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競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」「WIN5 実録 二億円事件簿」アーカイブ
サンケイスポーツ関西版に競馬コラムニスト・北野義則が書き下ろしたコラム「地獄の沙汰も3連単」「実録 二億円事件簿」のアーカイブ。よろしく! 本編サイト「北野義則の秘密の館」ではシークレットメンバー募集中。よろしく!! http://www3.ocn.ne.jp/~manbaken/
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2013/02/24

 今流れている宝くじのCMが、我々に重いテーマを突きつけてくる。

 主人公のサラリーマンは仕事熱心で、道端のゴミも拾ってゴミ箱に。つき合いでクラブに行くことはあっても、女とデレデレ遊ばない(遊び人のキムタクはミスキャストだが、まあいい)。そして彼は、ひたすらマジメに生きるボクに、どうか神様、当てて下さい5億円~と祈るのである。

 違うと思う。宝くじとは文字通りクジであり、偶然当たるのだ。当人の性格や日頃の行いと、当選番号は連動しない。働きながら懸命に両親の介護をする孝行息子も、甘っちょろい両親に育てられた放蕩息子も、マリア様のような女性もバカ女も整形美女も、購入枚数が同じなら、当選確率も同じなのである。

 これは実に嫌なものであり、購入者は、自ら理不尽ワールドに足を踏み入れるに等しい。つまりCMのマジメな彼は、宝くじなどという濡れ手で粟のギャンブルに手を出すべきではないのだ。神様は金どころか、罰をお与えになるだろう。

 いらつくWIN5も、もう最後の手段だ。極悪人になってやる。そして不公正に理不尽に、2億円当ててやるのである。

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2013/02/17

 IOCが五輪競技からレスリングを除外する勧告を出し、激震が柔道からレスリングへ波及。どこの協会も油断ならない状況である。レスリング協会は何も悪いことはしておらず、もちろん慢心もしていない。日頃の媚びへつらい不足が除外の一因というのなら、IOCはクソ食らえ団体だ。

 観客数や視聴率などといった人気指標や、放映権料や広告料などといった金銭問題と競技の種類をリンクさせること自体が愚行であり、それは五輪精神から逸脱する。なのに、五輪をビジネスや裏金のタネと位置づけ、計算づくで競技の入れ替えを発生させている腐れ理事どもが幅を利かせる現状に、誰も口を出さないのが情けない。

 東京も他国も立候補をやめればいいのだ。ヨダレ垂らし委員どもの接待費が省けるばかりか、どこも手を挙げなければIOCのほうが慌て出し、開催地探しに金を持ち出す事態になって愉快なのだ。協会には、今後も一切媚びるなと言いたい。

 五輪に競馬がないのが不思議である。世界の名馬と騎手が一堂に会して疾走する姿は壮観だろうに。もちろん指定5レースの勝利国を当てる「ゴリン5」も売りなさい。

2013/02/10

 AKB48の峯岸が男とお泊まりし、公式HPで丸刈り謝罪をした。瀬戸内寂聴さんならいざ知らず、かなり痛々しい。見せしめなのだろうが、関係者の良識を疑うのだ。

 恋人はファンなんだから恋愛は御法度という発想は普通だが、ビジネス上、分からんでもない。しかし、彼女はもう大人だ。相手も妻子持ちではない。好きな人と性交渉して、何が悪いのか。某柔道家がやらかした未成年の学生を泥酔させてのそれとは、クオリティが違うのだ(技術面のクオリティは知らんが)。

 ボクなら恋愛アイドルを売り出す。SEX48。一定期間内にお泊まりしないと丸刈りにされる厳しいチームである。草食系と呼ばれ、恋愛もできん昨今のヤワな男子の刺激になるし、そもそも、刺激しないと国家の危機だ。素敵な恋愛を見せびらかすアイドルの出現が急務なのである。

