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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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 日曜日、金本の二塁打がビデオ判定でホームランに変わった。ビデオ判定は後腐れがなくていい。しかし、当の真鍋塁審は、ビデオの採否はあくまで我々が決めたことで、抗議されたからではないと発言した。

 待てよ、おい。そもそもあなたが間違わなかったら、こんな騒ぎにならなかったのだ。打球を追うのをやめた野手の動きでも分かる単純な判定を誤り、それをわびてもいいぐらいなのに、何様なのだと思う。

 彼らは「審判だって人間だから間違う」などと開き直る。そうかなあ。審判の仕事は「ジャッジ」であり、それ以上でも以下でもない。なのに、そのジャッジを間違うんなら、あなた方は何で給料をもらうのだという話にならないか?「人間は間違うが、我々は間違わない」。プロならこう発言すべきだろう。

 競馬の決勝審判だってそうだ。ボクが今、写真判定で11連敗中なのは、どう考えてもおかしい。きっと、ボクの馬券を事前にチェックしてるに違いないのだ。

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 老人新党が「たちあがれ日本」になりそうだ。まだ間に合うし、考え直してほしい。

 石原知事の命名とはセンスを疑う。また、作家が発案したからとすんなり受け容れてしまう与謝野さんの気が知れん。偉大な歌人で言葉の達人であった鉄幹・晶子夫妻の孫として意地があるはずだ。対案を出せ。

 そもそも日本をここまで沈没させたのは、あなた方である。なのに「たちあがれ」とはおこがましい。新党メンバーが国民目線に立てないことを証明しているような命名であり、名は必ず体を表す。安易である。

 KTVの競馬中継が今年から「競馬beat」に変わった。プロデューサーとは親しく、実は昨秋に極秘でネーミングを相談されて20ほど案を出したが、見事落選。四半世紀近くこの商売をやってきて、ボクの番組タイトルが採用されたのは、ほんの5つである。それでも多いほうだ。

 コラム名のヒット作は「地獄の沙汰も3連単」である。予想のヒットとは、また別の話だ。

高松宮記念が中途半端な馬券に終わった。中京競馬場改装前のフィナーレに無茶苦茶な馬券で盛り上げるんだろうと読んだが、深読みであった(浅読みかも)。大敗である。

 中京の改装は貴重な小回り文化遺産の喪失であり、改装後の新潟がそうであるように、競馬が面白くなくなるのは目に見えている。

 逃げ馬が前半をキャンターのごとくスローで流しても、直線の長さを利した追い込み馬が、最後の最後に届いてしまう競馬はつまらない。

 技術や戦略や展開より、瞬発力というポテンシャルを軸にすれば当たってしまう馬券がつまらないのである。中京は、狭いからスリリングだったのだ。

 もう設計図ができていて手遅れかもしれんが、直線を延ばす分、幅を縮めるというのはどうか?

 6頭分とか。差し馬は馬群を割るしかなく、騎手の技量も上がって楽しめると思うが、また不採用だろうなあ。

 まあ、馬券はどっちゃにしろイカレるんだけど。

 先週、テレビとブルーレイのデッキを買った。馬券で大きな物を買ったのは久しぶりである。ザマアミロだ。

 何もかも「馬券を通してから買う」という生活をしていると、意外にも(て言うか当然と言うか)何も買えないものだ。だが、馬券に気合が入るので貫徹している。

 かぜ薬すら馬券を当てないと買えないだけに、かぜをひかないというメリットもある。

 次のターゲットは、趣味の釣り用として、釣りざお型の水中カメラ。これがあればモニターを見ながら魚の前にエサを沈められるので絶対に有利だ。5万円。3連単の5万馬券を当てれば、100円でこいつが買える。チョロいもんである。

 この方式の大事なポイントは「馬券でマイカー」などと高望みをしないことである。馬券が大振りになって破産する。

 それと、「この世に馬券さえなければ、今ごろ何台も車持ってるのになあ」などと絶対に言わないことである。

 最近、3連単で224点張りすると、10万以上の馬券がよく当たることが分かった。弟子どもが、金にモノゆわして反則だと言う。ならばと共同戦線を持ちかけたら、半分はキツいので10円分だけ分けろと言い、10万当たると1万円を分配されて満足していたりするのだ。

 何かの文献で読んだんだが、古代の落書きにも「近ごろの若いモンは…」という表記があるんだそうだ。それでも言わせてもらうが、近ごろの若いモンは根性がない。もっと張れよ。それと、麻雀を知らんヤツが多い。悪い遊びは覚えなアカン。

 うちの我流塾には、テレビ界を目指す若者が全国から集まってくれる。遠方組は一晩だけ大阪で泊まるため、授業が終わったらすることがなく、ボクと麻雀を打ち、馬券談義をして夜を過ごす。近ごろの若いモンでも、見上げたヤツはいるのだ。

