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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2013/12/22

 新聞の記事を読んでバカ笑いすることなんてまずないわけだが、これには参った。ネルソン・マンデラ元南ア大統領の追悼式で、手話担当者が各国要人の演説をデタラメ通訳していたことが話題になったが、今週、専門家の解読によって明かされたその中身が、大傑作だったのである。

 「さあ、パーティーを始めようぜ。大きな魚、小さな魚、段ボール箱!確かに演説は退屈だ。でも大丈夫。もうすぐキスがやってくるから」

 オバマ大統領の演説ビデオがあれば、合わせて読んでみてほしい。死ぬほど笑えるから。

 今年最高の珍ニュースであり、彼には流行語大賞ほか、今年のすべての賞を与えたい気分だ(と言いつつも、あまりに不謹慎な原稿なので、マンデラ氏の功績を2時間で学べる名作映画として、デンマークの巨匠ビレ・アウグスト監督の「マンデラの名もなき看守」をオススメしておく)。

 というわけで、今年も総決算の有馬記念。1年の負債がいくらあろうとも、関係ない。ここ一発で逆転可能だ。ガッツリ儲けて、クリスマス。大きな魚を釣り上げて、さあ、パーティーを始めようぜ。
2013/12/15


 このWIN5という馬券は、4つしか当たらないように巧みに仕組まれているのだ。

 先週の当欄でも颯爽とリーチをかけ、最後の1頭ハーブスターが首の上げ下げの末、ハナ差負けである。勝ったところで低配当だろうからいいようなものの、直前の尾張Sでは、下は17番人気までの13頭を買い目に入れていて、ここで超穴馬が引っ掛けていたらと思うとゾッとする。

 穴馬を拾えずに負けた場合は自分が悪いが、穴馬を当てて人気馬が撃沈した場合は、怒りの持って行き場がない。ストレスのかかる馬券である。

 安息日というのは宗教によっていろんな解釈があるが、ともかくゆっくりする日という意味であろう。週に1度、あえてそんな日を設けた先人に感心するが、こう毎週毎週、安息日にストレスを溜めては身がもたん。神さんに逆らった生き方は不本意なのである。

   北海道で、小学校3校に600万円分の本を寄贈した匿名サンタが出現した。格好いいのだ。ボクだって2億当てたら、30校に6000万分は贈るのになあ。名乗ってしまうとは思うけど。
2013/12/08


 ボクらが子どもの頃は「ひみつのアッコちゃん」というアニメが人気であった。秘密がモチーフなのである。野郎という生き物はベールに包まれた美女にあこがれるものだが、昭和の時代に先鋭的なアニメがあったものだと今ごろ感心する。

 秘密の「密」はその字面が示す通り、「蜜」と通じる。秘密はまさに蜜の味。隠されたら知りたくなるし、知ったら洩らしたくなる。そこに処罰という概念を持ち込むと当然、無茶苦茶になる。あいまいで無意味な法律を作ろうとするそのマヌケ頭を、今すぐ箕面の滝に打たれて冷やしてこいと言いたい。

 石破は「国民の声」と「騒音」を、デモとテロを同等に扱い、この法律が言論弾圧に利用できることを自分で表明した。ブログでは「自分は正しい。それ以外は馬鹿であるという人があまりに多い」とも書いていて、それは自分自身のことだと気づいていない。

 単純な反論も想定できない本物のバカには、競馬、特に短距離戦に大金を突っ込んで学習することを超オススメする。時間をかけて構築した自分の想定が、わずか1分後に覆されるという試練を存分に味わいなさい。
2013/12/01


 週に一日だけ大学で講義しているが、今や生きがいである。提出課題の添削は申請制にしているが、希望者が多く、学生たちの真剣さに背筋が伸びる思いだ。国の将来をマジメに考えたことがない人は、一度、学生と触れ合うといい。ゴロッと考えが変わるから。

 先日なんか、よその大学祭に行った女子学生が夕方のボクの講義に間に合うように、途中で切り上げてきよった。こうなるともう、いとおしい。抱きしめたいほどだが、キャラ的に誤解を生むので我慢だ。

 「視野を広げるために異性を知れ。手始めに大学祭に行きまくって彼氏をゲットせよ」というボクのミッションに従って潜入したその美女によると、男子学生が誰も声をかけてくれず、あきらめて引き上げたと言う。何しとんねん、男どもっ。

 別の学生からは「来週も原稿用紙が要りますか? お金の調整をするので教えて下さい」と言われてショックを受けた。今でもこんな苦学生がいると知り、「630点張りじゃあ」などと吠えている自分が恥ずかしくなったので、これからは控えめにする。そして馬券を当て、彼女に原稿用紙を千枚買ってやるのだ。
2013/11/24

 国民的行事になった新語・流行語大賞のノミネート語が発表された。

 「ヘイトスピーチ」に「追い出し部屋」に「さとり世代」…いやな言葉も並んだが、今年は豊作で迷う。ただ、某コミッショナーの「失態だが不祥事ではない」と、某社長の「偽装ではなく誤表示」が挙がらなかったのは不満。「バナメイエビ」も抜けている。

