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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2008/03/22

 また弟子どもと大相撲観戦に行ってきた。うちの連中はボクの影響を色濃く受け、一同、超相撲ツウ。したがって、声援の仕方も半端じゃないのだ。

 朝青龍には「ドルジ~」と叫ぶ。彼の本名の略である。春日王には「キム~」。これも本名だ。安美錦には「今日はまともに立て~」。露鵬にも「汚いことすなよ~」。いちいち取り口についてまでやじるのである。「大寿山~」「水戸泉~」。審判にまで声援だ。もう、恥ずかしすぎるのである。

 立ち合いの直前、場内がシ~ンとする一瞬に叫ぶのがコツで、その時の声はテレビを通じても聞こえるため、後日、ビデオを再生して皆で笑うのだ。アホの集団である。

 昔は皆ビビっていたのだが、ボクが競馬場で叫ぶのとおんなじことやと言ってやると、それもそうだと思ったらしい。

 で、馬券がカスリもしないため、競馬場で叫べなくなったウップンを相撲で晴らしているらしいのだ。まさにどうしようもない集団である。
 

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2008/03/15

中京がむちゃくちゃ荒れた日の前夜、ボクは大穴馬券師10人と梅田で食事会兼戦略会議を開き、恒例の共同馬券作戦を討議していた。参戦レースは、荒れるに決まっている中京記念と、もっと荒れるに決まっている中京9R。馬券は11人が1票ずつ投票しての、3連単8頭BOXだ(経験上、投票馬が適度に重なって8頭になる)。2クラで672点張りである。

 9Rでボクは、16番人気のシゲルダイノウカイを推奨。芝の短距離で一変するはずである。勝ち馬には当然、票が入っており、ワクワク穴馬BOXが完成したのに、結果は痛恨の3着ヌケ。まあよくあることだが、配当が何と、756万て…。山分けしても1人68万、あまりの仕打ちである。

 さすがに中京記念の76万馬券は当たったが、このメンツでは朝飯前の馬券で、9Rの10分の1。消化不良のため、来月再びこの11人で集まり、配当金ごとブチ込むことが決まった。誰か止めてくれるだろうと淡い期待を抱いてはいるが。  

2008/03/08

 先週は引退調教師馬券でえらい目に遭った話を書いたが、今回は新人騎手馬券でえらい目に遭った話で攻めてみたいと思う。

 美浦の河野厩舎からデビューした三浦騎手は、いきなり特別勝ちとお見事。騎乗馬は条件がそろったわりに6番人気とおいしく、普通なら大勝負する馬だ。それを1円も買わなかったのは新人だったから。以上。

 本人はチャンスをくれた関係者に感謝したいと謙虚に語っていたがまさにその通りで、勝負がかりの特別戦で新人を起用する器の大きい関係者は今どき奇特である。

 同じ日に内田博騎手も”新人”デビューしたが、2日で21クラも乗っている。その実力は認めるが、これは、関係者がいかに中央の若手を信用していないかの証拠。関係者、特にオーナーの多くは、自分たちの業界に対する投資感覚に乏しい。いい馬に乗せて成功も失敗もさせて育てるのが義務だというものだ。

 われわれにだけアホほど投資させるのは、どう考えても反則である。

2008/03/01

 先週はいろんな調教師のラストウイークだったが、気づいていなかった。店じまいする松元省厩舎のトウカイエリートを当欄で推奨したが、偶然である。

  ところが金曜の晩、弟子どもが「松元省厩舎は最後にトリックとエリート、トウカイの2頭出しです。絶対どっちかは来ますよ」とボクに指導する。

  さらに、もっと勝負はクイーンCで、「引退・加賀厩舎のデヴェロッペは逃げ馬なので楽に行かせてもらえるだろうし、同じく引退・矢野進厩舎のエフティマイアは鞍上が矢野進師の弟子なので目一杯叩くまくる。どっちも鉄板です」と言い切りやがった。

  どっちのレースも買う気がなかったのに、ここまで言われたりしたら行くしかあるまい。血を吐くほどの大勝負に出たところ、その4頭が順に8・9・4・6着て。悪夢じゃ!

  きょうびの競馬って、そんなに甘くはないのよね。ド外れ引退馬券を眺めつつ、これを自分の引退馬券にしようかと真剣に悩んだのだ。  

2008/02/23

 自販機の前を通るたびに甘い缶コーヒーを買い、ボクの家で徹マンした帰途、必ず牛丼の大盛りを食べて寝るというすさんだ食生活をしていた同い年のディレクターがいる。

 「そんな食生活では糖尿病になるぞ」というボクの忠告を無視し続けていた彼が、このたび糖尿病になった。

 で、体質を超改善して医者を驚かせてやるとか言って、一気に厳しい生活に変貌(へんぼう)させよったのである。ウォーキング1日1万5000歩。間食ヌキ。食事はすべてメモ。他にもいろんな戒律を手帳に書き込み、それをボクに読ませるのである。

 ウォーキングは途中で止まったら意味がなく、いろんな店を冷やかしながら歩くボクのやり方は単なる散歩で、何の効果もないと言いやがった。

 何もない所を毎日歩けたもんじゃない。腹立つので今度、競馬場で売り場とパドックを往復し、レース中も馬と一緒に歩いてやるのだ。これで体重と体脂肪を減らしてやるぞ。お金も減るという問題が残るけど。