 卒業生には「ケンミンSHOW」でディレクターをやってる者もいる。今、第4期生を最終募集中。すぐ決断するように。

 ウオッカの引退が発表された。G1 7勝のうち5勝が牡馬との混合戦。偉業であり、これは挑戦し続けた関係者の偉業でもある。

 気に食わないのはヴィクトリアマイルに2度も出たことで、ボクは同レースの創設に雑誌で異論を唱え、論争を巻き起こしたことがある。反対理由は、牝馬限定のG1を作ると、牝馬がそちらに回ってしまうからである。馬主にも牧場にも都合のいいG1かもしれないが、それでは名牝は生まれない。

 レースがあるから、そちらに回るのだ。なければ牡馬と対決し、第2、第3のウオッカの出現となる。そうなれば牝馬のレベルも価値も上がり、牡馬に負けない値で売れるのだ。

 限定G1は悪循環の起点でしかない。初めから牡馬との力関係を決めつけている関係者は、ウオッカのひづめのアカでもせんじて飲むべきだろう。

 とは言うものの、あんまり強いのばかり出てきてもらっても困る。ウオッカで馬券を獲ったことは1度もないからだ。ほどほどにしてもらいたいものである。


 2月は30万馬券を3発ゲットできた。こんなことはもう、一生ないだろう。

 軸はすべて角田騎手で、厩舎開業資金を必死で稼ぐだろうと読んだら、当たった(関係ないかも)。やはり節目は勝負だ。来年の2月が待ち遠しいぞ(消極的かも)。

 ヒシミラクルで儲けさせてもらったり、ボクの中では彼に対する好感度が高く、とりわけ、ジャンポケを降板させられ、後に再び依頼された時に辞退した男気に惚れた。調教師としても一発かましたれ!

 一方、同時に引退した玲奈ちゃんは、うまい下手以前に、チャンスさえ与えてもらえず気の毒だった。誰が何と言おうとそうであり、そこにジェンダー的な概念がなかったと言えばウソになる。

 今年も新人がデビューする。免許を与えた以上主催者は、所属厩舎によって運命が決まるというくだらないことがないよう、監視すべきだ。

 ガンバレ、新人!これだけ言うたったから、このおっちゃんから金奪っていくなよ。

 先週、イギリスで、英史上最高額となる、日本円で79億円の宝くじ当選者が出た。共稼ぎ夫婦に当たったが、二人とも仕事をやめるとか。つまり、二人ともアホになるということだ。勝手にしろである。

 宝くじでデカイのが来た場合、他人にしゃべるかどうかで大議論になった。うちの事務所では、しゃべりそうなヤツが半分、黙っていそうなヤツも半分いる。

 しゃべると当然たかられるが、皆に賞賛され、新しい友も得るかも知れない。黙ってると金はまるまる残るが、得る物はまさに金だけ。しかも、万一バレた日にゃ、即刻クビだ。どっちが得なのかは、実に微妙である。

 ボクは先週、やや大きい馬券をゆわしたが、早速漏らしてしまったためにハチの巣状態。弟子どもにはスシを、秘書のオネエにはケーキを死ぬほど食われた。で、皆から温かい笑顔を得たわけだが、それがいったい、何の得になるというのだ。

 もう絶対にしゃべらんぞ。陰険に生きていくと決めたのである。

 4年ぶりの今回もまた、冬季五輪のカーリング中継を見て徹夜である。知能と体力の両方がいるバカではできないスポーツがボクは好きなのだ。

 4年前、当時リーダーだった小野寺歩ちゃんにファンレターを書き、ブランドもののボールペンを添えて送った。

 返事が来ないとぼやいていると、「何をド素人みたいなことを。来るわけないやろ」と皆にボロクソ言われたが、2ヵ月ほどして、自筆によるお礼の手紙と、競技中の拡大生写真がサイン入りで届き、皆がボクにヒレ伏しよった。今もボクのお宝なのだ。何でもやってみるもんである。

 お次はテレビのプロとしての自慢だが、上村愛子ちゃんとは局で話したことがある。台本で彼女のセリフも書いた。向こうは絶対忘れてるが、それはどうでもいい。かなり入れ込んで応援したが、痛恨の4着だった。

 ほんま、4着というのが一番つまらんのだ。次こそがんばれ! ボクも3着目指すからな。3連単の話だけど。

 ボクの場合、読まないのに買う本というのがある。切り口が斬新で、「こいつはやられたっ」という本だ。著者に敬意を表すため、1冊買うのである。

 先日買ったのが「世界でもっとも阿呆な旅」。30代の青年が、国内外を問わず、珍地名の町だけを訪れたルポである。海外編では、スケベニンゲン(オランダ)、エロマンガ(オーストラリア)、オナラスカ(アメリカ)、キンタマーニ(バリ島)などで、国内編は鼻毛、下野毛、首切峠、血流川など、合わせて100ヵ所以上訪れている。

 真剣であり、写真も素晴らしい。あまりのくだらなさに感服すると同時に、ボクも自身の旅テーマを探していただけに、やられた感が強いのだ。

 「あんたの場合、やっぱりバクチ旅しかないんちゃう」と嫁ハンは言う。
 「そんなもん、旅打ちとゆうて、誰でもやっとる」
 「けど、お金スッて、そのまま帰ってこないというのは斬新かもよ」

 なるほどなぁ・・・て、感心してる場合か。

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