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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2012/10/21

 今、ボクの周りで大流行している馬券、それは驚くなかれ単複である。もっとも原始的かつシンプルな馬券だ。

 この「シンプル」こそが最大のウリで、「この馬だっ」と思ったらその単複を買えばいいというシンプルさは、「馬券を間違わない」ことを意味する。つまり、3連単で人気薄の軸馬を当てながら相手が抜けたり、馬単の配分を誤って儲け損ねたりというミスが一切、発生しないわけである。

 邪念を捨てて高目を追求せず、1年間、単複だけを買い続けると相当浮くことは、既に自分で立証済みだ。ただし、単を2割、複を8割の配分で買い、取捨の決定は、単ではなく複のオッズで決めることが絶対ルール。単はオマケと考えることが肝要で、単だけでも複だけでも勝てない。

 これを守り続けてキツい勝負を避けると、たとえ老後に年金制度が破綻しようが、競馬がある限り生きていけるのだ。

 しかし、ボクは死ぬかも知れない。浮き分をWIN5に突っ込んでいるからである。名づけて、両極端作戦。小遣いが目減りしないのがこの作戦の自慢だ。そんな小さいことだけが自慢というのもどうかと思うけど。

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2012/10/14

 ノーベル賞を受賞した山中教授は、まさにボクと同世代。研究の内容も独創的で素晴らしいが、この人の何が尊敬できるって、研究費用捻出のため自分がマラソンで完走することを条件にネット上で寄付を募り、実際に走りまくって900万も集めたことである。極めて珍しい、誠実でマジメな錬金術師なのだ。

 何だか自分が後ろめたくなってきたぞ。iPSどころかiPadも使いこなせんくせに、馬券なんぞで2億稼ごうというこの姿勢、本当にこれでいいのかと思う(コーナー立ち上げてもらってから言うのも何だけど)。

 それでも一応、ボクだって大学で教えているのだ。中身はともかく、黒板に文字を書く速さでは勝ち負けである。専用の部屋だってあるぞ(講師専用の大部屋だけど)。個人のロッカーもある。自慢は、大学側の配慮なのか、ボクのロッカーが喫煙ルームに設置されていることだ。笑うなっ。

 研究だって負けていないぞ。特に数式。足し算すると同じ12でも、掛けると[2×2×2×3×3]と[2×2×2×2×4]ではどっちが費用がかさむか。ボクだってこの研究を極めて、2億の報酬をもらうのだ。

2012/10/8

 これを書いている今は日曜の3時半である。WIN5の格闘中であったが、たった今、3発目を外して死んだ。的中用の原稿は用意していたのだが、外したために慌てているわけである。この強気な姿勢は、かなりの確率で裏目に出る。

 ボクはかつて「週刊トラトラタイガース」の台本を書いていたが、日曜夜に収録し、少し時間をおいて深夜に放送するパターン(業界用語で「撮って出し」と言う)だったため、日曜当日のナイターで阪神が勝った場合と負けた場合の、両方の台本を用意しなければならなかったのだ。勝ち負けで番組の構成が変わるからである。

 だが強気一辺倒のボクは、わが阪神の勝利を信じ、当日負けパターンの台本を準備しなかった。ところが、これがまた裏目の嵐。よく負けよるのだ。慌てて書き始め、スタッフにドえらい迷惑をかけたものである。

 どうせアカン。当たりそうもない。勝負前のこういった発言は、たとえ冗談でも絶対に禁物である。競馬の神さんは聞いてはるのだ。「2億円はいつか当たる」。そう信じ続け、生涯で1億5000万円ぐらいは突っ込みたいものである。

2012/10/7

 先週、華々しく新装オ―プンした当欄だが、よりによって台風で発売中止となった。開始以来初の中止が新装オープンと重なる確率は、2億分の1である(ウソ)。

 サンスポWIN5予想は以前からずっとあったことから、あれはどう考えてもボクのせいだ。大迷惑をおかけしたことを心よりお詫びし、今後は日頃の行いを改めることをここに誓いたい。そしてこれからはボクのことを「嵐を呼ぶ男」と呼んでもらいたいものだ。

