先週の日曜は弟子の美奈子を連れて淀へ。武豊はじめリーディング上位がこぞってマイルCのために東京出稼ぎ中であったため、「騎手で決まる」という不条理な結果に遭遇せず、思う存分穴馬券が獲れるというもくろみがあったからだ。
なのに、全然荒れないのである。押し出された人気馬ばっかり来よるのだ。気がつくと、諭吉不在。京橋へ引き返す。
「ボロボロになった日はなあ、それに見合った店でヤケ酒を飲まなアカンのや」。美奈子にそう教えてやり、こんな店に女の子はかわいそうやろというような、激安の、ソース二度漬けお断りの串カツ屋を探して入店。で、ふと隣りを見ると、同じく競馬場帰りの旭堂南太平洋一行様がいた。えらい偶然だ。よりによってこんな店で。彼らも馬券ボロボロで、境遇に見合った店を探したらしいのだ。これからこの店を「オケラ屋」と名づけて溜まり場にしたいと思う。常連になってたりして。
2005/05/07
5日、嫁サンからいきなり車を出せとの指令。北浜三越が閉店セールだという。開業315年の最終日、初めて三越へ。
連休だけあって、紳士売り場に男が満杯。山積みワゴンを取り囲んでいる。お前ら、もっと紳士的に振る舞えよ…などと思って見ていたが、せっかく来たので何だか悔しくなり、自分も馬群の中へ。
店が店だけに品は一流で、安いと言われれば安い。とりあえずカッターシャツ6枚、ネクタイ3本、靴2足、カバンを2つキープして両脇に抱え、おたく何者ですか? と言われそうな格好で別の売り場にいる嫁サンの到着を待つ。自分ではなんにも決められんのだ。買い物客を観察していると、ある重大なキーワードが浮上してくる。それは、「買わな損」、みんな十分に持っている物を、「お得だ」という理由だけで買い足しているのだ。バーゲン会場とは「オッズがいい」という理由で穴馬券を買い足す訓練の馬なのであった。
今ごろ恐ろしいことに気づいて、3歳戦の穴馬券がバコバコ獲れるようになってしまった(桜花賞と皐月賞ハズシといて言うのも何だけど)。
若駒のレースって、展開とか時計とか当日気配とかコース適性とか…ほとんど何にも関係ないのである。このたび、「北野ゼミPOG徹底講座」という本を出すにあたり、あるデータを引っ張り出して、こんなとこ見るだけでいいのか、今までの馬券人生は何だったのよとカルチャーショックを受けたのだ。昨日、書店で2時間ほど張り込んでたら(ヒマかぃ)、8分に1冊の割合で売れていった。これはオッズに悪影響を及ぼす恐れありだ。もうこれ以上は買わないようにしてもらいたい(ボクとPOGで対決してる人は絶対に買わないように)。
この本の編集で、走る馬の選び方を完璧に把握した。で、いよいよ馬を買うならいざ知らず、たかだかペーパーオーナーである。空しいのだ。
2005/04/23
財務省が、明治から昭和にかけて発行された20円金貨など3万2700枚を、ネットオークションで売却するらしい。マニアの間で1千万の値がつくものもあるとか。みんな黙っているのが不思議だが、この中には市場に一度も流通していない幻の金貨も含まれていて、それを国が上限なしの競売で暴利を貪るのは道義に反しないか? 法の網さえ潜れば何をしてもいいのか?
はしたなくないか? ならば今後も、流通を制限して価値が上がった頃に同じことを意図的に仕組めるという理屈にならないか?
