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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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またしてもタバコの値上げだ。結局、民主党も浅知恵である。何の芸もないのだ。

 ニコチン中毒という病気を持つ人をいじめていることに気づかないのか。「健康増進」という大義名分を掲げれば何でも通るとでも思っているのか。余計なお世話である。

 国民が健康になって長生きすれば払う年金が増え、かえって金がかかることぐらい、計算できんかな、ほんま。こうなりゃ吸い続けたまま、死んでも長生きしてやるぞ。

 歌劇「カルメン」の中で、タバコ工場の女性工員たちは、こんな歌を歌う。

「紫のタバコの煙、タバコの煙。ほんのりと甘い香り、うっすらと顔にかかれば、皆うっとりと浮かれ出す。愛の言葉も・・・煙。笑顔も誓いも・・・煙。はかない煙・・・煙。薄く漂う煙・・・煙」。アンタらにはこの粋な世界がわからんだろう。

 冬の競馬場なんか行って見なはれ。冷たい空気のなか、ゆらゆらと紫煙にかすむ山並みの美しいこと。アンタらにはわからんだろう。

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 吉本のタレント・亀山房代さんが急逝し、今週、お別れ会があった。

 母となり、幸せをつかんだだけに、無念であろう。最後に小さい娘さんがマイクに向かい、「ママ、ありがとう!」と言った。たまらない。300人の列席者と一緒に、ボクも大泣きした。

 20歳のフサが深夜ラジオ「ヤンタン・キンドン館」でデビューした時、番組を構成していたのがボクだった。長いつき合いが始まり、「どんなんかな予備校」や「ワイドABCDE~す」など、多くの番組で一緒だった。

「センセ、センセ」と甘えてくれて、優しくてよく気がつく、天使のような子だった。本物の天使になるのは早すぎる。

 サニーブライアンの皐月賞で500倍が出た翌日、楽屋での会話が忘れられない。「センセ、馬券師やったらあんなん獲らな」「獲ったがな」帯封を叩きつけてやるとワオッ~とブッ飛び、「これでやっと競馬やめれますやん」と生意気ぬかしよった。忠告聞いときゃよかったよ。

 阪神の赤星が引退を表明した。か~なりショックである。泣きそうだ。

 6年前、優勝マジック1となるサヨナラ打を放った。ボクが初めて優勝特番の台本を書かせてもらった日である。星野さんに抱きかかえられた姿は忘れられん。

 つらいケガだが、まさに男の引き際を見せつけられた思いである。千代大海や魁皇も見習って、さっさと引退してもらいたいものだ。

 競馬の世界でも、今年もディープスカイやスクリーンヒーローといった名馬が若くして引退していった。昨今はオープン馬、特に牡馬が手薄だけに痛い損失である。

 特に何が痛いって、先行投資した金を戻してくれないまま去られるのが痛い。もうけさせてくれた馬は「おつかれさん」と送り出せるが、未回収の馬には「ちょっと待ってくれぃ」と言いたくなる。そしてなぜか、ほとんどの馬に「ちょっと待ってくれぃ」と懇願しているのである。

 自分の馬券の引き際を考えるべきかも。

 ノーベル賞学者たちが事業仕分けに反対して決起していたが、それってどうなの?

 化学賞の野依さんは日ごろの発言から尊敬していたが、「科学や教育はコストではなく投資であり、コストと投資を一緒くたにするのは見識を欠く」という発言は、それこそ見識を欠く。

 科学技術振興機構に65人もの天下りがいて、ここに多額の給料を落とすことを「投資」とは呼ばないからだ。一緒くたにしているのはそっちである。その場にいた記者たちも、そういう反論をしろと言いたい。

 そこで、「競馬は投資か」について考える。もちろん、投資である。ただ、馬券とは、目先の利益を追求するための投資ではないということだ。将来、ボロ儲けするための自分への投資として、多くのレースに資金投下するべきなのである。投下しないレースは真剣に見ないからだ。

 「買って、見る」ことが研究になり、長期的にみて利益につながるのである。いや、そう信じないとやっとれん。


 事業仕分けは素晴らしい。政権交代最大の収穫である。焼け石に水などと言って足を引っ張る輩もいるが、ならば対案を示せと言いたい。結論には時間を要すだろうが、マヒ野郎どもに正常な金銭感覚を植えつけてやるだけでも収穫である。ばくちで金銭感覚がマヒしてるボクが言うのも何だけど。

 何と言っても悪魔の仕分け女・レンホーちゃんが最高だ。番組経験が長く、仕切りが迅速。そして、タイミングを計算しての白い歯がまたいい。ガンバレ、レンホー。

 今回頂いた発想は「レース仕分け」。何にでも手を出すから負債が膨らむのである。仕分けだ。

 まず、12頭以下のレースは3連単で10万以上つく確率が少なく、これを自分の中で「廃止」。2200m以上のレースは展開予想が難しいわりに荒れない。「縮減」。

 その後、障害戦、未勝利戦、重賞、G1・・・。いろいろ考えたがほとんど仕分けできず、そもそも馬券を買うという行為自体を「見直し」するべきとの結論に至る。

 2011年に5重勝単式という馬券が導入されるらしい。指定5クラの勝ち馬をパーフェクトに当てるというもので、穴馬が数頭からむと億単位の払い戻しになるのは間違いない。