2008/02/16

 埼玉の戸田競艇で、外れ舟券をテープでつなぎあわす偽造をしたオヤジが逮捕された。

 セロハンテープでくっつけたため、そのデコボコ部分を機械が感知してバレたんだそうである。その幼稚さもさることながら、機械が文字ではなくコードを読み取ることを知らないところがすごい。しかも、搾取しようとした額が3380円だと。逮捕は仕方ないが、今どき、まだこういうオヤジがいることが何だかほほえましいのだ。

 馬券も昔はおばちゃんが視認の上、1枚ずつハンコをついて戻してくれた。この方式を悪用し、永年の偽造で億の金をかすめて逮捕された印刷工が著した「馬券偽造師」という本がある。実に面白く、オススメである。

 先週は、ほんまに偽造したろかと思うほどの超カスリ馬券がいっぱい出来てしまい、倒れそうになった。もし競馬会がいかにバレにくいかを競う偽造馬券コンテストをシャレでやってくれたら、そこそこ戦える自信はあるのだ。切り刻める馬券も山ほどあるしね。

2008/02/09

 先週は当欄で京都10Rの71万馬券が当たったが、自分も獲ったのである。こういうことはめったになく、その瞬間、ウインズで思わず「当たったっ」と叫んでしまう。そしたら横にいたオヤジがボクの馬券を検査して、「間違いなく当たっとる」との判定を下してくれた。

 ここまでは有り難かったんだが、その後、「アンタ、帰れっ。今すぐ帰れっ」とボクに命令するのである。今来たとこなのに誰がやねんと思ってたら、「襲われるっ。襲われるっ」。この馬券は何百万もつくので、襲われないうちに大金を握りしめてさっさと帰れとの助言であった。ボクが噴き出すと周囲も笑い出し、「ほんまや。すぐ帰んなはれっ」と皆が言う。

 何百万とのうわさをすっかり信じ、大口窓口の前で仁王立ちしていたら、71万との発表。襲われないが、大金には違いない。
 
  続くレースにちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・。気がついたら金は50万に激減。本当に帰るべきだった。あれは神のお告げだったのだ。

2008/02/02

 今、全国的に「血」が不足気味なんだそうである。で、苦肉の策として、献血してくれたら和菓子や抹茶を提供してくれたり、マッサージやネイルケアをするサービスが登場しているらしい。苦しい事情は分かるが、血と喧噪の中でお抹茶を頂いてうまいかどうかは微妙である。それに、そもそも注射の後のマッサージは普通だし(違うマッサージなら男は考えるけど)。血をお金で買ってくれる時代も遠くないかも。

 ボクが通うウインズ梅田の横にはいつも献血車が止まっているが、あそこで血を買ってくれるならむちゃくちゃはやると思う。血を売ってでも馬券を買いたい時ってあるしね。ニアピンで大万馬券を外したときなんか頭に血が上ってカッカしてるから、適度に血を抜いてもらって馬券買い直すのも効果的だと思うし。

 と言っても、場外で吠えてるオッサンどもの中性脂肪タプタプの血が世の中の役に立つとはとても思えん。我々の代わりに、健康な人だけどんどん献血するように。

2008/01/26

 NHKの職員さんたちときたら、インサイダー情報で株が買えて本当にうらやましい話である。全職員を調査したところで、正直に白状するはずがなかろう。職場から家族に電話で指示もできるし。

 それに引き換え、ボクの所に入ってくるインサイダー情報と言えば、番組スタッフとタレントのニャンニャン話とか、調教師や騎手とタレントのニャンニャン話とか・・・どっちゃにしろ、しょせんはニャンニャン話なのだ。これではニャンにも儲からないのである。

 インサイダーとは関係ないが、厩舎関係者は、せめて「今回は突如逃げます」などと作戦変更する際はちゃんと宣言してほしい(その宣言を記者が記事にしてくれなかったら、結局インサイダーになるんだけど)。

 そう考えると、馬主さんは関係者に戦法を指示したり戦略会議に参加できるのに、馬券が買えるというのは微妙であると思う。それは馬主になれないお前のヒガミだと言われればその通りですけど、何か?

2008/01/19

 先週の日曜はJRAのお達し通り、7人で淀で「CLUB KEIBA」。

 寒いので皆で共同馬券でも買って盛り上がろうという話になり、10Rで実行に移す。この羅生門Sは差し馬ばかりが人気しており、大穴3連単が期待できる絶好の穴レースだ。各自、用紙に番号を書き、「せーの」で開いた馬の7頭BOXである。210点張りだが、1人3000円で楽しめる。

 で、完成したのが6・8・9・10・11・12・14番人気のBOXて・・・。誰も人気サイドに投票せず、むちゃくちゃの馬券だ。とても当たりそうにないのである。

 それが何とだ。買ったウォーターオーレとゴッドヘイローが来て「あと1つ」の態勢。ところがヘイローフジが間に合わず、人気サイドのサワノブレイブに3着に割り込まれて60万馬券が寸前でパァだ。結果も42万馬券とデカく、一同爆死。我々こそ競馬場じゅうで一番アホの集団であろう。

 「CLUB KEIBA」は、1人でも正常な奴を混ぜて初めて成立することが判明した。

 

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