と、財務省に問いただしたところ、はしたないとも何とも思っていないようである。財政難なのだそうだ。最後の理屈の部分はごまかされ、あとは法律論ばっかり。官僚のあんちゃんと電話で1時間もしゃべってドッと疲れてしまった。
こんな阿漕(あこぎ)な商売をする国からは、金品を合法的に強奪だ! 競馬で負けてる場合ではないゾ。
娘が中学に上がったのを機に、自ら娘の弁当作り係を申し出たのだ。今をもって皆勤賞である。
いつも明け方まで原稿を書いていて、書き終わったあとは脳ミソが熱く、1時間は寝つけない。そこで、その1時間をぼんやりと弁当作りに充てつつ、入り切れなかったおかずを夜食として自分がかき込むという一石二鳥作戦に出たのである。
昨日なんか、自分で釣ったスズキを塩焼きにして入れてやったのだ。あったかい手料理である。
料理はある程度出来るが、やっぱりおかずには困るものだ。先日も友人と居酒屋に行ったが、鴨を炙ったうまい料理が出てきたので、紙に包んで二切れ持ち帰った。これからは弁当のことを考えて注文しよう。
いい父親だと思うね。そもそも土日に競馬さえなければ最高のパパなのだ。競馬が親子関係をズタズタにしてしまうのである。本当ならおかずだって、もっといい物を入れてやれるのだ。
2005/04/09
恒例となったグリーンチャンネル「クラシックパーク」に出た。桜花賞と皐月賞予想で盛り上がったが、もっと愉快だったのは「これって罪ですか?」という競馬ディベートのコーナー。
お題が、①友人に頼まれた馬券を買い間違え、それが当たって万馬券になってしまった時、友人に内緒にする。②子どもと遊園地に行く約束をしていたところ、ダービーのゴンドラ席を確保していた美女から観戦の誘いがあったため、子どもに急な仕事とウソをついて競馬場に行く。
これが有罪か無罪かを考えるというもので、皆さんも論争をどうぞ。ボクは両方とも有罪である。
①は結果的に間違えた人の手柄であるが、正直に話し、金を渡して恩を売り、友人を自分のシモベにして5年もたせた方が結果的に「儲かる」。その計算が足りない。
②は重罪で、約束相手が子どもだからである。これが嫁サンとなると話は別だ。愚問なのだ。
2005/04/02
サッカーのオウンゴールって面白いものであるね。ヒザに当たったりしたボールが偶然入ってしまうことはあるけど、バーレーンの場合はどう見てもシュートしてくれたように見えたけど。
オウンゴールを狙ったなどといった日本側のコメントもあったのだ。ウソつけ。仮に本当だとしたら、そんなセコいもの狙うなと言いたい。
W杯予選は盛り上がってるけれど、サッカーくじの方はさっぱりらしい。抽選をするわけでもないのに「くじ」などとウソのネーミングはやめて、「サッカー賭博!!」とちゃんと言えばいいのに。みんなもっとそそられると思うけど。
それと、サッカー賭博を認めていながら、野球賭博や相撲賭博を政府が公認しないのはなんでかと聞きたい。スポーツと推理。両面から見た方が盛り上がるし、雇用促進にもなるし…。アホみたいに競馬ばっかしやって、オウンゴール連発のボクも救われるし。
最近の週刊Gallopに、資金不足の人は8Rまでの堅い複勝を2つほど転がして、それが成功した時に初めて9R以降の3連単にチャレンジ、自信の1鞍に払い戻した金を全部突っ込む戦法を提案したら、これが結構ウケてしまった。みんなやってるらしい。
うちの弟子、美奈子が先週、これに挑戦。中京4Rでパッショナルダンスの複にこの日の全資金1万円を全部突っ込んで的中(配当360円)、戻した3万6000円を阪神8Rのビッグオスカーの複に、また何と、全部行きよった。かなりの“男前”である。
それがまた的中―。今度は310円ついて、この時点で11万余りを払い戻し、何とこれを中京11Rでナイスハンド軸の3連単にまた全部行きよった(無茶苦茶男前だ)。で、見事に4着敗退―。
この男前女が、今週から夕刊フジで予想デビューしよるので、そちらもぜひよろしく。師匠よりよっぽど当たるし。
今月はグリーンチャンネル「うまくら」に出してもらっていて、人気ドラマ「特命係長・只野仁」をパロッた「特券係長・北野義則」という役柄でハズレ馬券診断をやっている(タレントでもないのによくやる)。
とにかく、視聴者から送られてきたニアピン馬券を見て驚く。3連単で超穴馬2頭を3着欄だけに塗ってしまったために270万馬券を獲り逃したり、チューリップ賞でダンツクインビーを2着欄だけに塗ったために120万馬券を獲り逃したり…。来週紹介するものなどは、大阪城Sで3着馬だけがヌケて404万馬券を獲り逃し、さらにあの微妙な写真判定で1着2着4着に敗れたという悲惨さだ。
あれだけお気の毒な馬券が続々寄せられると、全国にはボクよりモガキ苦しんでいる人が大勢いることが分かり、自分の生っちょろさを実感する。と同時に、心底ホッとしたりするのだ。
岡部騎手がついにムチを置いた。56歳まで本当にご苦労さんと言いたい。
考えてもみてほしい。あの薄着で馬に乗って風を受けて走って…。寒いよ。ちょっと自転車で走っても寒いのに。しかも朝の早よから。今後、競馬会へのご意見番として長く活躍してもらうためにも、ガタガタになる前に決断してくれて、逆によかったと思うのだ。
20日の中山・最終レースは引退記念レースになるらしい。粋な計らいであると思う。世界に冠たる岡部さんだ。海外でも記念レースを創設してあげてほしい。ジャック・ル・ドルフ賞とか。
これからは若手騎手の養成に力を注いでほしいと思う。外国人騎手に何もかも持って行かれる現状を打破するためにも。ペリエとデムーロで馬券やられまくるボクのためにも…