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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2010/10/16

 チリの救出シーンでは涙がボロボロ出た。家族の抱擁であれだけ泣けるとは。

 もしボクが救出されたら、果たして娘は抱きついてくれるんだろうか。「汗臭いから寄らんといて」と突き放すんじゃないかとか、嫁サンも冷めた眼で「何や、出てきたん」と言うんじゃないかとか、いろいろ考えてしまうのである。

 しかし、あの33人は格好よすぎる。ただ一人、愛人に出迎えられた男性だけはお気の毒だ。抱き締めはしたものの、その最中、これは難儀なことになってるなあとか、地下に引き返そうかとか、横にいる大統領に助言を求めようかとか、グルグル考えたであろう。鉱山で働く人は不倫相手を選べ。これが事故の教訓である(何の話や)。

 今回、地下に電話も通じ、テレビも見られた。あそこにボクがいたら、競馬新聞を送らせて馬券を頼んだだろう。そして他の32人は、70日の間にボクにどっぷり馬に染められ、ボクだけ他の家族から穴に突き落とされることになるだろう。
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2010/10/09
この6日、大阪は西成の闇賭博場でガサ入れがあり、山口組弘道会系の胴元らが逮捕された。ガサ入れはよくあるが、今回はその規模がすごい。機動隊など300人が鉄製の扉を爆破して突入したというのだ。ヤクザ映画の世界である。

 摘発時の客は80人ほどだったが、通称ドームと呼ばれるこの賭場、収容人数は実に300人、厳重な鋼鉄扉にも驚くが、何と3棟ものマンションの1階部分を連結させていたというから、さらに驚きである。と同時に、そんな面白そうな所に一度も行っていない自分が恥ずかしい(いや、行かんでええか)。

 ノミ行為が行われていたわけだが、これに手を出すヤツの気が知れん。ボクも競馬づきあいが広いほうで、いろんな方面から誘われたこともあるが、暴力団に儲けさせるのがケタクソ悪いので断り続けた。「ゲートが開いてからでも売ってくれるよ」と言われた時はさすがにグラッときたが、それでも断腸の思いで断ったのだ。偉いっ。
2010/10/02

 木曜日は矢野の引退試合を見に、甲子園に駆けつけた。セレモニーでは「お疲れさん、ありがとう」と叫ぶ。八木の引退試合の時も甲子園で泣いたが、また泣けてきた。

 試合のほうは藤川で大逆転負け。信じられん。横浜の4番・村田のせいだ。矢野のためにも、あそこは凡退するのが大人の行いだろう。なのに、よりによって3ランを打ちやがった。そしてだ、横浜を代表して矢野に花束を渡しよった。場内、失笑の嵐。花なんか要らんから、三振くれよ。

 もし、今年一番空気が読めなかった人物を選ぶ「KY大賞」があったとしたら、満場一致で村田である。猛省を促したいと思う。

 確かに今、「空気が読めるヤツ」が少なくなった。場を白けさせてしまう輩が多すぎるのだ。競馬の世界もしかり。ここで俺さえブッ飛んだら大穴馬券になって盛り上がるぞ…ぐらいの計算もできん騎手が多くて困る。先週でもそうだ…いや、私憤と誤解されそうなのでやめとく。 

2010/09/25

 大阪地検の検事による証拠改ざん事件は、ここ数年で一番驚き、かつ一番怒り心頭に発した事件だ。また、逮捕した検事を取り調べるのが検事だというのが笑わせよる。これでは組織犯罪を揉み消しよるに決まってるだろ。

 ともかく、検事は正義の味方、まさに最後の砦だと信じていたのに、こんな話は論外である。

 仮にボクが当たり馬券偽造の容疑で逮捕され、その日の馬券50枚(買いすぎだけど)を証拠品として丸ごと押収されたとして、偽造したのは1枚だけなのに、知らぬ間に偽造馬券が50枚になっていたようなものである。

 しかも、2万馬券を100円だけセコく偽造したものを、勝手に200万馬券を1万円偽造した悪質犯にでっち上げられるかも知れんのだ。いいや、そのまま換金しよるかも知れんゾ。こいつらだったらやりかねん。

 こんな発想が浮かぶのも、1カ所だけ数字を貼り替えれば富豪になるようなハズレ馬券を山ほど持っているからだ。ほんまに偽造したろか。

2010/09/18

 谷啓さんが亡くなられた。取材でご自宅にお邪魔し、ラッパの吹き方を教わってから、ずっとファンだった。お悔やみ申し上げたい。

 さて、3日連続開催の3日目である。3日間も金を使えとはひどい話だが、その手にゃ乗らんぞ。この3日間は阪神=巨人の天王山特別。相撲も白鵬の連続勝利記録で盛り上がってるし、何も競馬がすべてじゃないのだ。馬券を買った後で楽しめる催しがてんこ盛りなのである(結局買うねやん。何じゃそら)。

 ただ、今月は軍資金が少ない。民社党の浅知恵集団どもが、結局は増税を煙草にすがりやがったため、来月からまた大幅値上げだ。お蔭でこちとら、買い溜めにテンテコ舞いである。只今、在庫40カートン達成(8000本分だ。煙草屋したろか)。愛煙家の中学生が50カートン盗んで逮捕されよったが、気持ちは分かる。彼らには相当キツいぞ、この値上げ。