 先週はボク主宰のグループ10人が集結して2ヶ月に1度の大勝負をする日だったが、あのWIN5が仮に2日間にまたがって行われていたら、当たっていた。ただし1920点張りだったので、トリガミ確実である。幸運の嵐と認定する。

 あの中止で思いついたのだが、WIN5を、現行の日曜5クラ馬券に加えて、土曜4クラ+日曜1クラ馬券の2本立てにするという案はどうだろう。土曜に4鞍当ててリーチを掛けた人は、悶々と眠れぬ夜を過ごさなければならないという恐怖の馬券である。

 とまあ、こんなことばっかり考えて、WIN5に人生振り回されてますわ、ほんま。

2012/09/30

  日曜版からは長く遠のいていたが、久々に復帰を果たした。ますますのご声援よろしく。

 導入以来、皆勤賞でWIN5ばっかり買っているので、鞍替えさせてもらって光栄である。過去に200万級などの小物は引っ掛けたが、2億円はその百倍だ。見上げれば首に激痛が走るほど高い山ではあるものの、能動的に2億当てられるギャンブル、真剣になってもいいだろう。よって、タイトルも大きく出た。

 何と言ってもこの馬券の魅力は、全国の馬券師が、胴元によって指定された同じ土俵でガチンコ勝負できる点に尽きる。泣き言は無用。メラメラ燃えるのである。

 日頃はチームで共同購入していて、大金を毎週突っ込むことは物理的に不可能なことから、600点前後買う「大潮日」と200点前後買う「小潮日」を交互に繰り返して勝負している。当欄でもこのコンセプトで買い目を決めたい(番組の難解さ次第で勝手に大潮日を続けることもある)。

 また、タイトルにちなみ、その日、肝になる穴馬を「容疑者」として指名し、お役に立ちたい。

 さあ、一日も早く2億円を炸裂させ、立派に死んでみたいと思う。

※来週から北野義則のサンスポ関西コラムは日曜版に移動します!

2012/09/22

 不肖、私、北野義則、来週から日曜版に移動し、「実録 二億円事件簿」というコーナーを新設、WIN5予想に加えていただくことになった。地獄の沙汰からは3連単でもはい上がれず、読者に大迷惑をおかけしたが、今度こそ、乞うご期待!

 新タイトルは業界諸氏からの多数の応募の中、式部という弟子の作品が採用。賞状と金一封を授与…するわけもなく、栄誉だけで十分である。

 木曜日、その打ち合わせのため産経新聞社へ。久々だったので手土産でもと思い、隣接のスーパーを物色。切り分けられたメロンを見つけて購入する。見るからに千円しそうな品が、何と298円である。2パック買って手渡したらT村レース部長にえらくお礼を言われ、シメシメと思って帰宅途中、値札を剥がし忘れたことに気づいてしまった。大恥っ。

 億単位の配当をガ~ンとゆわし、タイガースを押し退けてサンスポ1面の見出しになってやる。そして配当金で、今度は正真正銘、千円のメロンを差し入れることをここに誓います。

2012/09/15

 阪神の金本が引退を表明して大ショックである。ボクに相談してほしかったなあ。代打でもやれるし、併殺打が多い新井貴浩に「全力で走れっ」とベンチから声を掛けてくれるだけでも1点違うのに。

 彼はフルイニング出場のことより、1002打席連続無併殺打という記録のほうを誇りに思うと言った。偉い。常に全力疾走。それこそが本物のプロなんだよと、これは彼の苦言である。仕事で手を抜く奴は彼の爪のアカを生で食らうべきだろう。煎じるのも失礼だ。