 腕が鳴るが、ただ、toto BIGのように予想が入り込む余地がなく、コンピューターがランダムに馬を決定するんなら、そんなもんは要らん。競馬は宝クジじゃないからいいのである。

 もう既に似たようなコンピューター馬券が売られていて、ボクも買った話は書いたが、億単位となるとワケが違うのだ。真剣に予想して1億狙った人が、機械に頼った人に持っていかれるのは理不尽だからである。

 しかもこの馬券、負け方次第では気絶だ。4クラ連続で当たり、5クラ目に写真判定で負けたり・・・。逆に、1クラ目を外してリタイアした後、残り4クラが当たったり・・・。10週やって負け続け、資金が枯渇して休んだ11週目に予想が当たってたり・・・。

 しかし、何でいつも、こんなマイナス思考なんやろ。

 今週は整形逃亡犯の大捕物でえらい騒ぎであった。うちは報道番組にかかわっている弟子が多く、皆、振り回されよった。

 ヤツもどうせなら男前になってから捕まればいいものを、整形は失敗するわ逃亡は失敗するわ・・・大誤算であろう。

 飛行機はチェックが厳しく、ボクは港が怪しいと踏んでいて、それがドンピシャ当たった。いっそ張り込んで通報し、懸賞金の1000万円を頂くべきであった。相当、馬券買えたのに。

 容疑者は30歳なのに、親から月に数十万か十数万か知らんが、ともかく大金の仕送りを受けていたらしい。医者の両親が「甘やかした覚えはありません」と語気を強めていたが、これを世間では、甘やかしと言いますねん。

 学生時代から一切、仕送りを拒否し、生活資金のために単複に絞ってシビアな勝負をしていたボクにすれば、生ちょろすぎて笑う・・・などとくだらんことを思いだしたついでに、あのころのシビアな馬券からやり直したろか、ほんま。


 恐ろしい時代だ。関関同立4私大が学生2万人を対象に共同で薬物調査をしたところ、「大麻が手に入る」と答えた学生が3割を超えたらしい。しかも怖いのは、答えたのが1年生だけという点。こう考えると、ボクの学生時代なんてかわいいもんだ。

 悪事といえば麻雀ぐらい。ボクは強すぎて相手がおらず、もっぱら「麻雀ナンパ」。同級生の強い奴と組んでキャンパスをたむろし、ヒマそうな見知らぬ2人組を下宿に誘い込み、朝まで軟禁状態にして打ち続ける。それと、パチンコ玉で麻雀役を作る博打・雀球の名手だったが、どっちゃにしろその程度だ。大麻と麻雀、同じ「麻」でも大違いである。

 あとは、競馬。馬券を買ってたのは当初、クラスでボク1人と軟弱。その後、ボクに染められた奴が数人いた程度だ。

 学生諸君、大麻はやめとけ。抜けられなくなるぞ。それなら競馬・・・と言いたいところだが、もっと抜けられなくなるのでそれもやめとけ。大麻よりタチ悪いから。


 競馬場限定で恐ろしい新馬券の試験発売が始まったと聞き、淀に行った弟子に頼んで買ってもらった。

 頼んだ馬券は3連単で、軸さえ決めれば相手馬を機械が勝手に決めてくれるというスグレモノ。軸正解・相手間違い病におかされているボクには、まさにうってつけの馬券である。

 頼んだのは日曜京都の6R。4ダンツクリスエスで軸は堅いが、相手に迷う。まさしく機械に頼りたいレースだ。

 弟子によると、この他力本願売り場は大行列だったとか。やっぱりね。

 マルチ馬券は買えず、4の1、2、3着固定を1枚ずつ、相手むちゃくちゃの計30点。首尾よく4が2着に来てくれ、勝ち馬の15も入っていたが、3着馬の10を機械が外してくれて1着-2着-4着でアウトである。ちなみに、機械が外した3着馬は穴人気していた武豊の馬だった。機械もやりよる。

 引き続き今週も買い、自分が馬券を外したときと機械が外したとき、どっちが腹立つかを試してみたいと思う。

 10月に入り競馬もシーズン・インしたが、ボクの中では趣味の釣りもシーズン・インしていて、非常に多忙である。「よくもまあ毎週毎週・・・おかしいんちゃう?」と娘はあきれるが、釣って帰った魚は喜んで食べている。

 この月曜は串本大島へ遠征し、獲物のカンパチは刺し身に、マダイは鯛飯に、ハモはチリに、ブダイはムニエルに、アジは塩焼きにして食べた。

 ボクはいつもかなり釣るので、だいだい、こんなフルコースになる。洲本へ行った前週も、チヌとアオリイカの刺し身、グレの塩焼き、カンダイのフライ、メバルの煮付けだった。

 毎度、ぜいたくなのである。新鮮だし、どんな魚料理店に行く必要もない。うちの家族は、ボクが釣りをすることでかなり得してると思う。

 しかし、突っ込まなくていい秋華賞に思い切り突っ込み、「何回釣りに行けるねん」というほど負けていることを知らない。うちの家族は、ボクが競馬をすることで大損してると思う。

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