 今週の合言葉。「大穴ゲットで煙草をゲット」。どうしょうもない人間だと自分でも思うが。
 

2010/09/11

 阪神の矢野が涙の引退表明だ。熱烈な矢野ファンであり、復活を待ち望んでいたボクには大ショックである。

 YTVで「週刊トラトラタイガース」の台本を書いていた頃、「サヨナラ勝ちの瞬間と、矢野」という特集を企画したことがある。打のヒーローに真っ先に抱きついていたのは、必ず矢野だったからである。

 本人に電話すると、自分がサヨナラ打を放った時、真っ先に駆け寄ってくれた選手のことが忘れられず、自分も相手を喜ばそうと、計画的に一番を目指していたそうだ。そのために彼は、走者が出た瞬間からベンチ最前列に陣取り、猛ダッシュの態勢を整えていたのである。捕手は女房役と言うが、彼は根っからの引き立て役であり、常に仲間が喜んでくれることだけを考えて野球をしていたのだ。敬服する。

 「仲間の幸せが自分の幸せ」という人生は、格好いい。ボクも「家族の幸せが自分の幸せ」だと思ってはいるが、なぜか馬券を買ってしまうのである。秋競馬開幕!
 

2010/09/04

 先週末はマカオへ。年頭のソウルに続く、ギャンブル遠征だ。金曜夜に現地入りし、日曜朝に発つという弾丸ツアー。例によって観光は一切なしである。

 着くなりカジノへ。ブラックジャックで勝ち、明け方3時間の仮眠。翌日は大小とルーレットで大負けし、歯を食いしばってドッグレース場へ。

 ここはレートが低く、人生をあきらめたオッサンたちの吹き溜まりである。マカオ競馬と南アフリカ競馬の場外発売も兼ねており、弟子が600倍を獲ると、皆が拍手喝采。「あんたが一番っ」みたいなことを言っている。ほんま、どうしょうもないオッサンたちだ。

 犬のほうは単勝1倍台の本命犬が勝ちまくる最悪の展開。騎手も乗っていないのに堅く収まるから不思議である。いつもボロ勝ちするのに、今年はスッカラカンだ。

 カジノ場に引き返し、そのまま出発直前まで打ち続けて何とか戻し、家で死んだように寝る。自分が一番どうしょうもないオッサンなのであった。今週は馬である。

2010/08/28

 サッカーのW杯で全敗した北朝鮮代表が、帰国後に処罰されたという報道を受けて調査していた国際サッカー連盟が、今週、そんな事実はなかったと公式に発表した。選手らは次に向けて練習中で、炭鉱送りと噂された監督も無事だったらしい。

 ボクが放送局の連中に確認した時も、炭鉱はスポーツ選手だらけで、みな体力があるから作業がはかどっていると言ってたが、ウソ教えるなよ。

 ま、さすがにそんな時代錯誤な処罰はなかろうが、失敗したら自分で自分に厳罰を科すという考え方は、馬券において実に有効であると思う。

 昔、馬単の19万馬券をニアピンで獲り損ねてのたうち回るボクを見た娘が、「あ~あ、パパ、痛いなあ。19万も払わなあかんのん」と言いよったことを思い出す。幼い娘は、払い戻しの金額を、負けた奴が払う過怠金だと思っていたのである。

 以後ボクは、そう思って馬券を買っている。娘の豊かな発想のお蔭で気合が入ったのだ。空回りはしてるけど。

2010/08/21

 しかし、暑いわ。岐阜では37度とか、どこそこでは47度とか、テレビでいちいち言うなと言いたい。何が面白いのか。余計暑なるだろ。天気予報官もそうだ。「明日も暑いです」。プロがくだらんこと言うな。誰でもわかる。

 先週も場外の帰りにタクシーに乗ったら、前にいたバイクの後部座席の女が、運転する男にベッタリ抱きついてやがるのだ。暑い暑い。運転手にクラクション鳴らしたれと命じたら、ほんまに鳴らしよってちょっと怖かったが。

 うちの事務所では暑い時に「暑い」と言ったら即、罰金である。当たり前のことをのうのうと言うような奴に放送作家が務まるわけがなかろう。この罰金が1回5000円と高額だけに、バカにならんよ。結構貯まるのだ。それで共同馬券を買うのである。先週はクイーンSを買い、アプリコットフィズが抜けて外れた。暑い時ぐらいスカッと荒れてくれんかな。

 「罰金馬券」はうちの夏の風物詩。皆さんの会社でもぜひどうぞ。
 

2010/08/14

 なかなか太っ腹な記事を目にした。味冨久というラーメンチェーンの大阪・住之江本店で30代とおぼしき男が食事をし、1620円しか食べてないのにポンと帯封付きの百万円を置き、「子どもに食べさせたって」と言い残して立ち去ったというのだ。何で儲けはったか知らんが、豪傑なのである。

 店側も粋だ。言づてを守り、子どもたちに1540杯ものラーメンをタダで食べさせたというのだ。いい話である。

 真似したろ。ボクは今まで、3連単の一千万馬券を一度、700万馬券を二度、ニアミスで獲り逃がした経験がある。ちょっとしたことだったのだ。要するに、手にするのは時間の問題なのである。当てて大口窓口から飯屋に直行だ。2、3束ポンと叩きつけ、「子どもに食べさせたって」。いいなあ。「子どもに食べさせたって」。格好よすぎる。「子どもに…」もうええか。

 ただ、今年の夏競馬も大不振。我が子すら食べさせていけるかどうか大変不安なのである。

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