもプロ野球は夢を売るスポーツだと、選手自身が言っているではないか(特にギャラのもらい過ぎを自覚している人たちが)。

 たとえ副業に精を出してボロ儲けしても、本業をおろそかにしなければ後ろ指さされることもないんだ。昼間はOLやって夜に風俗嬢に化けて何が悪いのよ…etc。彼は野球界のみならず、庶民の夢なのだ。  3連単とWIN5の二兎を追う者が二兎とも得て、何が悪いのだ。な~んて言いたいけど、やっぱ、両方ともアカンわ。
2013/06/02

 ダービーはいいレースだったが、コディーノの乗り替わりだけは気分が悪かった。ずっと横山典弘騎手とのコンビで駒を進めたのに、本番でいきなり交代。いかなる理由があるにせよ、そんなのはどうでもいい。これは誤りであり、こんなことを繰り返したら、ファンも離れていくだろう。

 GⅠは、人馬一体で栄冠を目指す本気の勝負である。ファンはその「人馬」の足跡を検討して馬券参加しており、「走らせる側の勝手だろ」では済まされない。誰に肩入れするわけでもないが、後味が悪くなることはやめてもらいたいものだ。

 当日はグリーンチャンネルで観戦したが、解説の岡田繁幸さん(マイネル軍団の総帥)がキズナの生産者を祝福しつつ、「先を越された」と冗談めかして言っておられたのが印象深い。

 ぜひ助言したいが、眼力世界一の岡田氏がダービーを勝てないのは、馬名のせいだ。マイネル何とか…は馬が多く、どれも同じに聞こえる分、一般ファンのテンションが上がらない。冠号を取り払い、「キズナ」のように、世界中の思いが乗り移るような馬名でダービーを勝ってほしいものである。

2013/05/26

 馬券裁判は妥当な落としどころを見つけたという印象で、判決自体に異議はない。久々に裁判所が庶民最後の砦となった感じで、日本の司法はまだ生きていた。

 注意すべきは、資産運用的な手段で馬券を購入して得た利益を一時所得ではなく雑所得だと認めただけであり、一般的なハズレ馬券=経費とはならないことだ。トランプのように束で馬券を買うボクとしては実に無念であるが、当たり馬券が、膨大なスカ馬券を積み重ねて学習し初めて得られるものであることから、ハズレ馬券は正真正銘の経費だという従来の主張を変えるつもりはない。

 ボクは大振り専科で打率が最低な分、高額窓口で何度も払い戻しているが、その際、おばちゃんに「高額なので申告してね」と促されたことは一度もない。WIN5をかたくなにPATでしか売らないことも含め、JRAは納税という観点で立場を明確にするべきで、傍観はズルいと思う。

 馬券代の1割は国庫に入るので、馬券の利益に課税するのは実質、二重課税だ。さっさと法改正してもらわんと、明日のダービーでもうかうか勝てないぞ! 勝ってから心配するべきだけど。
2013/05/19

 橋下さんとも猪瀬さんとも番組でご一緒し、お二人の名刺も持っているのが自慢で悪口は言いたかないんだが、発言が世界に発信される立場にいる人は、あんまり余計なことを言わないことだ。ボクも当欄で余計なことばっかり書くが、国政に影響しないので書いているだけである(各方面に迷惑はかけてるが)。

 慰安婦発言は話にならないが、沖縄風俗発言の意図は理解できる。しかし、戦後の貧困の中、飢える家族を見兼ね、進駐軍が持つパイ缶(パイナップルの缶詰。当時の略称)目当てに身を売った女性たちの苦悩を知っていれば、あんな発言に至ることはありえないわけである。何でも法律で片づく話ではないのだ。

 とにかく橋下さんは、若者にとって絶好の教師であり、反面教師だ。自分の意見をズバズバ言うことは学ぶべきである。そのためには、勉強してから言うこと。それと、相手が反論しても論点をすり替えて逃げずに済むように、自身の再反論まで想定してから発言することだ。オセロゲームのように、2手先まで読むクセをつければいい。

 展開すら読めずに馬券をハズしまくるボクが言うのも何だけど。

2013/05/12

 今週はプロ野球が盛り上がった。野球観戦が趣味という人は多いが、ボクの場合は「阪神が巨人に勝つ試合を観る」のが趣味なのである。よって東京ドームでの3タテにはシビレた。趣味を謳歌したわけである。

 それと、ここ数年はアンチ中日だ。それでも、谷繁捕手の2000本安打達成には、不覚にも感動してしまった。

 彼が書いた「将来」という題の小学校卒業文集を読んだ。夢は野球選手と宣言し、「そのためには、しっかり体をきたえ練習をすることです。体力と技術を身につけること、これがぼくの課題です」(原文まま)と、必要条件をびっしり挙げ、「課題」まで設定しているのだ。中身も文体も小学生とは思えず、見事な出来。何より、実現させたことが素晴らしい。

 急いで自分の文集も引っ張り出してみた。「俳優になるぞ」と書いている。アホと違うか。「女優さんとラブシーンができるからです」だと。どんなマセガキやねん。

 しかし、高校2年で方向転換。馬券に手を染め道頓堀場外で補導され、その悔しさから必死で競馬を研究し、今に至るわけである。人生、やり直したいよ、ほんと…。

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