競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく!
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2007/08/04
今週は2人の敬愛する天才が亡くなり、ショックを受けている。
1人は阿久悠さんである。元放送作家だ。ボクはこの人のブッ飛び発想にあこがれ勉強してきた。例えば「ペッパー警部」はすさまじい。「これからいいところ」の私たちを、ペッパーという名前の警部が邪魔をするのである。常人の発想では書けない。
もう1人は北欧の映画作家イングマル・ベルイマンである。牧師の息子に生まれながら「神の不在」3部作を世に出した。ここまで気概のある、徹底した親不孝者は見たことがない。主人公が死神とチェスの勝負に挑む「第七の封印」などは、天才を通り越して神の発想である。彼は「神の不在」を説きながら、自身が神であることに気づかないまま死んだ。
予想の「想」は発想の「想」である。穴馬が割り込む展開をいかに想像できるか。いろいろテレビ番組を企画してきたけど、自分が凡人であることを馬券を買うたびに思い知らされるのだ。
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