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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2010/12/25

 いよいよ千秋楽だ。3年前の有馬記念でマツリダゴッホに◎を打ったのは事実である。テレビ番組でも当てたため、番組に出ていたグラビアアイドル軍団がボクを信じてボロ儲けしよった。それはよかったんだが、その後毎年、そのオネエ軍団が有馬の予想だけ聞いてきよるのだ。日頃は何の音沙汰もないくせに、有馬の週だけ、きっちり連絡が来るわけである。去年は大きく外したが、彼女たちはあきらめない。

 メールは皆同じで「北野さぁ~ん❤」から始まる。絶対にハートマーク付きで、他にも絵文字だらけだ。「マツリダのお金で食事ごちそうしちゃいま~す❤」という約束は、守られないまま丸3年経過。悩ましい水着姿の未公開写真を添付してくれるのが唯一の慰めなのだ。くり返すが、未公開というところがミソ。

 でもって、今度当ててくれたら、もっともっとキワキワの写真になるんだそうである。本当に楽しみなのだ。それだけを励みに、今年も頑張って当てるのである。
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2010/12/18

 投票で、今年を表す漢字が「暑」に決まった。そのまんまだ。日本人の民度が低いとは思わないが、遊び心と発想力に乏しいのは明白である。だいいち、来年が今年より暑くならない保証がないのだ。

 ボクは北沢防衛大臣と同意見で、今年は「島」だと思う。尖閣にヨンピョン、北方領土問題も再浮上した。「島」がモメ事の原因になり、戦争の火種になることを改めて痛感した年であった。「島」がダメなら「裁」であろう。裁判員制度が始まり、裁く側の検察官が裁かれた年である。競馬でも裁決の問題がクローズアップされたしね。

 1年の馬券戦線を振り返り、漢字で表す習慣をつけて来年につなげるという案はどうだろう。ボクの場合、今年は「罠」。荒れそうに見せかけて実は荒れないという「罠」に掛かり続けた1年であった。次が、3連単の軸馬が合って相手が抜ける「抜」。他では、迷、惨、悶、倒、死、等々。マイナスイメージの漢字ばかりが並ぶのは、例年通りである。
2010/12/11

 今週は海老蔵と斉藤佑樹、二人の王子が主役であった。

 海老蔵の舞台は何度も見ているが、実にいい。格好いい奴は格好よく酒を飲めばいいものを、暴走族と飲むとは聞いてあきれる。23歳なら許すが、33歳である。世間の厳しさを思い知るためには酒を断ち、馬券を買うのが一番だ。幸い大阪も京都も、歌舞伎の舞台と馬券売場はほんの近所だ。庶民の苦しみを味わうべきである。

 佑樹のほうは、相変わらず爽やかで好青年だ。女のほうもこれからと言っていた。ウソにしても許せてしまうキャラである。来年は晴れて社会人だ。彼の場合、社会の厳しさを知るためには、やっぱり馬券だろう。北海道と言えば競馬である。ガンガン買いなさい。みんな引き入れてやるゾ。

 ところで、ドラフトで彼を引き当てた日ハム・藤井球団社長のガッツポーズをデザインしたキャラクターグッズが9日から売り出された。馬券の御守として最適なので買おうかと思っている。もう最終手段である。
2010/12/04
ブエナビスタは迷惑である。斜行による降着は秋華賞と合わせて2度目なのに、何で調教再審査にならないのか?

 馬の関係者は『裁決が遅い』と言ってお怒りのようである。まるで自分が被害者であるかのように。馬券購入者に大迷惑をかけたのは、審判ではないのだ。5億円近いカネがパーになったのだから、怒ってるヒマがあれば、騎手だけでなく、馬の調教に携わっている陣営も反省の色を示すべきだろう。

 調教師の主な収入は進上金であり、その原資は主にお客様の入場料と馬券代である。調教師がJRAという名の興行主の下で働けるのは、お客様がいるからだ。

 この方程式が理解できない関係者は、試しに観客ナシ馬券ナシで競馬してみるといい。食べていけないから。つまり当事者が、的中馬券を没収されたお客様に謝罪するのは当たり前なのだ。主催者のJRAには指導の責務がある。

 以上、個人攻撃ではありません。悪いのは主催者デス。

2010/11/27
 ポーランドが制作したドキュメンタリー映画「金日成のパレード」を図書館で借りて見ていたら(このVHSは希少価値)、北朝鮮が韓国に砲弾を撃ち込んだニュースが飛び込んできた。何たる偶然。ボクは超能力者かも知れんぞ(違うだろ。それなら馬券が当たるはず)。

 近所で戦争が始まりそうで、恐ろしいことである。何が恐ろしいって、ボクは毎年のようにソウルへカジノ通いをしていて、仁川空港をしょっちゅう利用しているからだ(日本の仁川もしょっちゅう利用してるが)。

 北朝鮮の大地も韓国側から生で見たことがあるし、そんな身近な所が戦争の舞台になるのは想像を絶することであり、韓国でバクチを打てなくなるのはかなりの痛手である。何でもバクチ中心に考えてしまうのがボクの悪癖なんだが。

