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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2010/08/07

 今、名ばかり高齢者が急増中である。もしかして「長寿国日本」なんてのは、真っ赤なウソかも知れんぞ。

 ミイラになってた人なんか、年金マシンとしてご活躍されていたわけである。金の成る木ならぬ「金の成るミイラ」。ミイラが一家の大黒柱だったりするのだ。恐ろしい話である。

 オグリキャップを弔うイベントの記事に触れ、ある意味、感動した。競馬界の至宝を皆で送り出すのは素晴らしいことであり、馬だからと軽く扱うのは間違いである。

 そう考えると、人間、しかも肉親を弔わず、死亡届けも出さずに金をネコババしてる奴など最低であり、そんな奴こそ、ろくな死に方をしないだろう。

 自分の場合も、ちゃんと送り出してもらえるのか非常に不安である。「家族に散々迷惑かけやがって、あの世で競馬しとけっ」と、棺桶に専門紙やらサンスポやらをぎっしり詰め込まれるかも知れん。死んでからも馬券で苦しむなんて、それはまさに地獄である。

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2010/07/31  「牧場で働こうフェア」と銘打った就職説明会が東京競馬場で行われ、若者を中心に600人が集まったそうだ。いいことである。

 国の推計では、今、15歳から39歳までのひきこもりが69万人。恐ろしい数字だが、みんな牧場に行けばいいと思う。主な仕事相手が、人ではなく、馬だからである。

 但し、少しの間、馬術部に在籍した経験から言わせてもらうと、大変は大変である。まず、寝ワラの悪臭。次に、蹄に詰まった土をこそぎ取る作業が辛く、馬の下に入る感じで怖い。そして、辞める決め手になったのは馬房の前を完璧に掃除した直後に、そこで大量の小便をされたことだ。もう腹立って腹立って、ひきこもってやろうかと思ったほどである。

 それでも、与えた飼い葉を喜んで食べる姿を見ると、こっちも嬉しくな る。何と言っても、育てた馬が新馬戦でも勝とうもんなら、大変な喜びだろう。ワケ分からん新馬の馬券に手を出してボロ負けした記憶なんか吹っ飛ぶはずである。

2010/07/24  ニューヨークで、高額宝くじを当て続ける63歳の女性が話題になっている。この6月に1千万ドルを当てたのだが、これが93年にデカいのをゆわして以来4回目の当選で、その合計が2100万ドル(約19億)になるそうだ。

 数学者によると、1億以上の当たりを4回出す確率は18×(10の24乗)になるんだと。甘い計算だなあ。これは奇跡でも偶然でもないのだ。

 ポイントは、女がどんな買い方をしてるかという点。コロガシているかも知れないではないか。300円分買う人より、3000万分買う人のほうが1億円を当てやすいのは自明の理である。つまり、一度大金を手にした人は、大金を仕留めやすくなるという「正のスパイラル」を享受できるのだ。金がある所に金が集まるのは、理論上、当たり前である。

 ボクも当然、百万前後の馬券を獲るたびに超多点張りでガンガンいく。しかし、瞬く間に金が溶けるのだ。なぜボクだけ公式通りにいかないのか、本当に謎である。

2010/07/17  ワールド・カップは楽しめた。笑えたのはタコ予想で、結局8試合ぜんぶ当てよった。

 予想の瞬間が世界中で生中継されたり、決勝でドイツの負け予想が当たってしまったことで、「的中したことは誠に遺憾」と水族館側が謝罪の声明まで出したのは実に愉快な話である。こういうくだらないことで騒ぐって、何かしら平和でいいのだ。

 釣りが趣味なので詳しいが、魚類などは赤が好きで、ボクは仕掛けに赤いパイプやビーズ玉をビラビラ付けてライバルに差をつけている。タコが赤系が強い国旗を選んだと言えなくもないが、的中確率は256分の1。予言ダコに間違いない。

 かつてボクも、釣ったタコを飼っていた。水槽内でスミを吐かれてえらい目に遭ったが、また飼育して予言ダコに調教したいと思う。軸馬の選択に迷った時、2頭の勝負服を貼った箱を沈めて決めてもらうのだ。たとえ裏目に出てもタコのせいにできるのは、精神衛生上、大変なメリットである。

2010/07/10 オグリキャップが牧場で不慮の事故によって亡くなった。悲しい出来事である。

 多くの種牡馬を牧場に訪ねたが、オグリの所には2度行った。往年の名馬もかわいいもので、若草を手に合図を送ると皆寄ってきて、ボクの手からムシャムシャ食べる。しかし、素知らぬ顔で毅然と立ち尽くす馬が1頭だけいた。それがオグリである。威厳を失わず、ボクのような小物は相手にしないのだ。

 悔しいので隣の柵との狭い隙間から忍び寄ってタテガミを撫でると、しぁないなあこいつという顔をしつつも微動だにしない。名馬であった。

 競馬ファンはボクのようなBO(ビフォア・オグリ)世代と、AO(アフター・オグリ)世代に分類できる。まさにオグリは、競馬文化の節目となった名馬なのである。

 連闘で2着に来たJCにはショックを受けた。「疲れた」などとボヤくと、オグリに「何じゃい」と笑われそうだ。だからボクは、毎週休まず馬券を買うのである。どれだけ負けようが。