 かつて競馬番組で「宝塚記念でツルマルボーイが来なかったら、頭をツル丸ボーイにする」と宣言したことがある。来てくれて助かったのだ。

 外れたら、丸刈り。馬券予想には、そのぐらいの覚悟が必要であろう。丸刈りしたところで誰も見てくれないけど。

2013/02/03

 高校体罰でもめている最中に、柔道の園田監督問題が浮上。時代は一気に「暴力」である。まだ2月だし、今年の漢字が「暴」になる可能性は薄い。どうでもいいけど。

 まだまだ芋ヅル式に出てくるだろう。スクープされる前に公表するが、ボクだって経験者だ。もう15年近く前になるが、あまりの演出ミスにブチ切れて、スタジオで生放送のCM中に、2人の若手ディレクターを蹴り倒したことがある。早くやり直せっとイラついて蹴りを入れたわけだが、それで転倒しているのに、上からさらに蹴ったことは反省している。

 ボクは放送の現場=修羅場であると認識していて、全力を尽くさないヤツは許せない。ただ、力を認めてるからこそ凡ミスが許せなかったのであって、猿だとわかっているADには怒らない。そういう連中は、程なく辞めていくものである。

 しばらくブームにはなるが、「暴力」をひとくくりにするのは間違いである。愛のムチというのは、絶対にある。そうでないと、競走馬のゴール前なんて見てられないではないか。あなただって今日も、もどかしい差し馬の騎手に「もっと叩けっ」と叫ぶだろうし。
2013/01/27

 降着の新ルールとやらで競馬がさらに難解になり、交通整理が必要だ。

 あのAJCCだが、まず、いい格好して肉眼で判断し、審議ランプを灯さなかったのは審判団のミスである。今回もミスと認めていないが、そこが格好悪い。審議は主催者による最低限の良心であるべきで、軸馬が不利を受けた時、少なくとも審判は見ていてくれて、審議をしてくれる。裁定はどうあれ、その事実だけでも、購買者のストレスは和らぐのである。

 トランスワープは外からもう一度来ており、あの不利は痛恨。致命的かどうかを着差から判断するのは大間違いであり、着差がついてしまったのは、まさに不利があったからに他ならない。

 斜行がなければ同馬が勝ったかどうかは、神のみぞ知る。つまり審判団は、いよいよ神の領域に踏み込んだわけだ。外国と違って精度や緻密さを求める日本のファンに、実力に疑問符がつく神様の裁定がそぐうのかどうか、ファンが「やってられん」となる前に、再考するべきだろう。

 ただ、そうはならないのが悔しいのだ。翌週、気がついたら売場の前にちゃんと立っているのである。やってられん。
2012/01/20

 巨匠・大島渚監督が亡くなった。昨年の藤本義一先生に続き、本当につらすぎる。

 監督はかつて、YTV「ザ・ワイド」の辛口コメンテーター。出演される曜日の台本担当がボクで、それは実に幸運なことだった。長くお世話になり、まだ青二才だったボクをサン付けで呼んで一人前に扱い、ボク発案の無茶企画も楽しんで下さった。イメージとは逆の、優しくて照れ屋で謙虚な方だった。

 ボクは米女優シャーロット・ランプリングの大ファンで、彼女を起用して撮った「マックス、モン・アムール」の秘話や「愛のコリーダ」をズタズタに検閲された怒り話も聞け、監督の気概に触れて、まさに尊敬した。

 雲仙・普賢岳の噴火現場レポートでご一緒し、土石流の下に町が一つあるという恐怖に耐えられず、監督と二人で足を震わせたことを昨日のことのように思い出す。ご冥福をお祈りします。

 誰が何と言おうと、自分の信念を貫く。監督のこんな生き様が、ボクに多大な影響を与えたことは言うまでもない。 誰が何と言おうと、来る馬は来る。馬券もその信念で買い続けるが、それは違うのかも…。
2013/01/14

 今日は娘の成人式で、馬券どころではない(一応頼んだけど)。晴れ着は1年以上前から準備。嫁ハンが着付けを教えている関係で娘も着物に詳しく、あれやこれやで、もう大変だった。

 かつて娘に投げ釣りを教えたら、飛距離を出してまっすぐ飛ばした。今までたくさんの初心者に投げ方を教えてきたが、のみ込みの速さでは娘が一番。最近はビリヤードを仕込んでいるが、これまた見事にまっすぐ飛ばす。花札とカードは手さばき抜群。早く麻雀も覚えたいと言っている。要するに、この娘は小型のボクなのである。

