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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2013/01/27

 降着の新ルールとやらで競馬がさらに難解になり、交通整理が必要だ。

 あのAJCCだが、まず、いい格好して肉眼で判断し、審議ランプを灯さなかったのは審判団のミスである。今回もミスと認めていないが、そこが格好悪い。審議は主催者による最低限の良心であるべきで、軸馬が不利を受けた時、少なくとも審判は見ていてくれて、審議をしてくれる。裁定はどうあれ、その事実だけでも、購買者のストレスは和らぐのである。

 トランスワープは外からもう一度来ており、あの不利は痛恨。致命的かどうかを着差から判断するのは大間違いであり、着差がついてしまったのは、まさに不利があったからに他ならない。

 斜行がなければ同馬が勝ったかどうかは、神のみぞ知る。つまり審判団は、いよいよ神の領域に踏み込んだわけだ。外国と違って精度や緻密さを求める日本のファンに、実力に疑問符がつく神様の裁定がそぐうのかどうか、ファンが「やってられん」となる前に、再考するべきだろう。

 ただ、そうはならないのが悔しいのだ。翌週、気がついたら売場の前にちゃんと立っているのである。やってられん。
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2012/01/20

 巨匠・大島渚監督が亡くなった。昨年の藤本義一先生に続き、本当につらすぎる。

 監督はかつて、YTV「ザ・ワイド」の辛口コメンテーター。出演される曜日の台本担当がボクで、それは実に幸運なことだった。長くお世話になり、まだ青二才だったボクをサン付けで呼んで一人前に扱い、ボク発案の無茶企画も楽しんで下さった。イメージとは逆の、優しくて照れ屋で謙虚な方だった。

 ボクは米女優シャーロット・ランプリングの大ファンで、彼女を起用して撮った「マックス、モン・アムール」の秘話や「愛のコリーダ」をズタズタに検閲された怒り話も聞け、監督の気概に触れて、まさに尊敬した。

 雲仙・普賢岳の噴火現場レポートでご一緒し、土石流の下に町が一つあるという恐怖に耐えられず、監督と二人で足を震わせたことを昨日のことのように思い出す。ご冥福をお祈りします。

 誰が何と言おうと、自分の信念を貫く。監督のこんな生き様が、ボクに多大な影響を与えたことは言うまでもない。 誰が何と言おうと、来る馬は来る。馬券もその信念で買い続けるが、それは違うのかも…。
2013/01/14

 今日は娘の成人式で、馬券どころではない(一応頼んだけど)。晴れ着は1年以上前から準備。嫁ハンが着付けを教えている関係で娘も着物に詳しく、あれやこれやで、もう大変だった。

 かつて娘に投げ釣りを教えたら、飛距離を出してまっすぐ飛ばした。今までたくさんの初心者に投げ方を教えてきたが、のみ込みの速さでは娘が一番。最近はビリヤードを仕込んでいるが、これまた見事にまっすぐ飛ばす。花札とカードは手さばき抜群。早く麻雀も覚えたいと言っている。要するに、この娘は小型のボクなのである。

 したがって、馬券にも興味を示すだろう。これだけは阻止だ。たまに夫婦で競馬などという人がいるが、家族で2人以上が馬券を買って、よく生活が成り立つもんだと感心する。馬友のO君なんか、嫁サンと競馬場で知り合って結婚。その嫁サンがサイトで予想を開帳していて、これがまた、えげつない馬に◎を打つ美魔女馬券師である。

 娘も、大学を卒業したら1日500円程度なら許すかもしれない。いや1000円なら…。気がついたら「金は天下の回り物っ」とか言ってビシバシ張らせてたりして。
2013/01/13

 物忘れと忘れ物がます ますひどくなった。自信を持って言えるが、間違いなく、あと数年でボケる。その時はどなたか当欄の後任をよろしく。

 今年も「アレアレ会」の新年会が、お初天神近くにある和田アキ子経営の高級しゃぶしゃぶ店で行われた。高いの何の。ちなみに、隣は金本智憲のお好み焼店だ。みんな副業に忙しく、何かしら幻滅する。


 会はテレビ業界ベテラン諸氏の集まりで、「ほら、アレやん、アレ」と、ボケて何の名前も出てこず、アレを連発するなかで、アレの正体を推理し合い、正解が出た時、手を取り合って喜び合うというアホみたいな会である。

 「今度、あの店で飲も。あの店てアレやん、ほら、あの何とかいうビルの地下。何とかいう交差点の角のビルやん。あの交差点、ほら、あの何とか駅の南側の…」。

 「どこやねん!」手掛かりすらない時もある。

 先週末、梅田に出たまではいいものの、何をしに来たかまるっきり忘れた。症状は深刻である。仕方ないので馬券を買って帰り、討ち死に。「あ、これ、よう考えたらあの時のあの馬か」

 当たるわけがない。
2013/01/06

 正月早々、WIN5を2日続けて売りつけ、今度の成人式の日も売りつけるというではないか。5日間で4日もだ。ほんま、買わされる者の身になれと言いたい。

 年末に我が家のお嬢がジャンボ宝くじを買ってと言い出したので、ボロクソに却下してやった。ギャンブルというものはノートにコツコツとデータを取り、傾向を徹底的に分析したうえで計画的に緻密に買うもので、クジ運なんてものに明暗を託さず、能動的に当てにいくものだ。適当に行き当たりばったりで当てようなんておこがましい。毎週毎週、仕事もそっちのけでWIN5を買い続け、真剣に2億円に立ち向かうパパの姿勢を見習いなさいと、延々説教してやったのである。

 当たった話なんて聞いたことないから、見習いようがないとぬかしやがった。ついこの前まで、ボクお手製のウインナー山盛弁当を喜んで食べてた娘が、何を言うかっ。

 そらまあ、聞いてないわな。当ててないんだから。悪かったなあと言ったら、「今度、私がジャンボを当てて、ちょっとだけパパの資金に回したげるわ」だと。ほんまにスンマヘンなあ、甲斐性ナシの父親で。

 賀正。今年もさらっと読み流してもらいたい。

 年末のWIN5予想は散々のボロボロで、ほんま申しわけない。自分自身もボロボロになってるので許してねと言いたいところだが、実はここだけの話、中山の最終レース、ハッピーエンドCで130倍の馬単を1点で的中させ、えげつなく払い戻して再生した。このしぶとさで、今年は何とかしたいと思う。

 さて、年末年始は何をしたかと言うと、女子大生を梅田にパラパラと集め、ボク主催のヨーロッパ古典映画鑑賞ツアー。ドストエフスキーの「白夜」を観せて喫茶店でトーク会を開いたところ、一同、「意味わかりませんでしたぁ」だと。胸が締めつけられるような恋愛映画で会心の選択だと自負したのに、まるでやり甲斐ナシだ。ケーキだけバコバコ食われてさっぱりである。

 年明けも、たまっていた学生たちの原稿を採点するという超マジメな人生。96人分の600字原稿を3テーマ分、読んでみなはれ。倒れまっせ。

 というわけで、若者のために必死のボクに、競馬の神さんも必ず微笑んでくれることだろう。ほんま今年はええ加減、微笑みなはれや、神さん。

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