 林先生の「今でしょ」がイチオシだが、ボクは大学で「今覚えてしまえ」をもっと前から使っていたので、少し悔しい。CMに出るべきであった。

 我々は基本的に気合不足で、今覚えようとしない。たとえば新幹線に乗る時、切符の「16号車10番A」という座席表示を見て上る階段を決め、その付近に立つ。電車が進入するとまた取り出し、「16号車10番A」と暗唱してから乗り込み、車内で座席を探すとき、「え~と、何?…16号車10番A」とまた確認してから座るのだ。最初に覚えてしまえと言いたい。

 「今でしょ」は競馬でもっとも重要な言葉でもある。連闘馬は「今」しか狙えないし、走りどきと人気がミスマッチしている機会は、まさに「今」しかないのだ。皆で気合を入れ直そう!
2013/11/17


 カジノ解禁をめざす超党派の連盟が、実施法案の骨子をまとめた。

 国がカジノ管理委員会を設けて免許制にするとか、査察官を置いて逮捕特権を与えるとか、現金やチップを使わない制度の導入とか…項目は膨大である。暴力団の介入や治安の悪化、資金洗浄などの懸念を子細に検討したのだろうが、やることは高がサイコロやトランプなのに、ほんまご苦労はんなことである。

 最後の1行が笑える。「賭博依存症対策の機関創設」だって。競馬やパチンコがはびこってるなか、今ごろ何なのだ。カジノ依存症になる人は、もうとっくに賭博依存症になっている人である。

 そもそも、そこは何をしてくれるのだ? 坊さんや牧師さんが説教してくれるのか、それとも強制収容してベッドに縛りつけてくれるのか?

 ボクが毎年出稼ぎに行く本場マカオでは、あちこちで質屋さんが終夜営業していて、弾切れした人が身ぐるみ脱げば、いつでも換金できるようになっていて恐ろしい。

 骨子に抜けてるのは、近隣に換金施設を作らないことと、張れる上限金の設定である。依存症患者のボクに、先に相談するのが筋というものだ。
2013/11/10

 水曜日、OBCドラマティック競馬司会者のN村寿一氏と大物釣りで串本に遠征した。

 朝にボクが1キロを超える船頭さんもビックリの超デカ伊勢エビ(正真正銘。ブラックタイガーではない)を釣り上げ、あせったN村氏は終盤、得体の知れぬ巨大魚を掛けて大格闘だ。「気合じゃあ~」というボクの、アニマル浜口流サポートも空しく、30分後、ブチッという鈍い音ともに痛恨の糸切れである。

 我々は引きの強さや特徴から魚種を推測できるが、おそらく80センチ超えのコロダイという大物だろうと結論づけた。ちなみにエサは、今、話題騒然のバナメイエビだ。

 傷心のN村氏は帰路4時間、運転するボクの横で延々ぼやき続けた。悔しさの実感が湧く明日ぐらいがストレスのピークだろうから、競馬中継がうまく進行するのか、とても心配である。

 行きは先週の馬券話で延々ボヤき、帰りは大物逃がし話でまた延々ボヤく。かくも趣味と名のつくものは、ストレス発散どころか、逆に溜め込むものなのであり、そう考えると、WIN5でやられ続けてボヤくのもまた一興かな、と。何だか気が楽になってきたゾ。
2013/11/03

 近年は企業の謝罪会見大流行だが、阪神阪急ホテルズの最初の会見を見たとき、「これは火に油だわ」と直感した。「偽装ではなく誤表示」などと言葉の問題にこだわって突っ張る戦略はとても痛々しく、助言してさしあげたいほどだったが、間に合わなかった。案の定、炎上。あの社長はエビやネギの問題でなく、危機管理能力という意味で、辞めて正解である。

 プロ野球の加藤コミッショナーは「大失態ではあるが不祥事ではない」と、こちらも言葉にこだわって失脚なされた。これは大変な名言であり、ボクなら加藤氏に流行語大賞を差し上げる。

 人は皆、チョンボをするのだ。そして、そのこと自体の認識度と謝罪時の態度や表情など、対応力そのもので真価が決まる。つまりチョンボしたときこそが、災いを福として昇華させるチャンスでもあるのだ。  ボクんことは弱小企業だが、このたび「危機管理部」を創設した。泣いたりシュンとしたり、謝るのが実にうまい弟子がいて、そいつが部長である。大企業もすぐマネするように。

 「紙面予想、当たらんっ」というクレームも、そちらで受け付けます。
2013/10/27


 今年は台風、台風でイヤになる。今は趣味の釣りが最高のシーズンなのに、波と風でまったく行けずじまいだ。

 道悪競馬も、どうも好かん。どのレースも穴をあける馬はコレとコレ…みたいに決まっているのに、それが芝では「終わってみれば重巧者」的な、「そんなの聞いてませんっ」的な、変テコな穴馬が割り込んできて、人の真剣馬券をボロボロにしよるのである。

 展開推理も難解で、ベチョタレ馬場だから前で決まると思ったら、騎手もそう思っていて皆で競り、挙げ句、えげつない追い込みが決まったり、ベチョタレで引っ掛かって3000は保つまいと思ったらエピファネイアが圧勝したり、残るならネコタイショウだと思って軸にしてやったらバンデのほうだったり…。ともかく、裏目、裏目のオンパレなのである。

 ドーム球場があるんだから、ドーム競馬場も早く着工するべきだろう。いつ何どきも、「良」。素晴らしいではないか。

 ごっつい屋根が必要だろうが、その気になればやれるはずである。ボクらぐらいのベテラン馬券師は皆、鉄柱の2~3本分ぐらいはすでに寄贈してるはずなんだし。
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