 折しも、ジャパンCである。世界中から人馬が集うこのレースを「平和の祭典・JC」と命名したらどうか。毎年、馬券が外れ通しで全然平和じゃないんだけど。
2010/11/20
公開中の映画「ふたたび」を観にいった。佐川満男さんから、ボクが出てるのでぜひ観てくれとの電話をじきじきに頂き、早速行ったわけである。

 財津一郎さん扮する主人公は、ハンサン病で何十年も島での療養を余儀なくされ、やっと退院。若い頃に断念したライブの夢を叶えるため、今はヨボヨボになった当時のバンドメンバーを集めるべく旅をする話で、病気に対する偏見や家族の愛憎が織り交ぜて描かれ、見事な出来映え。不覚にも泣いてしまった。自分もこんな話で泣ける年齢に差し掛かってしまったのかという悔しさも交じり、大泣きである。

 やる気と勇気をもらえる映画であり、「こんなはずやなかった」と首をかしげながら生きている中高年の方には、ぜひオススメだ。

 とりわけ、リトルアマポーラがしょうもない写真判定によって4着に落ち、「は~あ、何か知らんけど…」と人生にため息をついている方には超オススメである。あ、自分のことか。

2010/11/13

尖閣沖のビデオを流出させたのが海保の人間だと判明し、大騒ぎになっている。

 しかし、政府にすれば、ワケの分からん泥棒みたいな奴が犯人じゃなくてよかったんじゃないかと思う。入手できる人間が入手し、確たる動機のもとに公開したわけで、海保にしても、世間の空気が読めるうえ、公開こそが国と国民の利益だと考えて敢然と行動に出たたくましい保安官がいてよかったじゃないか。そもそもアホの政治家どもだけに見せ、肝心の国民に隠すこと自体が間違ってたんだから。

 若い頃、元裁決委員の方と話す機会があり、失格と降着の場合に限定せず、そうならなかった場合でもパトロールビデオを公開するべきだと直訴したことがある。当時は反論を受けたが、今は公開され、別段、問題も起きない。

 国民に「知る権利」があるのと同様、馬券庶民にも「知る権利」はあるのだ。当然「勝つ権利」もある。ボクが行使しないだけである。ほっといてちょうだい。
2010/11/06

 「ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも法案を通して下さい」。

 カジノ合法化を目指す橋下知事の、議員たちに向けた発言である。物議を醸しているが、まさに一点の曇りもない。あっぱれである。

 ボクは今、娘に小遣いを与え、それをポーカーで巻き上げている。ボクも麻雀と花札で、祖父に巻き上げられて育った。

 ナニクソという根性と少々のことではビビらない度胸、深い洞察力が身に付き、「早期教育」の成果は計り知れない。

 もちろん弊害もある。必然的に競馬に出遭ってしまうため、それを機に「このレースは仕組まれている」とか、「決勝審判が自分に不利な判定ばかりする」とか、「自分が穴を当てたら必ず審議になる」とか、「仕事がはかどらないのは競馬のせいだ」とか…そんな勘ぐりばかりして、性格が屈折してしまうことである。ほんま、どうしてくれる?
2010/10/30

 木曜日、プロ野球のドラフト会議を生放送で見た。

 我が阪神タイガースが早稲田のクローザー・大石を獲りにいったのはいい。抽選を避けて安全策を採るのは勝負師がすることではないからだ。しかし、また負けよった。これで阪神が会心のクジを引いたのは早稲田の岡田(現オリックス監督)以来、30年以上ないのだ。弱いにも程がある。しかも、5番目に真弓監督が引く時にはまだ当たりクジが残っていたのに、2分の1で外すか、ほんま。

 西武の渡辺監督は去年も雄星を引いたが、つくづく勝負強い人と弱い人があると思う。それは、抽選を所詮「ツキ」と考えて適当に引いてしまうか、「勝負」と考えてじっくり力強く引くかの差であるように思う。勝負強い人間になるには、どっしりした気構えが絶対に不可欠なのだ。

 馬単の11万馬券が、動物が3000mも走った後にクビ差で1着3着の渦と消えたボクが言うのも何だけど。ほんまどこまで勝負弱いんねん!
2010/10/23

 出馬表の右上にWマークを入れる習慣がついた。WANA(罠)の頭文字である。

 伝統的に堅いとか、少頭数とか、そういうレースはいいのだ。荒れないので、当初から手を出さないからである。

 問題は、多頭数の短距離戦とか、牝馬限定戦とか、いかにも「これは荒れまっせえ」と言っておきながら、終わってみれば本命戦というやつだ。タチの悪いレースで、これが「罠」なのである。

 百万馬券の期待が持てるレースにしか手を出さなくなってから、嗅覚が鋭くなった。罠に気づきやすくなったのだ。

 秋華賞の場合、アパパネがトライアルで負けてややこしくなったが、いかにも本番で巻き返すスティルインラブのパターンだろと冷めた眼で見ると、罠と認識できる。Wマークを点灯させた。

 点灯させたのに、気がつくとシコタマ馬券を買って玉砕してるのは、人間には、分析力と衝動抑制力が同時に備わらないことを示しているのだ。たぶん菊も罠だろう。それがどうした。
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