2010/07/03 ワールド・カップで誤審による「幻のゴール」があった。FIFAは頑固ジジイの言いなりでビデオを導入していないが、ゴールが決まったのは事実だ。

 驚くのは、イギリスのブックメーカーが、あれをゴールと認定したことである。「誰が得点するか」部門で、あのシュートを打ったランパートに投票した人に払い戻しを行ったのだ。これにより、ある賭け屋では、数千万の持ち出しになったそうである。

 さすが賭博の本場というべきか、この太っ腹な判断に頭が下がる。筋が通っていて公正である。

 日本にも太っ腹で筋を通す胴元がおり、それは競艇だ。フライング選手の舟券は買い戻され、代わりに、当該選手はこっぴどい罰を受ける。

 頭がカタいのは競馬である。大出遅れに落馬、レース中の疾病に落鉄などが主催者持ち出しによる買い戻しになれば、ファンは激増し、結局は競馬産業が潤うのに。

 ボクの軸馬が4回連続出遅れ中だから言うわけじゃないんだけど。

2010/06/26

 今、ワールド・カップのデンマーク戦を生で見終わってこれを書いている。ボクはいつもフクロウのような生活をしており、夜中の試合はありがたい。

 嫁ハンと娘が絶対見ると言うので3時半に叩き起こし、オフサイドの説明を何度もさせられながら、家族で生観戦。娘は二度寝して登校しよった。ボクに似てタフな娘である。

 それにしても鮮やかな試合。本田と遠藤のシュートはすごかった。

 相撲界の野球賭博が大問題になっているが、金など賭けず純粋にスポーツを観戦しても、ここまでドキドキできるんだと彼らに教えてやりたい。

 競馬だってそうだ。名馬ディープインパクトの子がデビューした。ネオユニヴァースの子が父に続けと皐月賞を勝ちまくる。そして明日はファンが選んだ馬が走る宝塚記念…。競馬はロマンであり、純粋なスポーツなのだ!…と、若い頃、誰か教えてくれていれば、ボクの人生もまったく違っていただろうに…。もう手遅れ。

2010/06/19

 相撲界もアホだ。まあ、花札は許してやってもいいだろう。「猪鹿蝶」に「梅松桜」…ちょんまげがよく似合う、古風で粋な博打だからである。

 しかし、野球賭博はいかん。ハンデ付きで難しいわりに、賭け金がマル暴行きの寺銭引きで2倍にもならんのは、博打として分(ぶ)が悪いからである。

 そもそも手を染めるきっかけを親方が作ってるかも知れんし、もう誰が誰を処罰していいのか分からんのだろう。こうなりゃ開き直り、相撲自体を賭博の対象にするよう国に働きかけるのも一考だ。既に東か西に賭けて白星の多いほうを当てる賭博は闇で行われているようだが、もっとバラエティに、まずは幕内と十両別の3連単(オープンと準オープンみたいなもの)。他に、三賞受賞力士3人をズバリ当てる3連複とかね。キャリーオーバーも出そうで、どう考えても売れるのだ。

 こんなこと書くと力士に張り倒されそうだが、今は大丈夫だろう。アンタらが悪い。

2010/06/12

 ボクがグリーンチャンネルで出演させてもらっている番組のタイトルは「ABK48」という。「A…当たり、B…馬券を、K…買い求める」の略で、最後の「48」は出演男性3人平均年齢である。大丈夫なのか?本家のBとKを入れ替えただけのパクリって。

 それにしても本家は元気だ。曲を歌うメンバーを選挙で決めるとはね。話題作り戦略としてはA級である。何か知らんが今回は政権交代があったとかで、上位3人を順に当てるAKB3連単を売ってくれたら、ボクらおっちゃんも参加してもっと盛り上がるんだが。

 今回は研究生も合わせて104人も立候補したとか。となると、女の子たちの将来性を見越すPOGもできてしまいそうだ。馬のPOGはもう飽き飽きしてるしね。AKBのPOG。ちょっとややこしいけど楽しそう。

 な~んて、女の子たちゴメンな、不謹慎なこと言うて。馬券絶不調でヤケクソになってますねんわ、おっちゃん。堪忍してんか。

2010/06/05 誰が総理になってくれても、この際もういい。しかし、ここまで政治が地に堕ちたのは初めての経験である。

 鳩山で一番落胆させられたのは、「私には腹案がある」などとウソをついたことだ。誰もが「おっ」と思うだろ。さすがは総理、秘密兵器を最後に残す算段とは格好ええやんと思わせておいて、実はなんにもなかったわけである。最低だ。

 しかし、これは間違いなく今年の流行語大賞候補である。頂きなのだ。番組の企画会議で苦しくなったら「この場では秘密だが、腹案はある」と言えばみんな黙りそうだし、視聴率低迷の打開策を問われても「腹案はあるが、今は公表できん」。

 競馬会さんも会議で使えまっせ。売り上げ増加案を求められて「腹案はありますが、今は顧客の成熟を待つ時機で…」なんてどうでっか?

 馬の予想を聞かれても「一応、推奨馬は提示しますが、実は腹案もあって…」なんてね。ボクの安田記念腹案も来週には発表できるかも。

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