 したがって、馬券にも興味を示すだろう。これだけは阻止だ。たまに夫婦で競馬などという人がいるが、家族で2人以上が馬券を買って、よく生活が成り立つもんだと感心する。馬友のO君なんか、嫁サンと競馬場で知り合って結婚。その嫁サンがサイトで予想を開帳していて、これがまた、えげつない馬に◎を打つ美魔女馬券師である。

 娘も、大学を卒業したら1日500円程度なら許すかもしれない。いや1000円なら…。気がついたら「金は天下の回り物っ」とか言ってビシバシ張らせてたりして。
2013/01/13

 物忘れと忘れ物がます ますひどくなった。自信を持って言えるが、間違いなく、あと数年でボケる。その時はどなたか当欄の後任をよろしく。

 今年も「アレアレ会」の新年会が、お初天神近くにある和田アキ子経営の高級しゃぶしゃぶ店で行われた。高いの何の。ちなみに、隣は金本智憲のお好み焼店だ。みんな副業に忙しく、何かしら幻滅する。


 会はテレビ業界ベテラン諸氏の集まりで、「ほら、アレやん、アレ」と、ボケて何の名前も出てこず、アレを連発するなかで、アレの正体を推理し合い、正解が出た時、手を取り合って喜び合うというアホみたいな会である。

 「今度、あの店で飲も。あの店てアレやん、ほら、あの何とかいうビルの地下。何とかいう交差点の角のビルやん。あの交差点、ほら、あの何とか駅の南側の…」。

 「どこやねん!」手掛かりすらない時もある。

 先週末、梅田に出たまではいいものの、何をしに来たかまるっきり忘れた。症状は深刻である。仕方ないので馬券を買って帰り、討ち死に。「あ、これ、よう考えたらあの時のあの馬か」

 当たるわけがない。
2013/01/06

 正月早々、WIN5を2日続けて売りつけ、今度の成人式の日も売りつけるというではないか。5日間で4日もだ。ほんま、買わされる者の身になれと言いたい。

 年末に我が家のお嬢がジャンボ宝くじを買ってと言い出したので、ボロクソに却下してやった。ギャンブルというものはノートにコツコツとデータを取り、傾向を徹底的に分析したうえで計画的に緻密に買うもので、クジ運なんてものに明暗を託さず、能動的に当てにいくものだ。適当に行き当たりばったりで当てようなんておこがましい。毎週毎週、仕事もそっちのけでWIN5を買い続け、真剣に2億円に立ち向かうパパの姿勢を見習いなさいと、延々説教してやったのである。

 当たった話なんて聞いたことないから、見習いようがないとぬかしやがった。ついこの前まで、ボクお手製のウインナー山盛弁当を喜んで食べてた娘が、何を言うかっ。

 そらまあ、聞いてないわな。当ててないんだから。悪かったなあと言ったら、「今度、私がジャンボを当てて、ちょっとだけパパの資金に回したげるわ」だと。ほんまにスンマヘンなあ、甲斐性ナシの父親で。

 賀正。今年もさらっと読み流してもらいたい。

 年末のWIN5予想は散々のボロボロで、ほんま申しわけない。自分自身もボロボロになってるので許してねと言いたいところだが、実はここだけの話、中山の最終レース、ハッピーエンドCで130倍の馬単を1点で的中させ、えげつなく払い戻して再生した。このしぶとさで、今年は何とかしたいと思う。

 さて、年末年始は何をしたかと言うと、女子大生を梅田にパラパラと集め、ボク主催のヨーロッパ古典映画鑑賞ツアー。ドストエフスキーの「白夜」を観せて喫茶店でトーク会を開いたところ、一同、「意味わかりませんでしたぁ」だと。胸が締めつけられるような恋愛映画で会心の選択だと自負したのに、まるでやり甲斐ナシだ。ケーキだけバコバコ食われてさっぱりである。

 年明けも、たまっていた学生たちの原稿を採点するという超マジメな人生。96人分の600字原稿を3テーマ分、読んでみなはれ。倒れまっせ。

 というわけで、若者のために必死のボクに、競馬の神さんも必ず微笑んでくれることだろう。ほんま今年はええ加減、微笑みなはれや、神さん。

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