 何と言っても今の若者にかみ締めてほしいのは「2割3割の喜びを追い続けて、7割8割苦しんだ野球人生だった」という名言である。

 ちょっと苦しいことがあったら、「辞めます」。何ぬかしとんねんっ。こちとらえらい迷惑じゃ。「社風がボクには合いません」。お前が合わせろよっ。「お前の人生や。自由に生きなさいと親に言われました」。親、連れてこいっ。

 ついでに、1勝の喜びのために19敗する、金本より壮絶なボクの馬券人生も見習いなさい。

2012/09/08
 代表に細野を担ぎ出そうとした民主党にはあきれて物も言えん。「顔」だけで国民が投票すると思っているのである。これを恐れた自民も自民だ。お前ら全員、馬に顔でも踏まれて出直せと言いたい。

 細野に対し、「今は自分の職責に専念したいと言え。なぜなら、君の職責は国民が一番注視している『復興』だからである。そのほうが断然、株が上がり、最後に笑えることぐらい、気づけよ。モナと不倫するぐらいの平凡で軽薄な君では、気づかんか。ならばいっそ、水前寺清子あたりと不倫して根性見せろよ」という手紙を用意していたが(読んでくれるかどうか知らんが)、どうやら気づきよったようだ。

 水前寺清子で思い出したが、彼女の歌に「三歩進んで二歩下がる~」というのがあった。政治家こそ肝に銘じるべき名言である。焦るなよ、お前ら。損して得取れっ。

 参考にボクの馬券を見ろよ。毎週毎週、損ばっかりしてるが、得を取る手段として、わざと負けているのである。素人とは次元が違うのだ。

2012/09/01

 先週、WIN5をまたまた超ニアピンで外してしまい、まだ立ち直っていない。

 3人で集まって各自が各レースに3頭ずつ勝ち馬候補を出し合ったのだが、その中に3800万の正解があったのである。しかも、1発目のニンジャ、2発目のシルクドリーマー(ともに7番人気)などの穴馬には2票ずつ入り、3~5発目も的中。

 なのに、だ。票が重なった2発目のシルクを、小倉の1発目をたくさん買ったあおりで、最後の最後に切ってしまったのである。昨秋、天皇賞で2票入ったトーセンジョーダンを最後に切り、1億6千万をスルリと逃がして以来のダブル・フォールトだ。もう死ぬ。

 フシギなもので、当日より実感が湧く翌日が一番苦しく、ゲロ吐いた。

 それでも昨日、また3人で反省会。第三者委員会(競馬誌の編集長ら)に外れた買い目表をFAXし、どうすれば獲れていたかを検証させて、報告書まで出させての大騒動である。皆、災難だ。

 競馬のせいで、ボクは既にゾンビである。何度も生き返ってやる。

2012/08/25

 だんだんやる気が失せてきたのだ。WIN5のことである。先週は待望の億超えとなったのに、こちとら、3人チームで625点張りしてボウズだ。ただの1レースも当たらないのである。億を狙う資格すらないのだ。

 1発目でハズすとあとが退屈なので、当然、3連単に手を出す展開に。しかし、WIN5ボウズ野郎に3連単が当たるわけもなく、傷口を広げて瀕死の重傷である。

 当日の晩は淀川でランニング。月曜の晩はビリヤード場で白玉に怒りをぶつけて突きまくり。火曜の晩は映画のレイトショー2本立て。水曜の晩は淡路島で穴子釣り。明石海峡の天然穴子を8本釣り、自分で開いて蒲焼と天ぷらに。最高の味わいで、ここでやっとこさ先週のストレス解消。

 毎週、こんな具合である。馬券でやられ、その発散のため毎晩散財するという逆黄金生活。そいでもって土曜の晩、暑いし金ないし会社も儲からんし、やっぱりWIN5で1億しかないか…となるわけである。この超悪循環地獄に、誰かクモの糸垂らしてちょ。

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